■オークス「カス丸の競馬GI大予想」  白毛馬ソダシ、無敗2冠なるか

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カス丸 はーい、ぼくカス丸きゃすう。今週と来週は、いよいよクラシックレースの第2冠目「オークス」と「ダービー」が続けてあるじぇい。春のGIシリーズもついに頂点きゃすう。まずはオークス(2021年5月23日、東京競馬場、芝2400メートル)だけど、なんといっても史上初の白毛馬ソダシが勝つかどうか、が焦点だじぇい。先週のヴィクトリアマイルで1着グランアレグリアを本命◎に指名したガジュマル爺は、オークス本命◎はソダシきゃすう。桜花賞では本命にしなかったのに、距離が延びて苦戦がいわれているソダシを指名したのは、どういうワケだじぇい。

ソダシは距離延長を克服できるのか

ガジュマル爺 わしのスタンスは何も変わっておらん。何度も言うように、このレースで一番強い馬はどれか。それを本命◎にしておるだけじゃ。ソダシは昨年12月、2歳牝馬のチャンピオンを決める阪神ジュベナイルフィリーズ(JF、GI、阪神、1600メートル)を勝利。この間の桜花賞には直行で好位の3番手から力強く抜け出し、優勝。デビューからの連勝も「5」に伸ばして無敗じゃ。このまま勝ち続ければ、去年のデアリングタクトに続いて、無敗の3冠馬が2年続けて出ることになる。今回、ソダシが有利なのは、ライバルの一番手とみられた阪神JF、桜花賞でともに2着に追いつめたサトノレイナスがダービーへ参戦するため、オークスに出なくなったことじゃ。これで一気に勝利濃厚になったというわけじゃ。クロフネの仔ということで距離が長すぎるという声がうるさいほど出ておるんじゃが、ソダシはデビュー戦、2戦目の札幌2歳ステークス(GII、札幌)でともに1800メートルを走っておるんじゃ。つまり、桜花賞組のライバルたちより長めの距離を経験している馬なんじゃ。おそらくあの立派な体つきをみると、スタミナとパワーが他の馬よりついておるんじゃな。それに、桜花賞が1分31秒1という記録だったことから考えるととてつもなく心臓が強いと思われるんじゃ。1分31秒1とは91秒1じゃ。1600メートルの前半800メートルが45秒2、後半が45秒9というタイムじゃ。1ハロン(200メートル)12秒台はスタート直後の1ハロンだけで、次が10秒台、あとの残り6ハロンはすべて11秒台じゃ。こんな走りができる馬は滅多におらんわい。末脚ナンバーワンのサトノレイナスが上がり(最後の600メートルの走破タイム)32秒9というトンデモ時計で突っ込んできたが、間に合わずじゃ。まあ、若干気になるのは、その反動なんじゃが、底知れぬ心臓の強さと完成度の高さを考えると大丈夫じゃろ。デビュー戦から手綱を取る吉田隼人騎手とのコンビもすっかり板についてきたし、無敗の2冠馬への期待が膨らむ一方じゃ。

カス丸 なんだか付け入るスキがない感じだじぇい。鉄壁きゃすう? でも穴狙いのカスヨ姉さんは本命◎がタガノパッションだじぇい。そんなに強いきゃすう?

カスヨ ソダシが強いのは認めるわよ。でもね、クロフネの仔たちは、いままで1500頭くらいがデビューしたはずなんだけど、2000メートル以上の重賞を勝った馬が一頭もいないのよ。母の父がダービー馬のキングカメハメハだから、そっちの血が強く出ていれば大丈夫かもしれないけれど、1頭もいないというのは重いデータだと思うわ。だから私は本命にできないのね。阪神JFや桜花賞組はソダシとは順位付けが済んだものとみて、戦ったことがない別路線組から選んだのよ。タガノパッションは3月20日のデビュー戦で9番人気ながら上がり最速で3着に食い込むと、続く未勝利戦で勝利し、スイートピーステークス(リステッド、東京、1800メートル)でも中団から上がり最速で突き抜けるというパフォーマンスを披露したわ。速い上がりが使える脚をもっていることと、母父にシンボリクリスエスがいて、パワーとスタミナも兼ね備えているのよね。今週は梅雨の雨だからパンパンの良馬場にはならないわね。だから道悪にも対応できる魅力的な血統である点がオークスにはピッタリだと思うわ。それに東京競馬場も経験をしていて、コース適性は問題なしよ。

カス丸 ふーん、でもソダシに勝てるほどの力があるかどうかだじぇい。さて、対抗〇だけど、爺はユーバーレーベンきゃすう。なんだかどんなレースでも3着ばかりが多い馬で、強いのか弱いのか、わからないじぇい。

ガジュマル爺 カス丸が言うように、この馬が勝ったのはデビュー戦(東京1800メートル)だけなんじゃ。1勝とはいっても、その後に使っているレースはすべて重賞なんじゃ。その中には2戦目の札幌2歳ステークスで2着、GIの阪神JFで3着と、勝ち馬のソダシに迫ったんじゃ。年明け初戦のフラワーカップ(GIII、中山、1800メートル)、前走のフローラステークス(GII、東京、1800メートル)でも3着と、勝ち切れないレースが続いておるんじゃが、後方から上がり3ハロンを33秒台という脚を毎回繰り出せるのは、今回距離が延びてるという点で強みじゃな。多頭数の競馬も経験済みで、GIで通用する底力は持っておるはずじゃ。先行勢を射程圏に入れた中団の後ろあたりでレースを運べればおもしろいはずじゃ。

