「デートでお茶代を3,000円払わせたから…?」婚活中の36歳女が、年下男にフラれた理由

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—あの時、彼(彼女)は何を思っていたの…?

誰にも聞けなかった謎を、紐解いていこう。

さて、今週の質問【Q】は?

▶前回:お泊りデートをした後、彼女の態度が急変。女が別れるほど嫌だった、男の耐え難い癖とは


土曜の昼下がり。5歳年下の篤(あつと)が、目の前で頭を下げている。

「理恵さん、ごめんなさい。素敵な方だと思っているのですが…」

表参道にある木漏れ日が燦々と差し込むカフェで、どうやら私は、年下のイケメンにフラれているようだ。

「え?今ここで?… というか、なんで?」
「すみません…」

篤とは、今日で三度目のデートになるはずだった。

こちらはまさかフラれるなんて思ってもおらず、デートだと思って朝から入念に準備をしてきたのだ。

でもなんとなく、理由はわかっていた。

「やっぱり私が年上だから?それとも…」
「いえ、年齢のことは関係ないです!」

現在36歳。独身、バツなし。

篤も口ではそう言ってくれているけれど、やっぱり男性は、若い人が好きなのだろう。

ここ最近…いや、正確に言うとここ2年くらい。いい人に出会っても、その先に進めない。「またダメだった」と思うと同時に、ため息が出てきた。

35歳を過ぎたあたりから、恋愛が上手くいかなくなった理由

Q1:最初から、男が少し気になっていた、女の言動は?


篤と出会ったのは、女友達・美希の紹介だった。

「こちら、篤くん。前の会社の後輩なんだ」
「はじめまして。篤です」

紹介された篤は、私の好みそのものだった。少し細身で身長が高く、清潔感あふれる雰囲気に、綺麗な奥二重。

— 彼、いいじゃん。というか、すごくいい。

ただ美希は私より年下の34歳。後輩ということは、何歳下になるのかが気になった。

「篤くんって、何歳なの?」
「31歳です」

5歳も年下である。篤の年齢を考えると、私はだいぶ年上だ。でもここで諦めてはいけない。

「ちなみに篤くんって、どういう人がタイプなの?年齢制限とかは…?」

ここで“年上NG”が出たら元も子もない。だが篤は、とても嬉しいことを言ってくれた。

「年齢はあんまり関係ないですね。前の彼女は年上でしたし」
「本当に!?」

思わず大きな声が出てしまう。これは、チャンスだ。最近出会いがないなかで、こんな年下のイケメンと出会えるのは奇跡だ。

「篤くん、千葉出身なんだよ。理恵もだよね?」
「そうなの?千葉のどこ?」

美希の素晴らしいアシストで、自然に会話が始まり、そして連絡先も交換した。

すると、解散してすぐに篤からデートに誘ってきてくれたのだ。

— 篤:今度、よければランチでもどうですか?
— 理恵:ぜひぜひ!


こうして、私たちは健全なランチデートをすることになった。


「理恵さん!」

デート当日。5分ほど遅れてしまった私に対し、篤は待ち合わせのお店で、すでに席に着いていた。

「篤くんって、明るい光の下で見るとますますイケメンだね…」

若いからだろうか。キメの細かい綺麗な肌に、少し茶色い瞳。太陽の下で見ると、彼の顔立ちの良さが際立つ。本当に、爽やかで素敵なイケメンだ。

「何言っているんですか(笑)。理恵さん、何食べますか?」

恥ずかしいのか、慌てて視線をそらす篤。その姿がなんだか可愛くて、私は思わず微笑ましく見つめてしまう。

「何にしようかなぁ。篤くんは何にするの?」
「僕はこのハンバーグセットにしようかな」
「ふふ。チョイスまで可愛いね」
「そうですか?男は、ハンバーグが好きなんですよ」
「そうなの?」

何だか、楽しい。今日のために新しい洋服も買ったし、ネイルも行った。

— 篤くんと付き合えたら、いいなぁ。

そんな淡い思いを抱いている自分がいる。期待していいのかもしれない。解散前に、篤はこんなことを言ってくれたのだ。

「ここは私が払うよ」
「いいですよ、ランチですし。その代わり、また会えますか?」
「もちろん!」

— あれ?これってまた会いたいってことだよね?

篤のほうからまた誘ってきてくれたし、前のめりだ。ここまでは順調に、進んでいたはずだった。

二度のデートで、男が女との交際を拒否した理由は!?

Q2:男が“この人とは無理だな”と思った言動は?


二度目のデートは、開放的なテラス席でお茶をすることになった。

「篤くん、来るの早いね」

また今日も、オンタイムで来ていた篤。慌てて髪を直しながら席に座ると、篤のほうから爽やかな風が吹くように感じた。

「理恵さん、お店ここで大丈夫でしたか?」
「もちろん!あ。でもここ、デザートは頼まないほうがいいよ」

以前来た時に、あまり美味しくなかった記憶がある。こっそり小声で篤に耳打ちすると顔がぐっと近くなり、思わず赤面してしまった。

「そうなんですね。って、やっぱりこのお店来たことあったんですね。二度目になってしまってすみません」
「そんなの気にしないで」

どこまでも律儀な篤。誠実さを感じて、思わず胸がキュンとなった。


そして気がつけば、もう2時間も経っていた。

「さすがに今日は私が払うよ。前回も払ってもらっていたし」
「いや、お茶代くらいいいですよ」
「そう?まぁカフェだしね…」

たしかに、ホテルのカフェだし、せいぜい3,000円くらいだろう。

素直に篤に甘え、支払ってもらっている間に私は外に出た。カフェを出るとすぐにタクシー乗り場だ。

「ちなみに、どうやって帰る?タクシー?」

支払いを終えた篤が戻ってきたので、聞いてみる。もしよければ、さっき支払ってもらったお礼に、途中まで篤を乗せていこうかとも思っていた。

だがここで、気がついてしまった。

「いや、僕は電車で帰ります。その方が早いんで」

— あれ?もしかして、タクシー代もったいないのかな…。というか、彼って年収どれくらいなんだろう?

相手の年収はいくらでもいいのだが、もしかしたら私とのデートで無理をさせていたのかもしれないと、急に不安になってきた。

何よりも、お金のかかる女だと思われて嫌われるのはゴメンだ。

「本当?途中まで…駅までとか、乗せていこうか?」
「ありがとうございます。でも、駅すぐそこなので大丈夫ですよ!」
「そっか。じゃあまたね」

こうして、私たちは解散したが、やっぱり無理させていたかどうか気になり、タクシーでLINEを打った。

— 理恵:今日はありがとう!帰り、大丈夫だった?次は食事代、私が払うから、行きたいお店一緒に行かない?早く会いたいなぁと思って♡


すると、しばらくして篤から返信がきた。

— 篤:今日はありがとうございました!あ、でもその前に一旦話がしたくて…


これは、何の話だろうか。こんなに改まっているのだから、もしかすると、交際の申し込みかもしれない。

そう思い、私は浮かれ足で三度目のデートに出かけたのだ。しかし結果は玉砕。

たった、二度しかデートをしていない。

— やっぱり年齢がダメだったのかな…。お金使わせすぎた?タクシーが浪費だと思われた?…というか、年齢で切られたとしたら、失礼じゃない?

最初は悲しかったけれど、段々と篤に対して怒りも湧いてきている自分がいた。


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男が女と交際できないと思ったのは、年齢のせいなのか?

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