【ネタバレあり】映画「花束みたいな恋をした」の考察をまとめてみた 

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2021年1月29日に公開された大ヒット映画「花束みたいな恋をした」の感想・考察をまとめてみました!主演の菅田将暉・有村架純の自然な演技に注目しつつ、共感を呼んだポイントや、現代ならではの思わず頷いてしまうポイントを紹介します。自分の恋に当てはめても良し、時代の流れを感じるも良しです◎【ネタバレあり】

映画「花束みたいな恋をした」あらすじ

21歳、実家暮らしの平凡な女子大生、八谷絹(有村架純)と、同じく21歳で東京で1人暮らしをする大学生、山音麦(菅田将暉)。ある晩、偶然2人は終電を逃してしまい時間潰しに居酒屋に飲みに行くことになる。

飲みに行って話をしていると、同じメーカー、同じ色のスニーカーを履いていたり、好きな作家や映画が同じだったりして2人はすぐに打ち解け、意気投合する。趣味や共通点の多さに運命すら感じた2人は、同じ時間を過ごし、カップルとして同棲するようになる。しかしそんな幸せな日々も長くは続かず、麦の就職を機に少しずつ2人の歩幅がズレ始める…

考察①共感度120%のストーリー

本作品を見た方のなかで、どのシーンでも全く共感できなかったという人はおそらくいないだろう、というくらい共感を呼ぶポイントがいたるところに散らばっていました。

共感できる映画だからなんなんだ、と言いたくはなりますが、あえて映画の登場人物を俯瞰してみると、自分の恋愛や経験を重ね合わせたりしませんか?その点で、自分ってこんな感じだったなあと回顧するにはちょうど良すぎる作品です。自分の恋愛や考え方を振り返るにも良いかもしれませんね。

そこで、改めて以下に(不覚にも)共感し(てしまっ)たシーンをまとめてみたので、うんうんと頷いたり、そこは共感しなかったなーと見ていただけたら嬉しいです。

1.意中の相手がいないときの飲み会

意中の相手がいないときの飲み会やカラオケが、あまり楽しくなかった経験はありませんか?その人を100%目当てで行くわけではないのですが、少し期待して行ってみて、いないとわかると地味にショックを受けますよね。また、気づいたら全く興味のない相手や話を聞かされていたり…

2.同じ趣味や共通点があると運命を感じる

同じ音楽・同じ映画が好きで、さらには同じ服のセンスだったりすると、「あれ、この人と気が合うかも」と思うだけでなく、「この人といると楽しい」「これって運命かも」と思ってしまう人は少なくないはず。この経験が背中を押して、恋に発展した人も多いのではないでしょうか?

現にマッチングアプリでは趣味・思考を登録する欄があったり、それをきっかけに話したりするなど、統計学的にもあながち間違いでもないのかも…?(統計は取っていません)

3.この時間が一生続けばいいと思う

カップルになって思うことは「この幸せな時間がいつまでも続いてほしい」という淡い幻想。本作ではカップルになった2人は就職活動や親の反対?という最初の壁にぶち当たりますが、なんだかんだ(幸せパワー・2人でいれば何も怖くない精神)で乗り越えます。

世の中には幸せパワーでなんでも乗り越えていくカップルもいますが、それはきっとこの「このラブラブで幸せな時間が続いてほしい」という想いの現れでしょう。彼らは本当にすごい…

4.続く親の心配

先ほど挙げた「幸せパワー」全開で生きていると、必ずと言って良いほど親の小言が横槍のように突き刺さってきます。絹の親も絹が幸せならそれで良いはずなのに、やっぱりどこか心配で、フリーターということを理由に「そのままではまずい」と注意します。
これくらいの年齢なんだからそろそろ親離れしたいのに、大人になっても親から心配されるということもよくありますよね〜。

5.周囲の交際環境が気になる

カップルになってラブラブなのは良いことですが、だんだんと周りがどんな付き合い方をしているかが気になってきますよね。週に5回会っている自分たちは多すぎなのか、少なすぎなのか。お揃いのものを持っていない自分たちは変なのか。など比べても仕方がないことなのに、どうしても周りを見てしまう。

