【地上波洋画劇場】鑑賞すれば地震対策にもなる!?『カリフォルニア・ダウン』(2015)

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今宵の地上波洋画劇場は、ドウェイン・ジョンソン主演のディザスター・ムービー 『カリフォルニア・ダウン』の魅力を紹介!ハリウッド映画史上最大級の大地震がカリフォルニアを襲う!地震対策になる知識も満載の一本だ。

【地上波洋画劇場】とは、地上波洋画放送全盛の時代とは異なり、いまやTVで映画を楽しむ機会が減ってしまった全日本人にもう一度、映画の楽しさを再発見してもらいたい一心で始まった企画である。
ここでは、「午後のロードショー」や「金曜ロードSHOW!」、「土曜プレミアム」などで放送が予定されている作品の見どころや鑑賞の際のポイントを紹介していく。

今宵の【地上波洋画劇場】で取り上げる作品は、「午後のロードショー」にて2021年5月27日に放送予定となっている、2015年公開の映画『カリフォルニア・ダウン』。

ハリウッドに爪痕を残したディザスター・ムービーの巨匠

ハリウッドにおける「ディザスター・ムービー」の歴史は、ローランド・エメリッヒの登場によって転換期を迎えた。
「ハリウッドの破壊王」の異名をとるエメリッヒは、1996年に公開されたSF映画『インデペンデンス・デイ』で名を上げたフィルムメーカーである。
ある日突然、上空に現れた謎の円盤により地球が侵略されていく様を描いた作品であるが、言うなれば、同作もエイリアンによるインベージョンを題材としながらも、一種の「ディザスター・ムービー」として機能していた。
この頃からすでにエメリッヒの作風には独自性があったのである。

『2012』(2009)

https://www.imdb.com/title/tt1190080/mediaviewer/rm879921408?ref_=tt_ov_i

その8年後となる2004年には『デイ・アフター・トゥモロー』で本格的に「自然災害」を描写するようになり、2009年には古代マヤ人が予想した「地球滅亡の日」に焦点を絞った『2012』でそのキャリアの集大成とでも言うべき映像表現の数々を見せつけ、全世界に才能を証明して魅せた。
つまり「ディザスター・ムービー」の歴史はローランド・エメリッヒなしでは語ることが出来ないわけだが、いま、ハリウッドでは新たな「ディザスター・ムービー」の鬼才が頭角を現しつつある。

ハリウッド映画史上最大級の地震が描かれる『カリフォルニア・ダウン』

ハリウッドにおける「ディザスター・ムービー」というジャンルの礎を築いたローランド・エメリッヒの後継者となりうる男。
それが2015年の『カリフォルニア・ダウン』でメガホンをとったブラッド・ペイトンだ。
2010年の『キャッツ & ドッグス 地球最大の肉球大戦争』で長編映画デビューを飾った彼は、『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』(2012)や『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)など話題作の監督を続々と務めている。
彼の作品に共通するのは、あまりにも迫力のある「破壊描写」だ。
かつて「ハリウッドの破壊王」と呼ばれたエメリッヒを彷彿させるその描写の数々は、まさに近未来の「破壊王」と呼ぶに相応しい。
そんなブラッド・ペイトンの「破壊描写」が最も際立っている作品が『カリフォルニア・ダウン』なのである。

『カリフォルニア・ダウン』(2015)

https://www.imdb.com/title/tt2126355/mediaviewer/rm1733409025?ref_=ttmi_mi_all_pos_208

アメリカ・ネバダ州で巨大地震が発生したことを皮切りに、隣接の州でも観測史上最大級の地震が発生することが予想され、大学へ行く娘との旅行に向かおうとしていたレスキュー隊パイロットのレイ(ドウェイン・ジョンソン)のいるカリフォルニア州でも大地震が発生。
なんとか妻を救うことに成功したレイだったが、サンフランシスコへと向かった娘の消息を掴めずにいた。
そんな中、再び、大地震の猛威がカリフォルニア全土を襲うのだった・・・。

『カリフォルニア・ダウン』(2015)

https://www.imdb.com/title/tt2126355/mediaviewer/rm667481088?ref_=ttmi_mi_all_sf_9

本作は、ハリウッド映画史上最大級の地震が描かれ、かなりの恐ろしさを醸し出す一本である。
なんと、あの映画の都の象徴ハリウッドサインまでもが崩落するのだ。
地震大国・日本で暮らす我々は大きな地震を数多く経験してきた。しかし、劇中で起こる巨大地震は「東日本大震災」をも凌ぐものなのだ。
逃げ惑う人々は自らの命を守るために必死の行動を取るのだが、随所に、いざという時の地震対策にも役立ちそうな知識が満載なのが大きな見どころとなっている。
中には説得力に欠ける描写も目立つかもしれないが、決して間違ったことを教えているわけではない。
身を守る最善策を学ぶための一種の教材として役立つかもしれない。

『カリフォルニア・ダウン』(2015)

https://www.imdb.com/title/tt2126355/mediaviewer/rm3589796864?ref_=ttmi_mi_all_sf_24

災害が起きた後というのは、人々が理性を失い、所々で犯罪が巻き起こるのも事実。
巨大地震だけでなく、災害後に街で起こる盗難などの犯罪にもフォーカスしているところもまたリアルな一本だ。
娘を探す父と母、生き延びようと必死の娘、地震を予測する研究所の3つの視点から物語が展開され、各々がそれぞれの責務を全うしている印象。
大地震によって、一つの家族が絆を取り戻していく様が非常に小気味よく、感情移入を大いに誘うことだろう。
アメリカは決して屈しないことを印象づけるラストも秀逸だ。

頼れるロック様の姿が勇ましい!

本作で主演を務めるのは、‘‘ザ・ロック’’の愛称で親しまれる人気俳優のドウェイン・ジョンソン。

『カリフォルニア・ダウン』(2015)

https://www.imdb.com/title/tt2126355/mediaviewer/rm583595008?ref_=ttmi_mi_all_sf_4

監督を務めたブラッド・ペイトンとは通算で3度タッグを組んでいるのだが、やはりドウェインの魅力を引き出すことに長けている印象を大いに受ける。
劇中のドウェイン・ジョンソンは終始、逞しく頼れる存在として映し出されており、ただひたすらにカッコ良い!
「ワイルド・スピード」シリーズを初め代表作の多い彼であるが、その中で最もカッコいい役どころと言っても過言ではない。

そして、本作でMVP級の活躍を魅せるキャストと言えば、やはりアレクサンドラ・ダダリオを忘れてはならない。

『カリフォルニア・ダウン』(2015)

https://www.imdb.com/title/tt2126355/mediaviewer/rm3388470272?ref_=ttmi_mi_all_sf_27

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(2010)でヒロイン役に扮していた女優であるが、まずその成長には驚かされることだろう。
童顔で少女らしさを醸し出していた彼女が立派な大人へと成長し、大女優の片鱗を見せつけた鬼気迫る演技を披露しているのだ。
その表現力の高さには目を見張るものがあり、目を離せない存在であることは確かだ。

そのほか、「スパイキッズ」シリーズのカーラ・グギーノ、「ファンタスティック・フォー」シリーズのヨアン・グリフィズ、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)のポール・ジアマッティ、『ARROW/アロー』のコルトン・ヘインズなどが存在感を発揮している。

「ディザスター・ムービー」好きには大変おすすめの一本である『カリフォルニア・ダウン』。
これからの地震対策のためにも、一度鑑賞してみてはいかがだろうか?

映画『カリフォルニア・ダウン』は、2021年5月27日「午後のロードショー」にて地上波初放送!

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