67歳のYouTuber。一眼レフ、GoPro、ドローンを使い分けて日常風景をアップ

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 厚生労働省の調べによれば50歳で「貯金0円世帯」は約37%に上る。このままでは老後破綻が必至な情勢だが、意外にも生き方一つで明るい老後を迎えられることが判明。60代でYouTuberデビューを果たした男性に、幸せに老後を生き抜く方法を聞いた。

◆「じいさんだってやればできる」67歳のシニアYouTuber

 少しでも生活費を稼ぐため、老後にできる副業はないものか。そんな中、近年注目を集めるのがシニアYouTuber。鹿児島県在住の「じっちゃん」(67歳)もその一人だ。

「面白くて、小遣い程度になるようなことをなにかできないかと仲間と話す中で、YouTubeの話題になりました。でも、いい年こいて顔出しは恥ずかしいとか、パソコンはわからないとか、否定的な声が多い。じゃあ、じいさんだってやればできることを証明しようと、試みとして始めました」

◆日常風景を一日1本アップ。アフィリで機材回りも充実

 一日1本の動画アップと1000人の登録者獲得を目標に、3年前にスタートした「じっちゃんチャンネル」は、自身の周りの日常風景を切り取った映像が中心だ。

「出かける先々にカメラを携帯して、いい景色だなとか心が動いたときに撮影しています。自宅からの生配信も、その場で思いついたことを話していますし。もはや撮影は、生活の一部ですね」

 とはいえ新しい撮影機材に触れるたびに四苦八苦しているそう。

「撮りたいイメージや撮影対象に応じて、一眼レフ、GoPro、ドローンなどを使い分けています。覚えることは多いですが、自分なりに勉強しながら頑張ってます」

◆チャンネル収入以外の収穫も

 そのかいあって、今やチャンネル登録者は2040人(5月22日時点)を超えた。ネット収入でレンタルサーバーやネット回線の費用を賄う。正直、副収入までには至っていないが、それ以上の収穫があったという。

「撮影先で老若男女の視聴者の方から『あ、じっちゃんだ!』と声をかけられることも多く、私の動画を見てYouTubeを始めた同世代の方からコメントをいただくこともあり、励みになっています。若者の元気で楽しい動画もいいですが、年を重ねたなりの知識や経験を生かした動画も、今後可能性は十分にあると思っています」

 遊興費にお金のかけられない節約老後人生に、シニアYouTuberという生き方はアリだ。

【シニアYouTuber じっちゃん(67歳)】
'18年6月にYouTubeで「じっちゃんチャンネル」を開設。海外に住む鹿児島県出身者の視聴も多く、四季折々を切り取ったなつかしい郷里の映像に涙する人もいるとか

<取材・文/松嶋千春(清談社)>

―[50歳[貯金0円男]の老後]―

【松嶋千春(清談社)】
様々なメディア媒体で活躍する編集プロダクション「清談社」所属の編集・ライター。商品検証企画から潜入取材まで幅広く手がける。

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