菅田将暉、松坂桃李らが呼びかけた「#NOMORE映画館休業」 都が営業再開に言及も「不平等」への疑念は晴れるのか

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『映画泥棒(ことカメラ男)』公式Twitterは昨年7月に映画業界を盛り上げるため自身が登場するCM映像を紹介して「#映画館に行こう」と呼びかけていたが、このたびの三度目となる緊急事態宣言下における状況には相当な危機感を覚えたようだ。映連の声明文には、国が一定の制約条件の下に映画館の営業再開を認めたのに反して東京都、大阪府等の一部自治体では「映画館は引き続き休業要請の対象」としたことに納得できないと訴えている。

東京都に「映画館の休業要請を継続した根拠」について合理的な説明を求めてきたが、未だに納得できる説明はないという。「人流の抑制」という観点から見ても他の集客施設やイベントと比較して「なぜ映画館だけが」という疑問は一般からも聞かれるところだ。休業状態が続けばスタッフや制作関係者の生活に多大な影響を及ぼすため、映連は強い危機感を持って「感染症対策に万全を期すことを前提に、6月1日からの営業再開を認めてほしい」、「感染状況に応じて、『映画館』の利用にやむを得ず制限をかける場合には、不平等に取り扱うことのないよう願いたい」と要望した。

そんななか『映画泥棒(ことカメラ男)』公式Twitterのつぶやきを俳優の松坂桃李がリツイートして「#NOMORE映画館休業 よろしくお願いします」と呼びかけたところ、「対策された映画館で黙ってスクリーンを見る映画館が休業とされる区分に納得できないですね。早くたくさんの作品が観たい人の元に届きますように」などの反響があり、菅田将暉がリツイートすれば「菅田くんありがとう。映画館勤務の者として感無量です。#NOMORE映画館休業」という声が寄せられた。また映画『男はつらいよシリーズ』や『武士の一分』(2006年)など数々の作品に出演している俳優の笹野高史は「映画みせて下さ~い。私も強く求めめる!! #NOMORE映画館休業」(原文ママ)と訴えていた。

さらに「#NOMORE映画館休業」とともに『君の名は。』(2016年)や『天気の子』(2019年)の新海誠監督が「あまりに理不尽です。映画だけではなく」、『凪待ち』(2019年)や『孤狼の血 LEVEL2』(2021年8月公開予定)の白石和彌監督が「映画館再開して欲しいです」とツイートすれば、映画『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督は映連の声明文を受けて「今回のような私権の制限は、我々の立場からすると、表現の自由の機会を奪う、違憲にすら繋がる問題です。今週が山場です…」と協力を呼びかけた。あるフォロワーは息子が通う学校で都内在住の同級生が「オレ達、るろ剣、映画館で見られるのかなぁ」と言うのを聞いて「なんか辛くなった」ことを話してくれたそうで、「子ども達、沢山我慢してます。諦めたこと沢山あります。せめて映画くらい行かせたいです」とコメントを寄せている。

他にもTwitter上では『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のファンから「絶対また会いに行くよシンジ君!! #NOMORE映画館休業」という声や、「#NOMORE映画館休業 ホントに不思議ですよね。なぜ映画館に休業要請が出てるんでしょう? 飲食もせず黙って前をみて鑑賞するだけなのに?」、「映画はいつも僕に勇気をくれました。映画館が再開されることを願ってます。#NOMORE映画館休業」といったつぶやきが飛び交っており、「桃李くんも菅田くんも事務所のこともあるんだろうけど、きっと本人が『自分達が発信することに意味がある』って考えてくれたんだろうな 100万人以上のフォロワーがいる分、いつでも使う言葉には気を使うし呟くには勇気がいることだと思うから、本当に嬉しい」という声も見受けられた。

政府が9都道府県の緊急事態宣言を6月20日まで延長すると決定したことを受けて、東京都の小池百合子知事が5月28日に会見を行い映画館や百貨店について時短営業など条件付きで営業を認めるよう調整していると話した。ただ映連が声明文で要望した1つ「感染状況に応じて、『映画館』の利用にやむを得ず制限をかける場合には、政府の基本的対処方針に沿った扱いをし、『映画館』を不平等に取り扱うことのないように各自治体にお願い致します」に関しては、「不平等」感のもやもやが解消されるにはもう少し時間がかかるかもしれない。

画像2枚目は『映画泥棒(ことカメラ男) 2021年5月24日付Twitter「映画館再開の要望について、映連が「声明文」を発表致しました。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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