映画『Mank/マンク』がハリウッドの映画人達に愛された裏事情とは?

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映画パーソナリティ・コトブキツカサによる「映画のウィスプ 」。 過去の名作映画や新作映画を取り上げて、その映画の裏側やこぼれ話、そして知られざる秘話をご紹介!今回は映画『Mank/マンク』に関するウィスプをご紹介します

映画のウィスプ

映画『Mank/マンク』がハリウッドの映画人達に愛された裏事情とは?

解説

第93回アカデミー賞で最多ノミネートされた『Mank/マンク』ですが、実は映画自体の評価は当然ながら、作品のテーマと成り立ちに多くのアカデミー会員達が感銘を受けたと言われています。

『Mank/マンク』は映画史に燦然と輝く不朽の名作『市民ケーン』の共同脚本家、ハーマン・J・マンキーウィッツの伝記なのですが、アカデミー会員からすれば1930年代以降のハリウッドが舞台という点において自分達の歴史だという意識が強く、大手スタジオからの意向や妨害に屈しないマンクに対してシンパシーを感じたのも納得です。そして大事なのがこの脚本を最初に執筆したのがジャック・フィンチャーだという点。映画通な方はご存知かもしれませんが、ジャックは本作の監督であるデヴィッド・フィンチャーの実の父親なのです。長い年月作品化できなかった亡き父の遺稿を、息子であるフィンチャーが監督して世に知らしめたのです。

『Mank/マンク』という作品自体がアカデミー会員達に評価されたのは当然ですが、実は本作のサイドストーリーが会員達の心に届き、アカデミー賞最多ノミニーに繋がったのです。

作品紹介

舞台は1930年代のアメリカ・ハリウッド。脚本家のマンク(ゲイリー・オールドマン)はアルコール依存に苦しみながら、映画「市民ケーン」の脚本を執筆していたのですが……。「セブン」「ファイト・クラブ」「ソーシャル・ネットワーク」を監督したデヴィッド・フィンチャーが始めてオンライン動画サービス(Netflix)で制作した長編映画です。

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コトブキツカサ

73年静岡県生。映画パーソナリティとしてTV,ラジオ、雑誌などで活躍中。年間映画鑑賞数は約500本。その豊富な知識を活かし日本工学院専門学校 放送・映画科非常勤講師を務める。

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  • 5/12 21:00
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