焼き鳥は豚?ホルモンも豚!埼玉県民、豚好きすぎ!

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映画「翔んで埼玉」のヒットもあり、埼玉県は自虐パワーで逆に人気が出てきたようだ。だが食文化はどうだろう?埼玉はこれがおいしい!という料理を思いつかない。ブランド総合研究所が出している「食事がおいしい県ランキング」でも12年連続最下位!グルメ不毛の地のイメージが定着しているようだ。

だが実は、埼玉県には豚肉を愛する独特の食文化があるという。実際、ブランド豚を多く輩出しており、有名なゴールデンポークも埼玉県が生んでいる。豚肉の年間支出金額でもさいたま市が全国第2位だ。

埼玉県民に自慢の食文化を聞いても最初は「うーん」と思いつかない様子。だが豚肉支出金額2位を知ると「あっ!でも食べる!」とピンときた様子。「ジャンボパック買うし」「豚がないと不安だもん」と急に盛り上がり出す。「牛買わないです」「でも豚はエブリデイ」となぜかうれしそう。「すき焼きには豚」とドヤ顔で言い出すほどだ。

さらに「焼き鳥も豚だし」と意味のわからないことを言い出した。埼玉県東松山市では本当に焼き鳥屋さんで豚が出てくるというのだ。何を言っているのか。その東松山市に行くと、たくさん焼き鳥屋がある。お店に入ると炭火の上で串に肉をさして焼いている。なんだ、焼き鳥屋じゃないか。ところがねぎまスタイルの焼き鳥の肉が、豚なのだ。その店は焼き鳥屋の看板を掲げながら、豚しかないという。そんなバカな。

東松山市には数多くの焼き鳥屋さんがあるが、43軒すべてのお店で豚を出している。さらに21軒では豚の焼き鳥のみだそうだ。うーん、それ、やきとんじゃダメなの?なぜ豚の串焼きをわざわざ焼き鳥と呼ぶのか、他県民にはまったく理解できない。

その鳥を焼かない焼き鳥屋でみなさんが注文している豚の焼き鳥は、ほとんどが「カシラ」だ。豚の頬やこめかみの肉を焼く「カシラ」が一番人気。

「東松山ではカシラを食べに焼き鳥屋さんに来るんです」と、通な感じのマダムが教えてくれる。「焼き鳥屋で鶏が出てきたら、それは焼き鳥屋じゃない」すみません、その解説混乱するんでやめてください。

さらにその「カシラ」にみなさん何やら赤い味噌ダレらしきものをつけている。ただ味噌誰にしては妙に赤くて辛そうだ。しかもずいぶんたっぷりつけている。「それが流儀。」とおにいさんが解説。「味は濃いけど負けないくらい肉にパンチがあるので、これじゃないとバランスが取れない」などと説得力あることを言う。

今度は秩父市!ここのみなさんは、ホルモン焼きが大好きだという。ホルモン焼きというとどちらかと言えば牛が主ではないか。だが秩父ではホルモン焼きといえば豚なのだそうだ。「最寄りのコンビニより最寄りのホルモン屋の方が近いかもしれない」さすがにそこまでじゃないでしょ?ところがなんと!人口約6万人の秩父市にコンビニは23軒あるが、ホルモン専門店は38軒もあるという。そんな町あるのか!

老舗のホルモン店に行くと、出てきたのは皿にてんこ盛りのハツ、カシラ、シロ、ネック。普通の焼肉屋ではこんな盛り方しないよね。だが秩父はホルモン激戦区だけあって、鮮度も値段もハイレベル。安くておいしいのだ。出すのはホルモンと、あとはキャベツだけ。ホルモンのレベルだけで勝負している!

秩父の豚はホルモンだけではない。老舗のお店で豚肉味噌漬けを売っている。これがなんともクオリティを感じさせる。贈答品にも使われるリッチさ。焼いてごはんに乗せればおいしそーな豚丼になる。

さらに小鹿野町の小さな渋いお店で出てきたのはわらじカツ丼!どんぶりをはみ出した2枚のタレカツがごはんに乗って出てきてうまそー!

ううむ、おそるべし埼玉の豚!グルメ不毛の地とか言って悪かった。豚のやきとりと豚のホルモンを食べ歩いて、おみやげに豚肉の味噌漬けを買って帰る小旅行をしてみたい!待ってろ、埼玉!今度行くぞ!

【文:境 治】

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