サバ缶のプロが作ったチョコ風味の鯖缶「鯖チョコ」が衝撃的に美味しかった!

 先日、東京・銀座の岩手県のアンテナショップ『いわて銀河プラザ』で、「鯖チョコ」というサバ缶を見つけました。

 そう聞いて、「美味しそう」とか「食べたい!」と思った人はまずいないんじゃないでしょうか。昔ながらの水煮缶マニアに至っては、ひょっとしたら「許さん!」といきり立つかもしれません。実は筆者もそうでした。想像しただけで、口の中は甘さと青魚の生臭さが混じり合い、「うえっ」となってきます。

 でも、落ち着いてください。サバ缶はここ数年のブームの影響もあって、絶賛進化中。これは決してふざけた罰ゲーム用の缶詰などではありません。実際、この「鯖チョコ」缶は、問い合わせ殺到中の商品なのです。

 ご存知のように、サバといえばイワシ、サンマとともに大衆魚。ですが、2010年頃から、青魚が健康食品として注目され、さらにサバ缶ブームが起こり、コロナ禍の今でも売り上げは右肩上がりだそうです。

 中でも2013年、岩手が産んだサバ缶「Ca va?(サヴァ)」は、サバ缶人気を牽引するブランドと言っていいでしょう。国産のサバのオリーブオイル漬けをはじめ、レモンバジル味やパプリカチリソース味、アクアパッツァ味、ブラックペッパー味などのフレーバーがあり、実際、パカッと蓋を開けるだけで最高に美味しい。

 さらにディップやオムレツ、パスタなどにすれば、レストランのような料理にしてくれます。我が家ではこの「Ca va?」は欠かすことのできないストックアイテムです。

 そしてこの「Ca va?」を製造しているのは岩手県釜石市の「岩手缶詰」。つまりサバ缶ブームを牽引してきたといえる“サバのプロフェッショナル”が、満を持して世に送り出したのが、このチョコレート×サバの斬新な缶詰なのです。

気になる鯖×チョコレートの味は?

 ともあれ、筆者はその「鯖チョコ」を自宅に持ち帰り、蓋を開けました。見た目はカレールーやデミグラスソースのような液体に、サバの切身がゴロゴロ入っている感じです。でも、香りは完全にチョコです。舐めてみると味もチョコ。さほど甘くはありませんが、まごうことなきチョコレートソースです。

 実際に食べてみると……。食べた瞬間はチョコレートの風味が際立ちます。が、すぐに鯖の味になる。あれ? チョコレートはどこ行った? 確かめるべくもう一口食べてみる。すると、やっぱり最初はチョコレートなのですが、スーッと消えて、鯖の味になるのです。

 後味には、かすかにカカオのほろ苦さとコクが残ります。そして、驚くことに、その苦味やコクが、鯖の旨みを引き立ているんです。うーん、これは後を引く味。なかなか美味しいような気がする。というか、これはかなり美味しいです。

 絶対に合わないと思うものをピタリと合わせた岩手缶詰さんに思わず拍手したくなる味。そして、この「鯖チョコ」には、一切手を加える必要がありません。フレンチの「鯖のムニエル チョコレートソースがけ」というメインディッシュのような感じで、洗練された雰囲気すらあります。

 というわけで、「鯖チョコ」は、これまでにない風味であり、実に上品な味わい。人間の舌の豊かさをあらためて思い知った気がしました。ぜひお試しを。

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  • 5/15 10:49
  • 食楽web

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