時期を見ずに結婚を急いでしまったり、柄にもなく記念日を祝いすぎてしまったり、周囲と比べて自分たちを見失うような付き合い方はしたくないんですけどね…

6.友人の結婚式が何かのきっかけ

絹と麦の共通の友人の結婚式に出た2人は、その日をもって別れることを決意しましたよね。前々から決めていたことだったのかもしれませんが、友人の幸せな花嫁・花婿を見ていると、「自分たちはこんな幸せになれるのだろうか」と疑問に思ったのかもしれません。

実際に交際中の相手がいる時の結婚式なんかは特にその相手との結婚はどうなるんだろうと考えてしまったりして、先の見えない相手なら別れの決断をすることもありそうですよね。他人の幸せな姿を自分に置き換えて、それが何かのきっかけになっていたりして。

考察②人生が変わる瞬間の「仕事」

本作では主に「仕事」「転職」で2人の生活に変化が訪れます。 ラブラブで仲良しだった大学生の2人でしたが、卒業し共にフリーターになる道を選ぶと、絹の親は絹に故郷へ帰ってこいと言い、麦はやりたかったイラストを続けますが、「2人の生活を安定させるため」別の業界の企業へと就職を決意します。

就職がきっかけとなり、麦は共通の趣味に時間を費やすことができなくなるだけでなく、好きなイラストすらできなくなってしまいます。そして絹のことを「学生気分でいる」と考えるように。完全に仕事人間となりました。

仕事人間が良い、悪い、というわけではなく、「仕事で人は変わり、価値観も変わり、人生も変わることがある」ということを本作品では意味しているんだと思います。

結果的に、絹もやりがいのある仕事へと転職をしようとすると、麦は「(家庭に入って、無理に仕事をしないでやりたいことをやればいい)結婚をしよう」と言い、絹はあきれてしまいます。仕事への価値観も人それぞれですが、本作での2人は「仕事」に対する考え方・タイミングが合わなかったのでしょう。

麦はイラスト(やりたいこと)で稼げなかったという挫折を経験しているが故、絹に「仕事は遊びじゃないよ」と厳しい言葉を投げましたが、やりたいことにチャレンジしたい絹にとってその言葉は興醒めそのもの。こうゆうとき、ありますよね〜。

考察③情まじりの5年目

就職をきっかけに共通の趣味に割く時間を失っただけでなく、同じ時間を共有することも減ってしまった絹と麦。 仲良しでラブラブだった同棲1.2年目からだんだんと大人になり、将来のことを真剣に考え始めるようになったり、不安になったり…

お互いのことを嫌いになったわけではないのに、以前のようなラブラブ感がなくなっただけで不穏な空気にすらなってしまいます。絹は仕事によって変わってしまった麦を寂しく思うようになり、麦は学生時代と変わらない絹にもどかしさを感じます。

それでもこの2人が別れるという決断をしないのは、「まだ相手のことが好きだから」でしょう。そして「好きだった過去の時間」を忘れることができずに、相手が変わっていく、または昔に戻ることを望み続けているからです。

「好きだけど、今はなんかうまく行っていない」という状態の5年目の同棲は、情で繋がれていただけの関係だったのですね。結婚を考えずに同棲をし始めると、将来を考えることができずだらだらしてしまう、という噂話は本当なのかもしれません。

そして別れを決意した後の方が、なぜか話が噛み合ったり、笑顔になったりできてしまうのも、真にまだ相手を人として好きだからということだったりして。(考察です。)

あなたにもきっと何か引っかかるはず!

映画「花束みたいな恋をした」は単なる恋愛映画ではなく、誰にでも少しは経験があるようなシーンや心情、自分に置き換えて考えさせられる場面など、とっても興味深い純愛ストーリーです。本作をみて、過去の出来事を振り返るもよし、今の恋愛に置き換えるもよし、将来の相手選びや相手への振る舞いを勉強するもよしですよー!ぜひ一度ご覧ください!

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  • 6/13 18:00
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