オーストラリアで最高齢を迎えた111歳 頭の切れる長寿の秘訣は“鶏の脳みそ”?

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豪クイーンズランド州の田舎町ローマ在住のデクスター・クルーガーさん(Dexter Kruger)は今月17日、111歳と124日を迎えた。これによりオーストラリア国内の記録より1日長い、存命中の最高齢の記録を打ち立てた。

1910年生まれのデクスターさんは、戦争や大干ばつ、大恐慌やパンデミックなど多くの苦難を経験してきた。そんなデクスターさんの日課は、毎日ラジオでニュースを聞きながら朝の運動を行うことだ。

また日常生活の中では意識的に太陽の光を浴びるようにしていると言い、最近では過去100年以上の間に経験してきた様々な出来事を自伝として綴っているそうだ。

「何か好きなことを見つけて、それをやり続けるんです。私は若い頃から目標を設定し、それを達成してきました。何かを始めるのに年を取り過ぎていることはないのです。」

そのように明かすデクスターさん自身も、作家、詩人、牧場主、獣医など様々な仕事に挑戦してきた。こうした多くのことへの挑戦だけでなく、ストレスの少ない生活環境も長寿の秘訣の1つだという。

デクスターさんの息子であるグレッグ・クルーガーさん(Greg Kruger、74)は、父親の生活についての見解を以下のように述べている。

「父は今の世の中よりも圧倒的にストレスの少ない時代を過ごしてきました。都会の華やかな生活に憧れを抱くことはなく、馬や牛たちに囲まれて幸せな生活を送っていましたね。」

「またジャンクフードはほとんど食べず、消化器官に負担をかけることがなかったので過度に体重が増えるようなこともありませんでしたよ。ヘビースモーカーでもなければ、大酒飲みでもなかったですね。」

そしてデクスターさんは食生活について「鶏の脳みそをよく食べていたよ。一口分しかないけど、あれは本当に美味しいんだ」とニヤリと笑みを浮かべながら、習慣的に食べていたという珍味について明かした。

印象深い記憶について聞かれたデクスターさんは、既に亡くなってしまった妻グラディスさん(Gladys)と交際中の思い出を振り返った。

「私は田舎に住んでいたから、グラディスを映画やディナーに連れていくことはできなかった。その代わりに彼女の家をよく訪れたものさ。」

「ただ住んでいた場所が離れていて、当時は車を持っていなかったから3週間以上も会えないことがあったんだ。でも僕には素晴らしい馬がいたので、会う約束をした日の前夜から出発し、夜通しで彼女の家に向かったのは良い思い出だね。」

現在利用している介護施設「Pinaroo Roma aged care facility」のマネージャー、メラニー・カルヴァートさん(Melanie Calvert)は「デクスターさんは、うちの施設にいる80代や90代の利用者よりも健康的ですよ。記憶力や認知能力も素晴らしく、施設内でかなり頭が切れる方だと思います」と明かしている。

さらにメラニーさんは「デクスターさんは前向きな性格の持ち主です。困難にぶつかっても落ち込まずに立ち直って頑張ることも、長寿のための大きなポイントだと思いますね」と補足した。

デクスターさんの次の目標は、112歳の誕生日を迎えることだという。そして過去の国内長寿記録である114歳と148日の記録を破るため、デクスターさんは今日も健康的な生活を送っている。

画像は『news.com.au 2021年5月19日付「Australia’s oldest man says eating a particular type of food is the secret to a long life」(Source:Supplied)』『ABC News 2021年5月17日付「Former outback grazier Dexter Kruger becomes Australia’s oldest man, marking 111 years and 124 days」(Supplied)(ABC News: Phoebe Hosier)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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