『電車男』山田孝之、『花男』小栗旬と映画『クローズ』現場で受けた不良からの“洗礼”

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 5月30日放送の『日曜日の初耳学』(TBS系)で、山田孝之(37)が林修(55)に俳優としての苦悩を語った。

 最近では、『闇金ウシジマくん』(TBS系)、『勇者ヨシヒコ』シリーズ(テレビ東京系)、『全裸監督』(ネットフリックス)など、クセの強い役を演じているイメージが強い山田。しかし山田は、2003年年放送の『WATER BOYS』(フジテレビ系)でドラマ初主演後、映画『電車男』、ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS系)など爽やかなイケメン主人公役ばかりを演じていたという。

 当時について山田は「事務所に入ってから22(歳)ぐらいまで、7年間ぐらい同じマネージャーだったんですけど、スターにしたかったんですね、僕を」「主演俳優、ずっと一生、主演のような」と語り、主演としての役は「普通なキャラクター」が多かったと振り返り、周囲には個性的なキャラがいるが主役はその個性に対し「受けの芝居」になると続けた。山田は、「自分から特殊なキャラクターを作って、しゃべり方から動き方から作ってアプローチしてく芝居がやりたいのに学べない」という不満があったと振り返った。

 そんな山田の転機となったのが、2007年公開の映画『クローズZERO』。それまでのマネージャーが代わって、自分のやりたいようにやっていいと言われていたことがきっかけで選んだのが、ずっと演じてみたかった不良の役だった。

 林が「実際に不良の役をやってみていかがでした?」と聞くと、山田は「怖かったっすね」「人殴ったこととかないのに、めっちゃ強い役だったから」と苦笑い。原作漫画が大人気でエキストラには原作ファンのリアルな不良が集ったといい、「小栗旬くんが主演ですけど、そのときの旬くんのイメージと言えば『花より男子』で、僕なんかは『電車男』とかなんですよ」「花男と電車男でクローズとかふざけてんじゃねぇぞ、この野郎みたいな、そもそもそんなテンションなんですよ」と告白、撮影現場で、不良のエキストラにあいさつを無視されていたという。

■ゴールデン帯連続ドラマへの出演が減った理由

 その後、2006年の主演ドラマ『タイヨウのうた』(TBS系)から、連続ドラマの出演が減っていった山田。山田はこの頃、ドラマの制作体制への疑問を感じるようになったと語り、「続編はそもそも嫌いだった」「ヒットしたから次やろうみたいな、急ピッチでなんとか脚本作ってやるみたいな、そういうものの作り方って嫌だなって思ってた」と告白。

 山田は「それまで(ドラマといえば)ゴールデンといわれる夜9時とか10時の作品が多かったんです。でもそこでの自分なりに制作体制といいますか、それに疑問を感じるようにもなってきてたんですよ」と、そのときの気持ちを説明した。

 連続ドラマは最初から脚本がそろっておらず、視聴者の反応を見てそれに応える必要があったからだが、山田は「役を作るって作業が非常に難しくなる」「そんなセリフ言うつもりでやってなかった、みたいな」と悩んだ結果、連続ドラマへの出演が減っていった。

 そんな中、テレビドラマに映画監督や映画俳優がかかわるようになり、低予算ながら工夫を凝らした面白いドラマが出始め、山田は「ここで何か面白いことができるかも」と深夜枠に注目。『闇金ウシジマくん』『勇者ヨシヒコ』シリーズへの出演につながったという。

 2011年に『勇者ヨシヒコと魔王の城』(テレビ東京系)の主演に抜擢されて以来、福田雄一(52)監督作品に携わることが増えた山田。福田監督の作品には、顔の出ない役やほんの少ししか登場しない端役でも出演しており、いつからかムロツヨシ(45)、佐藤二朗(52)とともに福田作品に欠かせない「福田組」と呼ばれるようになった。

 6月4日公開予定の映画『はるヲうるひと』でも山田は主演を務めているが、同作は福田組の盟友である佐藤が監督を務めている。最近ではいろいろなところで俳優の仕事を半分に減らし、自給自足を目標とした半農の生活を目指すというライフプランも語っている山田、俳優としての仕事の内容はより厳選されたものになっていくのかもしれない。

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  • 6/4 9:00
  • 日刊大衆

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