高岡早紀が自称28歳を熱演「美魔女よりも魔性と呼ばれたい」

拡大画像を見る

「怖すぎて笑える」とSNSで話題となったドラマ『リカ』シリーズの劇場版『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』が6月18日より全国公開予定だ。本シリーズで主演を務める高岡早紀は、初のエッセイ本『魔性ですか?』の出版に加え、レギュラー出演中のドラマが2本と多忙を極める。現在芸歴34年。高岡早紀の現在地とは?

◆魔性と呼ばれた女優が芸歴35年を前に受け入れた変化とは

「今はいわば、人生の終盤に向けた大キャンペーン活動中ですね(笑)。この先、10代から今までの34年間と同じだけバリエーションに富んだ役がいただけるかといったら、そんなことないと思うんです。

 でも、20~30代の頃と比べたら、今は時間と心に余裕もあるし、子供が小さいうちは避けていた殺人犯役なども解禁して、“演じられない役はない”状態。まさにリカは今だからこそ演じられた作品ですね。

 ぶっ飛んだキャラクターには、初めは戸惑ったけど、久々に挑戦できる役だと思いました。がむしゃらに仕事に取り組んでいた時期を経て、最近はもっと楽しんでお芝居できるようになった実感があります」

◆年齢を重ねて縛られるものがなくなった

https://youtu.be/rILr1xKCzYA

 年齢を重ねて「縛られるものがなくなった」と語る高岡。気にならなくなったものの一つが、彼女にしばしば与えられてきた“魔性”のレッテルだ。

「“魔性”ってネガティブな言葉だったし、枕詞についていたら、取ってもらうくらいイヤだった。かつて“魔性”は男性からのジャッジだったけど、最近は女性を中心にイメージが変わってきた気がします。若さを保つ女性への褒め言葉に“美魔女”が登場したみたいに、“魔”の持つまがまがしい響きが、女性の中でミステリアスな魅力へ昇華したというか。

 私自身、ポジティブに捉えられるようになったのは30代中頃からですね。エッセイ本は、かなり内面をぶっちゃけていて『それでも私は魔性ですか?』って読者に問いかけるような内容になっています」

◆年齢なりの自分で良い

“美人女優・高岡早紀”という周囲のイメージをプレッシャーに感じたこともあったという。

「若い頃は、『ずっと完璧にキレイでいなきゃ!』みたいな思いがあって、シワひとつない美しさを保たなきゃいけないと思っていましたが、ある年齢まではできても、それをキープし続けるっていうのは無理な話。もちろん、キレイでいるための努力はするけど、年齢なりではあるし、今はそれでいいと思うんですよね」

◆美魔女よりも魔性と呼ばれたい

 映画『リカ』で、高岡演じる雨宮リカは、夫像、結婚像、家庭像に少女のような憧れと純粋さを持つ、自称28歳の女性だ。

「リカは変化を受け入れられない、歪んだキャラクターですよね。“美魔女”は若々しいことに対する褒め言葉かもしれないけど、時をむりやり止めようとすると、どうしても不自然な感じがして、実は私はあまり好きじゃないんです。私は“美魔女”と呼ばれるくらいなら、“魔性”と呼ばれるほうがいいかもしれない。

 時がたつと、自分だけでなく、いろんなものが変わっていきます。私がデビューした頃は、エンタメは男の世界でした。今はずっと働きやすくなったように感じます。心持ちもずっと自由になったし、変化も悪いことばかりじゃないですね」

【高岡早紀】
’72年、神奈川県生まれ。’19年にドラマ『リカ』で演じた純愛モンスター役が話題に。現在、『桜の塔』(テレビ朝日系)、『おかえりモネ』(NHK総合)に出演中。初のエッセイ本『魔性ですか?』(KADOKAWA)が発売中

<取材・文/小西 麗>


関連リンク

  • 6/7 8:45
  • 女子SPA!

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます