「緊急事態宣言下でも五輪開催」IOC幹部の暴言に「幕末なら尊王攘夷だ!」と怒りの声(2)

折しもNHK大河「青天を衝け」の真っ最中だ。

「幕末の志士たちの尊王攘夷の気持ちが痛いほどわかった!」

そう怒りに震える日本国民が多い。

国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ副会長が、

「緊急事態宣言下でも東京五輪を開催する。世論の反対が強くても我々は我々の仕事をするだけだ」

と私たちの気持ちを逆なでする発言をした。

IOCのトーマス・バッハ会長も、

「五輪に犠牲は支払わなければならない」

と述べた。

ネット上では怒りの声があふれている。

「パンデミック下での五輪開催モデル日本がつくる」

そんななか、日本政府の閣僚もIOC幹部に負けず劣らない暴言を放った。スポーツニッポン(5月24日付)「平井デジ相、とんでも発言で炎上『パンデミック下での五輪開催モデル日本が初めてつくる』」が、こう伝える。

「平井卓也デジタル改革担当相が5月23日、フジテレビの番組(編集部注:日曜報道THE PRIME)に生出演し、東京五輪について『パンデミック下での開催モデルを日本が初めてつくることができるのではないか』と述べた。IOCのコーツ副会長が『緊急事態宣言中でも五輪を開催できる』と表明したことへの見解を問われて答えた。五輪開催の意義をめぐり菅義偉首相が繰り返してきたのは、決まり文句の『人類が新型コロナに打ち勝った証』だ」

スポーツニッポンはこう続ける。

「しかし、平井氏が口にした『パンデミック』は、世界的流行を意味する言葉で『打ち勝った証』とは正反対の状況。本番開催時の感染状況をめぐり、首相の認識と大きな乖離(かいり)があることを露呈、議論を呼びそうだ。発言をめぐりネット上には『そんなモデルいらない』『パンデミックを収束させるのが政府の責務』『私たちはモルモットじゃない』など抗議の書き込みが殺到している」

平井デジタル担当相は、番組の中でもう一つ驚きの発言をした。東京五輪・パラリンピックでは出場する外国人選手らの感染予防が最大の課題になっているが、現在開発中の健康管理アプリを身に着けてもらい、健康状態をチェックすることになっている。

しかし、平井デジタル担当相は、

「そのアプリの目的は、健康情報を組織委員会と共有して陰性証明を取りやすくすることにあるため、(位置情報が分かる)GPS機能は使わない」

と述べたのだ。

五輪組織委が発表した感染防止対策によると、選手らを泡のように包み、外部との接触を遮断する「バブル方式」で管理する。選手は原則、毎日検査を受けさせ、スマホアプリを活用し、検温や症状の有無などを毎日報告させる。ルールに違反すれば、大会参加資格を剥奪(はくだつ)する、というもの。しかし、それも勝手にあちこち動き回らないという前提があっての話だ。位置情報が不明ならルール違反をしたかどうか、わからないではないか。

スポーツニッポンはこう指摘する。

「利用者の居場所や行動の把握は、自己申告に委ねることになる。これでは、強力な海外の変異株に感染した選手らが、どこを歩いていてもわからない。五輪本番まであと2か月。東京や大阪の5月31日を期限とする緊急事態宣言の延長が取り沙汰されるなど、収束の兆しは見えない。神経を逆なでする閣僚の言葉も加わり、国民の不安は募るばかりだ」

平井デジタル担当相は、「パンデミック下での五輪開催のモデルケースをつくる」といいながら、選手たちは自らルールを守るはずだという「性善説」に期待しているらしい。危なすぎる感染防止対策ではないか。

「幕末なら斬られているよ、マジで」

ネット上では、コーツ氏らの「暴言」について怒りの声があふれている。

「NHK大河ドラマで『青天を衝け』をやっていますが、こうした発言を聞くと、尊王攘夷の志士たちの気持ちが痛いほどわかりました。幕末なら斬られているよ、マジで」
「コーツ氏の発言には、開催を目指している政府も抗議するべきだ! 緊急事態宣言は国民の命を守るために、日本政府か国家として発令しているものだ。それを否定するとんでもない発言だ。抗議ができなかったら、国民の命より、オリンピック開催のほうが大切と政府が認めることになる!」
「IOCって何者ですか。別に連合国家だとか国連だとか、そういったものではない。ひとつの非政府組織にすぎないのに、何故、これほどまでに発言力と権力を持って、日本政府の上に君臨しているのか。そもそも、そんなに偉いのだろうか?」
「こんな平和祭典の皮を被った、非人道的な拝金主義があっていいのですか。日本人は、もっと国民の命が軽視されていることに怒るべきです。今、世界中から人を集めて祭典をやったら変異ウイルスの万国博覧会になります」
「コーツ氏はテスト大会が成功したといったようですが、日本の関係者のみなさんは、札幌と北海道の状況を説明したのでしょうか。それとも口をつぐんでいたのでしょうか。札幌でマラソンのテスト大会を開いたために、まん延防止等重点措置の発令が遅れ、いま北海道に爆発的な感染拡大が起こっています。命に責任のない人たちの集まりだから、何を言われてもお花畑なのでしょうか」

ICO幹部に日本人、アジア人蔑視はないか?

バッハ会長の発言に対しても怒りの声が。

「バッハさんは誰にどのような犠牲を求めているのか? 我々日本国民の生活に犠牲を強要するのなら、そんな五輪に夢や希望を見出すことはできない。五輪を全否定する気はないが、そこまでして開催するものではないと思う」
「我々は犠牲を払わなければならないというが、IOCはどんな犠牲を払うのか?アスリートというごく一部の人のために、多くの人が犠牲を払うべきというのは、五輪の精神としてどうなの? アスリートたちは他の人々の犠牲のうえで、競技で出て、何とも思わないの? もう五輪選手を応援したくなくなった」

IOC幹部には人種的な偏見があるのではないかという意見も少なくなかった。

「バッハさん(ドイツ)、コーツさん(オーストラリア)の両名にうかがいたい。もし、あなた方の祖国でオリンピックが開催されるとして、日本と同じような状況であっても、同じ発言をしましたか? 答えはノーではありませんか。もし、そんな発言をしたら自国民から猛烈なバッシングを受けて立場を失うでしょうから。日本のマスメディアは触れようとしないが、2人の発言の裏には日本蔑視、アジア蔑視があると思う」

そして、こんな反対運動を呼び掛ける声が多かった。

「IOCの日本に対する宣戦布告。五輪強行を許しちゃダメだ。スポンサー企業への不買運動など我々も組織的に出来ることをやろう!」
「日本国民の健康的な生活を害された、精神的に苦しめられたとして、IOC相手に集団訴訟とか出来ないものでしょうか?こんな時こそ、弁護士の方々に頑張って貰って、何とか世界中の反対派を募って戦って欲しいです」

(福田和郎)

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