シャチの群れがイルカにロックオン 空中で体当たりの瞬間を激写(メキシコ)

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メキシコ西部バハ・カリフォルニア半島の南部に位置するカボ・プルモで今月16日、スキューバダイビングのために集まったグループが海上でシャチの群れに遭遇した。

カリフォルニア湾に面した同地域にはアシカやクジラ、サメ、ウミガメなど数多くの海洋生物が生息し、ダイビングスポットとして知られている。

この場所でダイビングをするために集まった人々は、複数のボートで一斉に沖に出るとシャチの群れを発見した。シャチ達は走るボートの後ろを追いかけたり、ボートの真下を泳いだりしていたそうで、多くの人はその様子を撮影して珍しい遭遇を楽しんでいた。

群れを観察していると、シャチ達は1頭のイルカを追いかけ始め、狩りが開始された。今回このグループに参加していたミゲル・クエバスさん(Miguel Cuevas)は、貴重な狩りの様子を撮影しようとカメラを構えた。

動画では大きく円を描くように各ボートが配置されているのが分かり、その中心で白波が立った。その後すぐに数メートル左側で海面が再び水しぶきを上げる。その隣でイルカが海面にジャンプすると、シャチが追いかけるように海面へ飛び出し、渾身の体当たりをお見舞いした。

アタックされたイルカは空中でコントロールを失ってしまい、倒れるような体勢で海へ落ちる姿が確認できる。この様子を見ていた人々は、目の前で起きた衝撃の瞬間に驚きの声をあげた。

また当時ダイビングに参加していたリバウドさん(Rivaldo)は、水中でシャチがイルカを追いかける姿を間近で捉えており、数頭のシャチから必死に逃げるイルカの様子がはっきりと映っていた。

シャチの群れは最大40頭ほどで構成されるが、ミゲルさんは「シャチは少なくとも10頭はいて、みんなメスのシャチでした」と明かしており、「狩りの対象は1頭のイルカだけで、数時間くらい続いていました。シャチのジャンプは4~5メートルくらいの高さでしたね」と当時を振り返った。

クジラとイルカの保護団体「The Whale and Dolphin Conservation」によると、シャチが狩りをして得る食物としては魚をはじめアシカ、アザラシ、イルカ、サメ、エイ、クジラ、タコ、イカ、海鳥など多岐にわたるという。

「シャチは好き嫌いせず、本当に多数の種の生き物を捕食しますが、こだわって特定の種類の生き物しか食べないシャチも存在します。」

『ナショナルジオグラフィック』によると、シャチの群れには常に行動をともにするタイプと狩りのために一時的に作られるタイプがあるそうだ。前者は魚を好んで食べる傾向にあるが、後者は海洋哺乳類を好むという。

今回の動画がミゲルさんのInstagramに投稿されると、「本当にすごい映像だ」「この瞬間をカメラで捉えられるなんてすごい」「イルカは可哀そうだけど、素晴らしい瞬間だね」と驚嘆の声が寄せられた。

ちなみに襲われたイルカが逃げ切れたのか食べられてしまったのか、その後については明かされていない。

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画像は『Miguel Cuevas 2021年5月17日付Instagram「Tienes que verlo」、2021年5月19日付Instagram「Es sorprendente ver estoy animales dentro del agua.」』『RivaldoCA 2021年5月17日付Instagram「Cabo pulmo」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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