料理ができなかったからこそ今の私がある!【和田明日香の地味ごはん日記vol.1】

はじめまして!
料理家の和田明日香です。

このたび「地味ごはん日記」という連載を始めさせてもらうことになりました。
4月に発売したわたしの最新刊「10年かかって地味ごはん。」では、我が家のおかずをバランスよく集めてご紹介していますが、この連載では、日々のあれこれを、そのとき生み出したおかずとともにご紹介したいと思います。

そういうわけで「地味ごはん日記」なんてタイトルをつけたのですが、つまりは嘘も背伸びもなしの日常丸出しごはん、といったところ。
キッチンに立ちたくない日のことも、子どもの好き嫌いのことも、夫にダメ出しされたおかずのことも。
スーパーでご近所さんに会って、立ち話でもしてるような気持ちで書きますので、気楽に読んでもらえたらうれしいです。
どうぞよろしくお願いします!

▲「10年かかって地味ごはん。」より。

初回、ということで、もう少し自己紹介を。

わたしは東京生まれの34歳、おひつじ座の、O型です。
ちなみに、うちの家族は夫以外みんなO型という、大型、いやO型一家。
大型といえばそれもそうで、わたしは身長が169cm、小学校5年生の長女もクラスで一番背が高いそうです。

子どもは他に、3年生の長男と、1年生の次女がいて、それぞれ性格も食べものの好き嫌いもバラバラ。
好きな食べ物を聞くと、長女はお寿司、長男は卵かけごはん、次女はフライドポテトと、わたしが家で作らないものばかり答えてくるので、泣けてきます。

夫と結婚したのは11年前。
つまり、義理の母である平野レミとの付き合いも、11年になるわけですね。
ずいぶん図々しい嫁になってしまったんじゃないかと思いますが、そういえば結婚してすぐの頃から「あーちゃんは目も背も態度もでかくていいね!」と言われていたので、図々しいのは最初からでしたね。

結婚した頃は、料理どころか家事もまったくできませんでした。
結婚してしばらく経った頃「家のことは俺が全部やるんだろうと思って結婚したけど、意外とできるようになったね」と夫に言われたので、客観的に見ても何もできない人間だったのでしょう。

夫のその覚悟には頭が下がりますが、でも、やってみたら楽しかったんですね、専業主婦。
朝夫を見送り、洗濯と掃除を済ませて、昼ごろスーパーへ買い物に出かけ、帰ってきたらもう晩ごはんの支度。
そう、結婚したばかりの頃は、昼から晩ごはんを作り始めないと間に合わないほど、料理の手際が悪かったのです。

そもそもどんなおかずを作って、どう組み合わせたらいいのかもわからないし、レシピに“ささがき”、“ひたひたの水”、“面取り”なんてワードが出てこようもんなら、いちいち検索。

半日かけて作った餃子を、焼く時に大失敗して皮と身をボロボロにしてしまい、夫に「きょうはおかずがありません」と泣いて電話をかけたり、味見しすぎて途中から味がわからなくなってしまい、もういい!と鍋の中の煮物を丸ごと流しにひっくり返したり。

うまくいかない経験はたくさんしてきましたが、それが今のわたしのレシピづくりに活かされていることは間違いありません。

▲「10年かかって地味ごはん。」より。

料理がまったくできなかったからこそ、そして、自分なりのやり方やコツを見つけてきたからこそ、伝えられることがあります。
仕事をはじめた頃は「平野レミさんの嫁」として求められることに応えていましたが、今はそれに加えて、わたしだからこそできることはなんだろう?と自分自身に問いながら、仕事と向き合っています。

「10年かかって地味ごはん。」は、まさにその問いに対するひとつの答えになったような本です。
次の目標は「20年たっても地味ごはん。」を出すこと。
焦らず丁寧に、自分らしく、やっていこうと思います。

さて、今回は自己紹介だけになってしまいましたが、次回からは日々のお話とレシピもご紹介していきますので、ぜひまた覗きにきてください。
ご意見、ご感想、質問などあれば、こちらまでぜひお寄せくださいね。
それでは、また!

♦PROFILE♦
和田明日香(わだ・あすか)
料理家。食育インストラクター。東京都出身。3児の母。料理愛好家・平野レミの次男と結婚後、修業を重ね、食育インストラクターの資格を取得。各メディアでのオリジナルレシピ紹介、企業へのレシピ提供など、料理家としての活動のほか、各地での講演会、コラム執筆、CM、ドラマ出演など、幅広く活動する。2018 年、ベストマザー賞を受賞。著書に『10年かかって地味ごはん。』(主婦の友社)『子どもは相棒 悩まない子育て』(ぴあ)『和田明日香のほったらかしレシピ・献立編』(辰巳出版)など。

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