中村憲剛が“ピピ”中井卓大との練習で得た発見「彼の中では日常」

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 現在はスポーツジャーナリストやパーソナルコーチ、そして川崎フロンターレクラブ特命大使でもある中西哲生氏がMCを務めるGinza Sony Park公式YouTubeチャンネル内の番組『哲GAKU』に、元日本代表で現在は川崎のFRO(フロンターレ・リレーションズ・オーガナイザー)を務めるなどしている中村憲剛氏がゲスト出演。約90分にわたり、サッカー談義を繰り広げた。

 川崎でプレーし、「14」を背負った共通項がある両者。川崎というクラブについてや、中村氏が現役時代、中西氏に具体的なアドバイスを受けた結果が即ピッチ上で反映された思い出話に花を咲かせる。中村氏は現役時に川崎で多く選手たちにアドバイスを送り続けた。5、6月の日本代表、U-24日本代表でも守田英正や田中碧など、ともにプレーした選手たちが多くプレーをした。特にボランチに対しては、「スムーズに動かないと僕が困るんですよ。各々ができること、できないことは違うから、『こうなったらいいのでは?』いうことと、そのもう少し先のうまく行った時の話をするようにしていて。あまりに多くのことを示してしまうとパンクしてしまう」と、声掛けのやり方を説明。

「主には立ち位置と横を向かないこと。サッカー選手で一番大事なことは前を向くことだと思っている」と話すと、特に田中について6月の代表戦でのプレーぶりは、「やっていることはフロンターレでやっていることと大差ないことが自信になっている。中間ポジションを取って、ちょっとプレスが来てもDFから隠れずに受ける。彼がやっているのはずっと間に顔を出して、前へ付ける、それができなければやり直す。それができれば、ストレスにならず、前の選手も前を向ける」と、川崎でのプレーが好循環をもたらしていると続けた。

 中西氏はこれまで、長友佑都などのトレーナーを務め、現在は久保建英や中井卓大といった選手たちに“中西メソッド”を落とし込み、指導を続けている。中井が帰国した際の練習で、中村氏に声をかけて一緒に練習したことを明かし、中西氏は「憲剛さんの息子さんのアイドルが中井選手ということもあって(笑)。失礼な話ですけど、オフだったのでお願いして、ひたすら三角パスをしました。そこからググっとよくなったんですよ。本物を見ながらやった方がいいと思い」と、中井の成長に効果があったと話す。

 中村氏も中井のプレーに「びっくりした」ようで、「当時は高校1年生くらいかな。レアル・マドリードと言えど、高1ですから三角パスは軽く出していたんですけど、どこまで止められるか気になって、試合中のくさびのような強いパスを出したら止めましたよね。それが彼の中では日常で。日常でそのスピードをやっていれば、日本の高校1年生でもできる。日本人だからできないではなく、環境でできるになるんですよね。彼が収穫を得るはずの練習が、僕が収穫を得ましたから(笑)。その発見は今も生きていますよ。親の威厳も上がり、いいことづくしでした(笑)」と、冗談を交えつつ、自身のスクールや、日本サッカー協会でJFAグロース・ストラテジストとして、登録制度改革に参画している活動への好影響があったとコメントしている。

 約90分間にわたる番組は無料で公開中。ほかにもU-24日本代表の試合を見ての選手の思考部分についてや、育成論についてなど、幅広く語っている。『哲GAKU』は毎月14日に様々なゲストを招いて生配信を行っている。

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