映画「オーシャンズ」シリーズを徹底解説!基となった旧作含め、各作品を紐解く!

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映画『オーシャンズ』シリーズは、1960年に公開した『オーシャンと十一人の仲間 』のリメイク作品として、『オーシャンズ11』が2002年に公開したシリーズ作品です。現在では、主人公を変えて、『オーシャンズ8』が最新作として公開。そんな『オーシャンズ』シリーズを徹底解説していきます!

映画『オーシャンズ』シリーズについて

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映画『オーシャンズ』シリーズは、2002年に公開した映画『オーシャンズ11』をベースにシリーズ化している作品群の総称。
2005年には続編となる『オーシャンズ12』、2007年に『オーシャンズ13』が公開されています。
2018年には、『オーシャンズ11』のリメイクにして、リブート、スピンオフ、第四弾とも言える続編『オーシャンズ8』が公開。
さらには、2002年の『オーシャンズ11』は、1960年に公開していた『オーシャンと十一人の仲間』のリメイクになります。
旧作の『オーシャンと十一人の仲間』は、フランク・シナトラが主演。
シュールなラストシーンが傑作で、当時のオールスターキャストが話題となっていた作品です。
そして2001年版も、ジョージ・クルーニーを主演にブラッド・ピットやマット・デイモン、ジュリア・ロバーツなど豪華出演陣が話題に。
アクション映画的ストーリーなのに、ド派手なアクションが一切出てこない作品として、高い評価を獲得しています。
さらには、豪華キャストにスタイリッシュで渋い音楽にも注目が集まっている、新たなハードボイルド的作品とも称されていました。
『オーシャンズ』シリーズの代名詞でもある11から13までは、スティーブン・ソダーバーグが監督を務め大ヒットを記録。
『オーシャンズ8』は、『ハンガーゲーム』のゲイリー・ロスが務めており、スティーブン・ソダーバーグは、ジョージ・クルーニーと共に制作に名を連ねて、プロデュースにまわっていました。
ハリウッドらしい華やかさ溢れるラグジュアリーと、スリリングな展開が好評となるシリーズ作品、それが映画『オーシャンズ』シリーズの特徴です。

映画『オーシャンズ』シリーズ全作品解説

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いよいよ、次ページからこれまでの映画『オーシャンズ』シリーズの各作品を解説していきます。
旧作である『オーシャンと十一人の仲間』は、基となる作品なので、時系列的には全く関係のない物語ではありますが、リメイクとなった11からの4作品は公開順が時系列となるシリーズです。
そんな劇場公開作品、4作品プラス旧作となる5作品を解説していきます。

映画『オーシャンズ11』

映画『オーシャンズ11』は、配給のワーナーとスティーブン・ソダーバーグ監督により、フランク・シナトラ主演の1960年公開の映画『オーシャンと十一人の仲間』のリメイク企画を2000年ごろにスタートさせます。
この企画当初から、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツの3人をメインキャストに据えていました。
ジャンルはいわゆるケーパー映画と言われるもので、犯罪映画のサブジャンルのひとつで盗賊もの。
計画のため、仲間を集めて大仕事をやり抜くという、いわゆる典型的なストーリー軸になっています。
このジャンルの起源は日本の映画『七人の侍』とも言われており、ハリウッドでは1950年代に確立されたジャンルの一つです。
監督のスティーブン・ソダーバーグは、前年に公開されていた2本の映画で非常に高い評価を獲得しており、注目を集めていました。
そんな中で製作された『オーシャンズ11』は、多額の資金を使いド派手にアクションをする傾向にあったハリウッド映画に風穴を開け、ドンパチやらなくても素晴らしい映画を作れることを証明させ、新たな潮流を作ったとされる作品です。

あらすじ

ダニー・オーシャンは、4年の服役を終えて、無事仮釈放となる。
出所したとはいえ、仮釈放の身。
しかしその規則を破り、すぐさま行動を起こす。
彼は計画のため、まずはロサンゼルスに行き、相棒とも言えるラスティを誘う。
欲しい人材を集めに回り、難攻不落のラスベガスの3大カジノ「ベラージオ」「ミラージュ」「MGMグランド」のお金が集まる地下金庫を狙う算段を練り始める…。

作品情報

オーシャンズ11

オーシャンズ11

2001年/アメリカ/117分

作品情報 / レビューはこちら

原題:Ocean's Eleven
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:テッド・グリフィン
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ドン・チードル、ケイシー・アフレック、アンディ・ガルシア、ジュリア・ロバーツ
公開:2002年2月2日
時間:116分

映画『オーシャンズ12』

前回の大ヒットを受けて製作された続編、『オーシャンズ12』。
前作の豪華キャストに加え、ヴァンサン・カッセルとキャサリン・ゼタ・ジョーンズが加わり、舞台が欧州へと移ります。
11人から12人は、前回のメンバーに加え、ダニーの奥さんになったテス(ジュリア・ロバーツ)が加わります。
カメオ出演でブルース・ウィリスが本人役で登場するなど、細部に至るまで豪華な演出は要注目です。
今作の注目は、ダニーらについにライバルが登場すること。
怪盗ナイトフォックスと名乗る、いわばアルセーヌ・ルパン的存在。
今作は、前作以上にコメディ的要素も強まっているのも特徴のひとつです。

あらすじ

前作から数年後、ダニー・オーシャンをはじめとする仲間達は、それぞれに各々の道に進んでいた。
しかしそんな彼らに、前回の被害者であるテリー・ベネディクトから盗んだカジノの金を金を利子つけて返せと言われてしまう。
使ってしまった分と利子の不足分を補うため、それぞれの生活を守るため、ダニー・オーシャンら仲間達は、再び大仕事へと取り掛かることに。
期限までに大金を稼ぐため、ターゲットは欧州へ。
アムステルダムで仕事をするが…お宝は挑戦状へとすり替わっていた。
その挑戦状の主は、欧州を主戦場にする怪盗ナイトフォックス。
期限が迫る中、敏腕捜査官イザベルにも目をつけられ、時代は混迷を極めていく…

作品情報

オーシャンズ12

オーシャンズ12

2004年/アメリカ/125分

作品情報 / レビューはこちら

原題:Ocean's Twelve
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:ジョージ・ノルフィ
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ドン・チードル、ケイシー・アフレック、アンディ・ガルシア、ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ヴァンサン・カッセル
公開:2005年1月22日
時間:125分

映画『オーシャンズ13』

シリーズ3作目となった『オーシャンズ13』は、これまで宿敵だった存在のアンディ・ガルシア演じるテリー・ベネディクトが仲間になるというまさかの展開にサプライズとなり、好評を博しました。
それを凌ぐ存在で、見事にアル・パチーノが悪役を演じきり話題となっています。
今回は、ジュリア・ロバーツとキャサリン・ゼタ・ジョーンズは登場せず。
しかし、舞台が再びラスベガスとなっており、死んではいませんが仲間の仇を討つ弔い戦とも言える大仕事は爽快な結末に好評を獲得しています。
2作目は、コメディ路線を強めたために評価は伸びませんでしたが、原点回帰を果たしたこの3作目は、h再び高い評価を獲得している、ケーパー映画の名作のひとつです。

あらすじ

ダニー・オーシャンの仲間の1人、ルーベンは資金提供をしていた信頼の厚い存在。
しかし、そんな彼が強欲で悪名高いバンクと手を組む。
ダニーはやめとけと忠告するも、案の定、ルーベンが所有していたホテルを強奪されてしまうのだった。
そのせいで、病床へと追いやられてしまう。
ダニーは、そんなルーベンを見かねて、引退したはずの裏家業を行うため、再び仲間達を招集する…

作品情報

オーシャンズ13

オーシャンズ13

2007年/アメリカ/122分

作品情報 / レビューはこちら

原題:Ocean's Thirteen
監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:ブライアン・コペルマン、デヴィッド・レヴィーン
出演:ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ドン・チードル、ケイシー・アフレック、アンディ・ガルシア、アル・パチーノ、ヴァンサン・カッセル
公開: 2007年8月10日
時間:122分

映画『オーシャンズ8』

2018年に公開したシリーズの最新作となる『オーシャンズ8』。
本作は、一応ストーリー的には地続きになっているものの、位置付け的にはスピンオフ作品。
しかし、ストーリーは『オーシャンズ11』をなぞっている展開のため、リメイクでもありキャストを一新したリブートとも言える1作。
全シリーズの代名詞とも言える2人、スティーブン・ソダーバーグとジョージ・クルーニーは製作にまわり、監督・脚本はゲイリー・ロスが務めています。
キャストを女性メンバーに変え、華やかなファッションが注目を集めた展開が、今も大きな戦列を残している作品。
ヴォーグ編集長、アナ・ウィンターがニューヨークのメトロポリタン美術館を舞台に主催するパーティー、「メット・ガラ」をモチーフに協力するなど、豪華なカメオ出演者も話題に。
サンドラ・ブロックとケイト・ブランシェットを主演に、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム・カーターら個性的なキャストが名を連ねつつも、リアーナやオークワフィナなど斬新なキャスティングで新鮮なハリウッド映画に仕上がっています。

あらすじ

デビー・オーシャン。彼女は、大怪盗ダニー・オーシャンの妹。
服役を終え、仮出所となる。
仮釈放の面接では、真面目に生きると言って出てくるも、当然それは嘘八百。
5年8ヶ月もの刑期の間、ずっと計画を練っていた大仕事をやり抜くため、デビーは仲間集めをし始める…

作品情報

オーシャンズ8

オーシャンズ8

2018年/アメリカ/110分

作品情報 / レビューはこちら

原題:Ocean's Eight
監督:ゲイリー・ロス
脚本:ゲイリー・ロス
出演:サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ミンディ・カリング、サラ・ポールソン、オークワフィナ、リアーナ、ヘレナ・ボナム=カーター
公開:2018年8月10日
時間:110分

映画『オーシャンと十一人の仲間 』

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1960年に公開した、フランク・シナトラ主演のケーパー映画『オーシャンと十一人の仲間』。
言わずもがな、歌手としても大成功を収めているフランク・シナトラに加え、ディーン・マーティンやサミー・デイビス・Jr.、ピーター・ローフォードら当時の大スターの豪華キャストが話題になっていた作品。
『オーシャンズ11』の基になっている作品で、計画を任されたオーシャンが、仲間を集めて計画を実行するという作品。
ラストのシュールな光景は、映画史に残る秀逸な名シーンのひとつです。

あらすじ

オーシャンは、ラスベガスでの計画があると誘われる。
その計画を任されたオーシャンは、第二次世界大戦を戦った仲間たちを集め、自身を含めた11人で大金を得るべく計画を着手する…

作品情報

原題:Ocean's Eleven
監督:ルイス・マイルストン
脚本:チャールズ・レデラー、ハリー・ブラウン
出演:フランク・シナトラ、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィスJr.、ピーター・ローフォード、アンジー・ディキンソン
公開:1960年12月25日
時間:130分

まとめ

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以上、映画『オーシャンズ』シリーズの全作品を紐解いてきました。
強盗をベースに、豪華キャストが集う人気シリーズで緻密な計画が肝となり、全作品通してラストの爽快な展開は白眉とも言えるシリーズです。
現在、更なる続編が望まれていますが、『オーシャンズ8』が想定していた稼ぎを得られていないことなどを理由に、続編企画は存在していましたが結果として動きはみせていません。
『オーシャンズ11』からの4作品は知ってて、みたこともある人が多いと思いますが、その原作とも言える『オーシャンと十一人の仲間』も、素晴らしい作品ですので是非チェックしてみることをお勧めします。
まさかのサプライズが待つ、シュールなラストは必見です!

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