サブカル好き内田理央、SNSの発達で時代は「普通になることを頑張らなくていい」

拡大画像を見る

一風変わったカルト作が似合うのは、サブカル好きを公言しているからか。女優でモデルの内田理央が出演する映画『リカ〜自称28歳の純愛モンスター〜』(6月18日公開)が話題だ。といっても内田が演じるのは、真っ当な女刑事。主演の高岡早紀が、自称28歳の謎多き女リカとして『ターミネーター2』ばりのダッシュを見せたり、『スパイダーマン』顔負けの壁登りを披露したりする。フジテレビ系連続ドラマとしてシリーズ化され、放送毎にSNSを沸騰させた『リカ』待望の劇場版。内田はそんな純愛モンスターのリカを追い詰める、警察官・青木孝子に扮している。

もともとドラマ版のファンだった。ゆえに「かなりヤバメの、最後は想像をはるかに超える衝撃的展開が待ち受けます。そんな劇場版でまさか私が女刑事としてリカと対峙するとは…。ワクワクしかありませんでした」と望むところで引き受けた。


リカを追うサスペンスフルな構成も見事だが、劇場版の醍醐味はハリウッド映画に対する挑戦状のような大掛かりなアクションシーン。表情一つ変えないクールな高岡扮するリカが、工場の外壁をスパイダーマンのようにはい回り、「シュッ!」と言いながら飛ぶ。


内田は「そのシーンが劇場版の肝かもしれません。クレーンに吊られた高岡さんは飛ぶのがお上手で、鍛え上げられた体幹にも感動しました。私たちの想像をはるかに超える超美しい姿勢で壁をよじ登りジャンプ。現場は拍手喝采でした。かなりレアなシーンを肉眼で見ることができて嬉しかった」と振り返る。


ついにリカを追い詰める場面だけに、撮影時はシリアスな感情が支配していたというが、完成版を目にしたときは「超ヤバイ!と大興奮」と声を弾ませ「なんともシュールというか、娯楽作として物凄く面白い場面。現場では刑事役の心情だったので『リカが飛んだ!…なんてことなの!?』と真剣に驚いていたのに。恐怖と笑いが絶妙にブレンドされたジェットコースターのような映画です」とエンタメとしての手応えがある。


内田はサブカル好きとして知られている。もしリカを襲名するとしたら?「今回は『ターミネーター2』と『スパイダーマン』を取り入れているので、残るは宇宙。もし私が二代目リカを襲名したら、『スター・ウォーズ』の世界でリカの怖さと凄さを表現してみたい」と内田からのジョージ・ルーカス監督へのラブレターになりそうだ。

かつてサブカル好きは“オタク”とのレッテルを貼られることが多かった。しかし近年はSNSの発達により、自らの属性をカミングアウトする人が多くなった。内田もその一人と言える。昨年始めたYouTubeチャンネルでは自らの趣味を全開にした動画も好評だ。

小学校低学年の時点で『ミイラの作り方』などの本を愛読していたという内田。「かつては自分のサブカル趣味を口にすると周囲から驚かれるなどの反応もありましたが、今は他人に好かれるために普通になることを頑張らなくてもいい時代。無理して興味のないものに対して頑張る必要はない」とありのまま時代の到来を喜ぶ。


しかし同時に「昔の『僕らだけのコミュニティ』という雰囲気があった時代も好き。今はサブカルといっても、もはやサブではなくなった感もあります。オシャレな人やギャル系の方が何かの沼にハマっているのを知るのも面白い。その一方で、かつての“オタク”という世界に対する懐かしさもあります」と筋金入りだけに一格言あり。一風変わったカルト作が似合うわけだ。



取材・文:石井隼人

撮影:稲澤朝博

ヘアメイク:野口由佳(ROI)

スタイリスト:ゴトウカナエ


関連リンク

  • 6/18 17:30
  • dwango.jp news

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます