コロナ禍に急増“専門店”を謳う「ゴーストレストラン」の危うい実情

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 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて活況なフードデリバリー。そんな中で最近特に増えているのが、キッチンだけで実店舗を持たない”ゴーストレストラン”だ。ゴーストレストランは開業費が安く、コロナ禍でも手軽に出店できるとあって急増しているのだが、専門家からは危険性を指摘する声も上がっている。

「デリバリーに特化したゴーストレストランはコロナ禍の新たな形態として注目が集まっていますが、誰がどんな店内でどのように調理しているかがまったく分からないため、不透明性も強く、1つのゴーストレストランが『からあげ専門店◯◯』や『カレー専門店〇〇』『海鮮丼専門店』20以上の店名を使い分けてデリバリーをおこなっているといった報告も数多く寄せられているのです」(フードライター)

 1つのゴーストレストランが複数の店舗名を使い分けていても、「ウーバーイーツ」や「出前館」などネットで注文する利用者はそれを知るすべもなく、専門店だと思って注文した料理が実はまったくの門外漢が調理している可能性もある。また、フードデリバリーの宅配員によれば、「ゴーストレストランはアルバイトのような店員が調理していることもあった」という。

「昨年9月には165万人の登録者を誇る人気ユーチューバーのタケヤキ翔が、ウーバーイーツのオムライス専門店の住所を調べたところカップル用のホテルだったことが発覚し、さらにタケヤキが電話で確認すると、ホテル側がそこの調理場で料理を作っていることを認めたのです。この動画は48万再生を突破するなど大きな話題となりましたが、このような専門店を装ったゴーストレストランは少なくありません。もちろん、専門店が嘘だったというのも問題ですが、それよりも問題なのが、誰が作っているのか分からない点。宅配員の方のコメントにもありましたが、アルバイトが指示書を見て調理している可能性もあるのです」(経営コンサルタント)

 フードデリバリーを注文する際、聞き慣れない専門店で料理を頼む場合は注意が必要かもしれない。

(小林洋三)

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  • 6/2 10:00
  • アサ芸Biz

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