原巨人、トラ追撃の狼煙は丸、梶谷の一軍帰還よりも小林誠司の気配り

拡大画像を見る

「やっぱり、小林」の声が、巨人のなかで広がっている。6月14日、ジャイアンツ球場で行われた一軍の全体練習で小林誠司捕手が精力的な動きを見せていた。

「同日、千葉ロッテが2日連続となるトレードの成立を発表、中日から加藤匠馬捕手を獲得しました。千葉ロッテは捕手不足に陥っていたので小林の獲得を狙っているとも予想されていたんですが」(ベテラン記者)

 小林にはトレード放出の噂が絶えなかった。今回の千葉ロッテと中日の間で成立した交換トレードで、「小林の残留」を確信した関係者も少なくないようだ。

「一軍練習には二軍調整中だった丸佳浩、梶谷隆幸両外野手も参加しています。丸は18日からの阪神戦、梶谷もそのあとの北陸遠征からの一軍昇格が伝えられています」(スポーツ紙記者)

 この日の一軍練習には、もう一人の若手も呼ばれていた。育成2年目の平間隼人内野手がセカンド、ショートでノックを受け、軽快な動きを見せていた。ファーム戦51試合に出場して打率3割2分1厘、翌15日、廣岡大志、若林晃弘が一軍登録を抹消されており、「近く支配下登録へ」とも予想されていた。

 その平間が「小林の存在感の大きさ」を引き立たせていたのだ。

「平間は緊張していました。その平間に近づき、声を掛けていたのが小林でした」(球界関係者)

 関係者によれば、平間を支配下登録へ推薦したのは阿部慎之助二軍監督だが、小林は二軍調整中、ファーム戦で好調だった平間を気に掛けていたらしく、そのころから面倒を見ていたという。

「小林は味方投手を立てるタイプのキャッチャーです。『オレに付いてこい』のタイプではありませんが、小林は気配りができ、チーム全体に目が行き届いています」(前出・同)

 平間が一軍練習で初々しくも声を張り上げ、原辰徳監督にアピールすることができたのも、「小林の気配りのおかげ」というのが周囲の評価だ。

 遅ればせながらではあるが、交流戦最後のカードとなる千葉ロッテ戦では今季初ヒットも放った。“トレード放出説”も消えたことで、小林が正捕手争いにまた名乗りを挙げてきそうだ。

 丸、梶谷の帰還はもちろんだが、小林が元気を取り戻したことが最大の補強となるだろう。

(スポーツライター・飯山満)

関連リンク

  • 6/18 6:00
  • アサ芸Biz

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます