なでしこ高倉麻子監督、五輪を前に最終選考の難しさを明かす「悩みどころはピーク面」

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 なでしこジャパン(日本女子代表)の高倉麻子監督がオンライン上で取材に対応した。

 なでしこジャパンは、10日に『エディオンスタジアム広島』でウクライナ女子代表と国際親善試合を、13日に『カンセキスタジアムとちぎ』でメキシコ女子代表とMS&ADカップ2021を戦う予定だ。4月の国際親善試合、5月のキャンプを経て、東京五輪へ向けて雰囲気が高まるなかでウクライナ、メキシコとの試合を迎える。高倉監督は「細かい調整はゲームの中でやっていくことになりますが、攻守含め、様々なことが試合で起きるなかで、個々が変化をつける、行動を起こすところを見ていきたい。戦術的な部分で完成度を上げる部分と、そこだけではなく、個人がそこを破るようなところにも注目していきます」と述べた。

 五輪本番を目前に控え、今回の2試合は最後の選手選考の場としても重要だ。

「いつもそうですが、選手の顔は一人ひとり思い浮かべています。良いところを思い出しながら、それをいつもピッチで表現できているかどうかを考えていますね。チームを勝たせていく冷静な目を持ちながら、しっかりとした選考をしていきたい」

 一方、高倉監督は選手選考について迷っている部分もあるようだ。

「選手の特長は理解していますが、悩みどころは五輪にピークを持っていくところ。コンディションの良さ、僅差の試合を勝っていくメンタルの強さが求められます。やってくれると判断して呼んだものの、結局1カ月後にそこまでコンディションが上がってこなかったということもあり得るでしょうし、どうなんだろうという選手がここから上がってきて、最後のところで重要なピースになることもあるので、見極めが難しいと感じています。最終的には私の決断になりますが、日頃の生活での顔つきや意思も観察しながらの決断になると思います」

 ワールドカップの最終メンバー上限は23人なのに対し、五輪は18人。この“5人の差”も、選手選考に影響を及ぼしそうだ。

「難しいですね。23人連れていければと、毎日思っています。開催周期によって、チームの熟成や個人の部分のめぐり合わせもある。『みんなを選びたい』と思うなかでの18人。そこは私がサッカーというものに向き合い、勝ちにいくための選考をしたいです」

 果たして、高倉監督が五輪の舞台へと連れて行く18人はどのような顔ぶれになるのか。ウクライナ戦とメキシコ戦に、その答えがありそうだ。

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