「シアターバー」販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種

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―[家電屋さんのトリセツ]―

 皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。

◆巣ごもり需要の高まりで人気の「シアターバー」

 前回は「電動歯ブラシ&口腔洗浄器」を取り上げましたが、今回はテーマをガラリと変えて「シアターバーの販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種」をそれぞれ紹介したいと思います。

 シアターバーとは、映画やゲームで採用されているサラウンド音響をご家庭のテレビで再現できるアイテムです。

 最近は自宅で過ごす時間が長くなったことで、以前よりも映画を観たり、ゲームをプレイしたりする方が増えているのではないでしょうか。

 シアターバーは、何年か前に人気が出たことがありましたが、当時と比べて値段が落ち着いてきています。

 以前よりも接続も行いやすくなっているので、この機会に購入を検討していただけるとうれしいです。

◆コンテンツに合わせて音質を調整

 1位は、映画やライブを迫力ある音で楽しみたい方にピッタリのヤマハ「YAS-209」を選びました。

 実勢価格は3万7000円程度で、’19年8月発売のモデルですが、いまも現役で活躍できるほどの性能を誇ります。

 バーチャル3Dサラウンド技術の「DTS Virtual:X」に対応していて、前方・左右・後方だけでなく、高さ方向のバーチャル音場も再現可能。

 サウンドモードが5つあり、コンテンツに合わせて調整ができるのもポイントです。

 また、音に厚みを出してくれる付属のサブウーハーは、ワイヤレスで自動接続されるので、面倒な設定は必要ありません。

 専用アプリによって各種設定ができるのも便利で、スマホの音楽を再生しながら好みの音に変えられます。

◆コンパクトながら質の高い音を楽しむ

 YAS-209は非常にいい商品ですが、ワイヤレスサブウーハー付属モデルなので、場所をとるのが少しだけネックです。

 省スペースでいい音を楽しみたい方は、2位のSONY「HT-X8500」がいいでしょう。’19年4月発売のモデルで、実勢価格は3万4000円ほどです。

 HT-X8500は本体中央にデュアルサブウーハーを搭載することで、バータイプながら、パワフルな低音の再生を可能としました。

◆スマホの再生スピーカーとしても活躍

 SONY独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine」を採用しており、テレビ放送などもサラウンドで楽しめます。

 最新の音声フォーマット「Dolby Atmos」や「DTS:X」にも対応していますし、Bluetoothにも対応しているのでスマホの音楽再生スピーカーとしても活躍できますよ。

◆安価ながら性能は問題なし

 3位には映画だけではなく、音楽もいい音で楽しみたいという方に向けて、DENONの「DHT-S216K」をオススメします。

 こちらは’19年12月発売で、実勢価格は2万1000円程度になります。YAS-209やHT-X8500と比較して安価ですが、性能はいうことなし。

 3Dサラウンド技術「DTS Virtual:X」に対応していますし、3つのサウンドモードを搭載していて、さまざまなシチュエーションに合わせて切り替えられます。

◆オーディオ好きも満足する音質

 さらに原音をストレートに再生する「Pureモード」を搭載しているのが最大の特徴です。

 音楽を純粋にいい音で聴けるので、オーディオビジュアル好きの同僚も、DHT-S216Kを愛用していますよ。

◆シアターバーとして物足りない印象

 一方であまりオススメできないのが、’18年5月発売のパナソニックの「SC-HTB200-K」です。

 実勢価格が1万5000円程度と財布に優しいですし、コンパクトが売りのモデルですが、サウンドモードはスタンダード・ミュージック・シネマの3つのみ。

 スピーカーもL/Rの2個のみと、シアターバーとしてはちょっと物足りないというのが正直な印象です。

 コンパクトなモデルで検討しているのであれば、ヤマハの「SR-C20A」のほうがいいですね。

 SR-C20A は、‘20年10月発売と比較的新しいですし、実勢価格は1万8000円程度。

 SC-HTB200-Kとそこまで変わらないにもかかわらず、4つのサウンドモードを搭載していて、L/Rスピーカーにサブウーハーもプラスされており、迫力のあるサウンドが楽しめます。

◆購入前は店頭展示されている大型店で視聴

 シアターバーを買われる際は、視聴してから検討するのが安心ですが、店舗によっては展示していない場合があります。

 大型の家電量販店なら実際に視聴できる可能性が高いので、事前に確認をしたうえで、お店に足を運んでいただけるとうれしいです。

◆〈家電販売員が本当に買っているシアターバーBEST3〉

▼1位 ヤマハ「YAS-209」 実勢価格:約3万7000円
バーチャル3Dサラウンド技術の「DTS Virtual:X」に対応していて、前方・左右・後方だけでなく、高さ方向のバーチャル音場も再現可能。映画やライブを迫力ある音で楽しみたい方にピッタリです

▼2位 SONY「HT-X8500」 実勢価格:約3万4000円
本体中央にデュアルサブウーハーを搭載したモデル。バータイプながら、パワフルな低音の再生を実現。SONY独自のバーチャルサラウンド技術「Vertical Surround Engine」で、テレビ放送などもサラウンドで楽しめます

▼3位 DENON「DHT-S216K」 実勢価格:約2万1000円
原音をストレートに再生する「Pureモード」を搭載。楽を純粋にいい音で聴けるので、映画だけではなく音楽もいい音で楽しみたいという方向け。1位や2位と比較して、お財布に優しいのもいいですね

◆〈家電販売員は選ばないシアターバーのWORST〉

▼1位 パナソニック「SC-HTB200-K」 実勢価格:約1万5000円
コンパクトなデザインで、テレビの足元に置いても画面が見やすいのはいいのですが、性能的にサウンドバーとしてはちょっと物足りない印象です。コンパクトなモデルで検討しているのであれば、ヤマハの「SR-C20A」がオススメです

―[家電屋さんのトリセツ]―

【家電量販店のスズキ】
関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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  • 日刊SPA!

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