ソースなのに“めんつゆ風”、ニンニク風味も。進化系ソースは新しいおいしさ

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 ソースのトレンドに新風あり。

 日本の食卓を長年おいしく支えてくれている調味料のひとつに、「ソース」があります。コロナによる巣ごもりの影響で家庭用ソースの需要が伸びているそうですが、一方で、業務用はかなり厳しい状況。市場全体は伸び悩む傾向にあるようです。

 最近は、そんな市場を活性化させたいという姿勢の現れなのか、スーパーのソースコーナーを見に行くと、“目新しいソース”が目立ちます。あれあれ? ウスター、中濃、とんかつの3種はもう時代遅れなのでしょうか!?

 そこで今回は、注目度の高い2つの新ソース「Jソース(ブルドック)」と「ウルトラソース(キッコーマン)」について、その特徴と気になる味についてご紹介してみたいと思います。

◆粉モノ・揚げ物どちらにも合う「Jソース」とは?

 ブルドックソースから“日本の新しいソース”として2021年2月に発売されたのが、「Jソース」。従来のソースに対する不満「甘すぎる」「濃すぎる」を解消すべく生まれたのが、スッキリしていて旨味を感じるようなバランス。

 カクテルのジンを作るのに欠かせない、お肉にも合うスパイス“ジュニパーベリー”をブレンド。さらに、かつおや昆布といった和食でおなじみの旨味を加え、レモンと酢で酸味を強化することにより、新しい味わいのソースを作り出したそうです。

 それでは実際どんな味がするのか、試してみることにしましょう。

◆ソースとめんつゆのいいとこ取り!?

 お好み焼きにかけてみたところ、ソースが持つ濃厚さはありながらも、想像以上に軽やかな後味に驚きました。しかも旨味がちゃんと効いています。まるで、ソースとめんつゆの良いとこどり。

 そしてさらに酸味が加わることで、爽やかなバランスにまとまっているのです。このソースをかけるだけで、ずっしり感のある粉モノが、何枚でも食べられてしまいそう……。

 そう、このJソースをかけるだけで、揚げ物も粉モノも重くならずに味わうことができちゃうのです。その他、目玉焼きやキャベツ炒めにも良く合いました。ではでは、2本目のソースに移りましょう。

◆当たな食感をプラスした「ウルトラソース」とは?

 従来のソースにはなかった「食感」に注目して誕生したのが、キッコーマンから2020年に発売された「ウルトラソース」。

 粗く刻んだ玉ねぎやニンニクなどによって野菜由来の食感と見た目のごちそう感を生み出しています。

 また、ソースが持つ「使える料理が限られている」という弱点を克服すべく、炒めものを美味しくするバランスを目指しているそう。さてさてどういう味になっているのでしょうか、実食することに。

◆Jソースよりも甘く、ニンニクの存在感◎

 はじめにソースだけをなめてみたところ、ニンニクの風味が思った以上に効いていて、これまでのソースにはない風味を感じました。

 これは好みが分かれそうですが、いろいろなメニューで試した結果、私にとってもっとも美味しかったのが、シンプルなポークソテー。豚肉の旨味・甘味と合わさり、洋食屋さんで出てくるような丁寧感のあるソースとして楽しむことができました。

 その他、BBQのように肉の漬け込み用調味料として、カレーの隠し味としても活躍しれくれそうです。

 さあ、あなたはどちらが気になりましたか? 新たなソースにチャレンジしてみることで、いつもの食事においしい変化が生まれるかもしれません。

<文・撮影/スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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