カスヨ わたしの対抗○はアールドヴィーヴルよ。桜花賞ではBコース替わりで内枠有利な馬場にもかかわらず、外目を回って5着だったわ。馬体も小さく乗り役とは合わなかった可能性が高いわね。桜花賞では騎乗できなかったコウヘイちゃん(松山弘平騎手)に戻る点は大きなプラスよ。クイーンカップで上がり最速タイで2着となるように高い能力を持っているから、距離が伸びても問題が無さそうな血統よ。気がかりは、デビューから馬体重が減り続けていることだけど、今回プラス体重で出てくるようなら逆転できる可能性は十分あると思うわ。

カス丸 今年のオークスはともかく道悪になるかどうかで、予想がだいぶ変わってくるじぇい。週末予報は「曇りときどき晴れ」のようなので、雨は降らないようだけど、週中で降った分がどんな影響か、わからないきゃすう。穴馬はどう選ぶか、教えてほしいじぇい。

道悪になって浮上する馬たち

カスヨ そんなにひどい道悪にはならないと思うけど、もう実質梅雨入りだから道悪になったときの馬券候補として、スルーセブンシーズを上げておくわ。前走、重馬場の「ミモザ賞」(1勝クラス、中山、2000メートル)で圧勝だったわ。前脚を叩きつけるように走るから道悪も平気なのね。金曜日にだいぶ雨が降ったから、タフな馬場になる可能性もあるわね。となれば、スピードではなくパワー寄りの勝負になって大波乱の結末を期待できるかもしれないわ。その時の候補よ。次にアカイトリノムスメよ。母アパパネとの親子制覇に期待がかかる馬ね。とはいえ、桜花賞だけを見るとソダシをかわせるかどうかは微妙なんだけど、距離が延びるのはこの馬にとってプラスに働くのは間違いないわ。アーモンドアイでオークスを制している国枝きゅう舎とルメールちゃん(クリストフ・ルメール騎手)のタッグだから無視はできないわよ。 もう一頭はステラリアよ。デビュー戦以外はすべて上がり最速をマークしている末脚自慢の馬ね。クイーンカップ(GIII、東京、1600メートル)ではアカイトリノムスメに負けているんだけど、上がり最速タイで直線追い込んだだけの競馬だったわ。これで、ある程度いい位置からレースができれば末脚の安定感からも上位に食い込む可能性はあるわね。

ガジュマル爺 万が一、道悪になったらウインアグライアじゃろ。2走前の若駒ステークス(リステッド、中京2000メートル)では、重馬場で5番人気ながら、ダービーにコマを進めたい牡馬を相手に先行抜け出しの競馬で優勝したんじゃ。それに今回、出走馬中3勝以上はソダシ(5勝)とアカイトリノムスメ(3勝)とこの馬だけじゃ。東京コースは新馬勝ちがあるし、相性もいいじゃろ。次に一発があるとしたら、クールキャットじゃろうな。新馬勝ち(東京1400メートル)の後、重賞ばかりを使ってきたんじゃが、入れ込みクセがあってイマイチのレースが続いておったんじゃ。前走のフローラステークス(GII、東京2000メートル)ではパドックから落ち着いていて、見事優勝。オークスの優先出走権を手にしたんじゃ。先行4番手でレースを進め、抜け出すと2着のスライリーを1馬身差退けた。先行して上がり2ハロン(最後の600メートル)33秒4の脚は、後ろから追い込んで3着のユーバーレーベン(33秒2)に次ぐ速さじゃ。2走前のフラワーカップ(GIII、中山1800メートル)も5着だったとはいえ、35秒0の上がり最速の脚を使っておった。東京コースは2勝で相性抜群じゃ。父スクリーンヒーローは2400メートルのGI、ジャパンカップの勝ち馬じゃ。母メジロトンキニーズも長距離を得意とした馬で、2400メートルの距離も心配ないじゃろ。鞍上に名手、武豊騎手を迎えての必勝態勢で、あとは気性難が出なければ優勝もあるはずじゃ。 次にファインルージュじゃな。前走の桜花賞(GI、阪神1600メートル)はソダシをマークしながらレースを進め、0秒1差の3着。デビュー戦後すべて馬券圏内(3着以内)という堅実派じゃ。桜花賞に続いて名手、福永祐一騎手が乗るのは心強く、折り合い面に問題はないんじゃが、距離が少し心配なんじゃ。これまで距離経験が1600メートルまでで、母のパシオンルージュは芝1000メートルを得意としていた短距離馬(父は2013年のダービー馬、キズナ)というところがどう出るかじゃが、GIで通用するスピード、瞬発力、底力がある馬であることは間違いないんじゃ。最後はエンスージアズムじゃ。この馬の強みは1800メートルで2勝しておる点じゃ。東京コースは未勝利戦で経験しておる。6戦して掲示板(5着以内)を外したのは、桜花賞だけという堅実ぶりじゃ。鞍上は若手の岩田望来騎手。ここも人気薄だろうから、おもしろい一頭のはずじゃ。

カス丸 うーん、気になるのは天気だじぇい。「勝ち続ける馬は負けるまで買い続けろ」と昔から言うきゃすう。本命◎はソダシでいくじぇい。<J-CASTトレンド>

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  • 5/22 7:00
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