アジア映画に特化した「おうちでCinem@rt」、劇場があるからこその強みとは

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なかなか“映画館に行けない“コロナ禍。数ある動画配信サービスが勝負を賭け、それぞれの特徴を前面に打ち出してしのぎを削る中、この3月に映画館主導の配信サービス「おうちでCinem@rt」が誕生した。

シネマートといえば、アジア映画、とりわけ韓国映画の紹介においては最も信頼のおける映画館の1つ。最新韓国ドラマやオリジナル映画ならNetflix、最近ではAmazon Prime Videoも力を入れ始め、U-NEXTでも独占配信作品を楽しめるが、シネマートが選んだ日本劇場未公開の映画や人気俳優の過去作品ならばお墨付き。そこで、「おうちでCinem@rt」の担当者に、サービスの魅力をたっぷりと語ってもらった。

アジア映画に特化した動画配信サービス



――「おうちでCinem@rt」はどんなサービスになりますか?

おうちでCinem@rtは、アジア映画(韓国・中国・台湾 etc)に特化した動画配信サービスです。特に韓国映画をメインに、シネマート新宿・心斎橋に次ぐ第3の映画館としてオープンしました。また、劇場未公開作品をおうちでCinem@rt限定の先行プレミアム配信(毎月2本)としてお届けしております。

検索機能としましては、タイトル・俳優名の他に国別表示、ジャンル(アクション・サスペンス・ラブストーリー・ホラー・ドラマ・コメディ etc)別に表示することも可能ですので、見たい作品がすぐに見つかるのも、他の動画配信サービスにない特徴の一つかと思います。


料金は都度課金制、TVODのレンタル方式になります。
先行配信1,200円(税込)※視聴可能時間、料金は作品によって異なります。
新作550円(税込)(視聴可能時間:48時間)
旧作440円(税込)(視聴可能時間:48時間)

――「おうちでCinem@rt」を始めたきっかけを教えてください。

シネマート新宿/心斎橋を営業する中、皆さまからのメール、Twitterなどのコメントで「なかなか映画館に行けなくなってしまった、行きたいんだけど…」というお言葉を頂戴する機会が増えました。

「いつもあんなに通っていたのに…」「今はなかなかいけないんですよね」と…。

そして同時にそのような状況の中、2021年でシネマート六本木(現在は閉館)、シネマート心斎橋とシネマート新宿の営業開始をしてから、15年が経ちました。この3館で上映されたアジア映画は、約3,000本以上。 また昨今では、シネマート新宿/心斎橋のみで上映している作品が増えております。お客様の中には、遠方からわざわざお越し頂く方もいらっしゃいます。


ですがやはり、このコロナの影響で劇場にお越し頂くことが困難な状況になり、どうすれば映像コンテンツを皆さまのもとへお届けができるのか? と考え、(株)エスピーオーは動画配信サービス「おうちでCinem@rt -いつでも・どこでも- 」を新たに運営開始することとなりました。

ずばり、コンセプトは「第三の劇場」です。

今後は、シネマート新宿/心斎橋のみで上映している作品をできるだけ早くにこの「第三の劇場」でも同時に配信をさせて頂く予定です。新宿や心斎橋には遠くてお越し頂けない皆さまや、おうちでの時間を楽しむ皆さまへ、「過去15年間で上映したアジア映画」や「もっと昔の作品たち」を、今後は少しずつ配信してまいりますのでお楽しみいただければと思っております。また、この動画配信サービスは日本で公開されていないアジア映画もご覧いただけます。

配信と劇場運営は「相互で補っていく」


――「おうちでCinem@rt」を開始して、どんな変化が起きましたか。

サービス開始(3月12日オープン)して2か月が経ち、難しい状況が続く中、劇場にお越し下さるお客様がいる一方で、おうちでCinem@rtをご利用になるお客様もある一定数いらっしゃいます。数多く動画配信サービスがある中、おうちでCinem@rtは特定のジャンル(アジア映画)に絞ることでより身近にアジア映画を感じて頂けるのではないかと思います。

もちろんご覧頂ける環境はお客様の自由ですので、昼下がりのカフェ、お風呂、トイレ、勉強の小休憩、電車の移動中など場所は問いません。お好きな時間、場所でご鑑賞いただけます。

ただこのサービスを利用するにはミレールアプリをスマートフォンにダウンロードし、新規登録(無料)する必要があり、日頃から動画配信サービスを利用する方でしたら問題ないのですが、初めての方には難しいと思う方もいるようです。対策としてはTwitterにてご利用案内をお知らせ、ご利用ガイドチラシを劇場に設置、劇場でマンツーマンでご説明、ご案内するなどできる限りの方法で少しずつ解消できればと考えます。

また劇場未公開作品を先行プレミア配信として行っております。劇場公開を迎えるまでに先行配信し、劇場にお越しになることが難しいお客様にご利用頂くことで、より多くのお客様にご覧頂けます。


3月は『愛の終わり、私のはじまり』、4月『ガラスの庭園』『鬼』、5月は『消えた時間』『あなたの頼み』が先行配信に該当します。6月以降も続々配信予定です。

――配信と劇場運営の両立について、お考えをお聞かせください。

おうちでCinem@rtオープンから2か月が経ち、少しずつですが認知されご利用頂くお客様も増えてきております。最近では劇場が休館中に作品同時視聴会を実施し、お客様と一緒に作品の感想や実況を行ったところ、「休館中だからシネマートで観ている感覚を味わえた」という声も頂き、動画配信サイトからおうちでCinem@rtで一歩映画館に近づく感じになるかと思います。

また配信で作品を鑑賞し、同時に作品の関連商品(パンフレット、DVD、その他オフィシャルグッズ)をオンラインショップCINEM@RT STOREでご購入頂くことで、実際に映画館に来ているかの様な感覚を体感して頂くことができます。劇場が存在することで、おうちでCinem@rtの告知が行えるという利点もあり、相互で補っていく存在で進めていければと考えます。

おすすめ作品の見どころ


――「おうちでCinem@rt」で視聴可能な作品で、ご担当者様の「これは必見!」というおすすめ作品があれば教えてください。

『消えた時間』です。


ベテラン俳優チョ・ジヌン初監督作品として、2020年に韓国で公開されました。

田舎の村で謎の火災事件が発生し、刑事ヒョング(チョ・ジヌン)が捜査を行うにつれ、村人のある違和感に気付き始める…。ある日目が覚めると一瞬にして、家族、家、仕事が消え、自分の人生が全く別の人生に入れ替わっていた。ヒョングは自分の人生を取り戻せるのか。自分の存在、生きることの意味とは――。

いままでにない韓国映画を是非体験してみてください。

おうちでCinem@rtでは現在、609本のアジア映画を絶賛配信中。今後も定期的に、新作・旧作を配信予定。




(text:cinemacafe.net)


■関連作品:
愛の終わり、私のはじまり 2021年4月23日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開
© 2013 SOO FILM, DAISY ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED
ガラスの庭園 2021年4月9日より「おうちで Cinem@rt -いつでも・どこでも-」にて配信
©2017 LITTLEBIG PICTURES. All Rights Reserved
鬼 2021年4月30日より「おうちで Cinem@rt -いつでも・どこでも-」にて配信
© 2010 Generation Blue Films. All Rights Reserved.

関連リンク

  • 5/28 17:00
  • cinemacafe.net

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