好きな服と似合う服がちがう…どうしたらいい?30~40代の悩みに答える

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 こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子(すみゆうこ)です。30~40代女性からのファッションのお悩みでよく聞くのが、「似合う服」と「好きな服」が一致しない問題。「この服ステキだけど、私には似合わないな」と断念した経験、あなたにもありませんか?

 似合わないからといって、好きなものをあきらめなければいけないなんて、悲しいですよね。本当は、似合わないなら……“似合う”に寄せればいいんです!

 そのテクニックについてはプロに聞くのが一番! ということで、前回に引き続きパーソナルスタイリングもおこなうファッションレンタルショップ「airCloset×ABLE(エアクロエイブル)」店長・パーソナルスタイリストの熊谷麻衣子さんに話を聞きました。

◆“好き”と“似合う”が違っても、あきらめる必要はない!

――前回は似合う服のテイストを見極める方法について聞きましたが、今回は「似合う服と好きな服が違う」と悩んでる人に向けて、アドバイスをお願いします。

熊谷さん(以下、熊谷)「もちろん、なかには好きなテイストの服とお顔立ちがマッチしないケースもあります。ですが、“好きだけど自分にマッチしない服“でも、工夫次第で上手に着こなせますよ!

――では、好きな服をあきらめる必要はないということですね!?

熊谷「はい。服は基本的に素材・色・デザインで構成されています。その全ての要素が自分の顔立ちとかけ離れすぎていると、『似合わない』という印象を受けます。でも、3つのうちのどれか1つでも似合う要素が含まれていれば、全く似合わない、という印象にはならないので、あとは工夫次第でカバーできます」

◆似合いにくい服も、素材・色・デザインで「似合う」に寄せる

――たとえば、「カジュアルな服が似合いにくい“大人っぽい顔立ち”の人が、どうしてもパーカーやTシャツを着たい」という場合はどうすれば良いでしょうか?

熊谷「パーカーのようにカジュアルな服でも、素材に高級感があったり、装飾がシンプルだったりすると、カジュアルな印象は弱まります。たとえばポリエステルやレーヨンなど、光沢感のある素材が含まれていると、大人っぽい顔立ちの方にも馴染みます。あとは、大人っぽさを求めるなら紐やポケットがないものを選ぶことも大事です。カジュアルな装飾があると、子どもっぽい印象を与えがちです」

――なるほど! 本来自分に似合いにくい服でも、素材やデザイン次第で、「似合う」に寄せていけるんですね。

熊谷「その通りです! ほかにも、コーディネート次第で与える印象を調整できます。たとえばパーカーに合わせるボトムスとして、高級感ある黒のスキニーデニムを選ぶと、大人っぽいコーデに仕上がりますよ」

――コーディネート次第で印象を調整できるなら、 “このアイテムは似合わないからダメ”と一概に決めつけなくて良いのかも!

◆「素材・色・デザイン」で印象はどれくらい変わるのか

――といっても、自分に似合う素材や色、デザインを見極めるのって難しいかも……何が選ぶポイントになるのでしょうか?

熊谷「百聞は一見に如かずです! まずはそこにいる編集のYさんに、カーディガンを2種類着比べてもらいましょう」

熊谷「Yさんは『顔タイプ診断』でいうと、大人顔の『エレガントタイプ』です。エレガントタイプの方は、華やかでキレイめな服がしっくりくるのですが……

 まずは1着目。グレーのロングカーディガンですが、カジュアル要素が強く、ややマッチしません。コットン主体の素材、浅めの丸首、大きめのパッチポケットなどが、大人顔とは対照的な子どもっぽい印象を与えやすいためです。
 一方、2着目のカーディガンはどうでしょう? 同じグレーのロングカーディガンというアイテムでも印象が全然違いますよね。こちらはやや重厚感ある素材で、生地が贅沢に使われた ドレープ(前ヒダ)はゴージャスな印象を与えるので、『エレガントタイプ』の方によく似合います」

――確かに! 似たデザインなのに、着た時の印象が全然違う! 素材・色・デザイン次第でこんなに素敵に着こなせるなら、「このアイテムは自分に似合わない」なんて固定観念を持つ必要はありませんね!

熊谷「その通り! だからこそ、私たちパーソナルスタイリストがいるんです。自分に似合う素材や色、デザインが何なのか、自分で客観的に見極めることはちょっとハードルが高いですが、そんな時こそプロの出番。顔タイプ診断を受ければ、1時間程度でその見極めができます。もしご興味を持っていただけた方は、ぜひ顔タイプ診断を受けてみてください!」

◆“似合う”テイストと“好きな”テイストの両立に大切なこと

 好きな服と似合う服が異なる場合でも、できることは沢山あるようです。そのために大事な視点を、最語に熊谷さんが教えてくれました。

「好きなテイストの服を着こなすには、自分に似合う素材・色・デザインが何なのかを知ることが第一歩です。“似合う”テイストをベースに、“好きな”テイストと両立させれば、上手な着こなしができます!

 好きなテイストの服を諦めなくてもOKなら、ファッションがもっと楽しくなりますね!
 次回は、顔立ちに合わせた「小物の選び方」について紹介します。

【取材協力】「airCloset×ABLE(エアクロエイブル)」東京 表参道・原宿エリアのファッションレンタルショップ。パーソナルスタイリング、顔タイプ診断も人気。

<取材・文&イラスト/角佑宇子>

【角 佑宇子】
(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。インスタグラムは@sumi.1105

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