ダイソーの超難解パズルにブチギレる。地獄のように地道な作業

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 繰り返す緊急事態宣言で外出自粛ムードが続き、家で過ごす時間が増えているという人も多いだろう。100円ショップの「ダイソー」にはそんな「おうち時間」を満喫するための商品も充実。今回はその中のひとつ、「知恵の輪」(税込110円)を紹介する。初級編、中級編、上級編の3種類あったので、すべて買って遊んでみることにした。さらには、「超難解パズル 白の挑戦」(税込110円)というゲームにも挑戦してみたのだが……。

◆ダイソーの「知恵の輪」でおうち時間を満喫するつもりが…

 まずは知恵の輪の初級編から。「P」のような形をした2つのリングが組み合わさっただけのシンプルな構造である。これは適当にカチャカチャと動かしているだけで1分もかからずに簡単に外れてしまった

 まあ、初級なのでこんなものだろうか。しかし、どうして外れたのかを理解していないので、爽快感や達成感のようなものは得られなかった。

◆リングが外れたときの爽快感

 次は中級編である。ここから急激に難易度が上がった。どういう手順でリングを外せばいいのかを写真で示したヒント用紙も付いているのだが、それを見てもさっぱり解けない。そして、ああでもない、こうでもない……と悪戦苦闘すること約3時間。

「……おお!」

 ついにリングは外れた。一度わかってしまえば、その外し方は実に簡単なものだった。なんだ、ここをこうするだけでよかったのか……。そんな拍子抜けの感覚とともに爽快感が広がっていく。これこそが知恵の輪の醍醐味というものだろう。

 最後にいよいよ上級編である。中級編で約3時間もかかったのだから、上級はいったい何時間かかるのか。リングがぐるぐると渦を巻いており、見た目にも非常に難しそうだ。が、これは初級編と同じく1分もかからずに呆気なく解けてしまった。ただ見た目が難しそうなだけで、実際にはあまりたいしたことなかったのである。

 ダイソーの3種類の知恵の輪の中で実際にいちばん難易度が高く、いちばん楽しめたのは中級編だった。

◆ジグソーパズルでブチギレる

 今回、おうち時間を満喫するためのアイテムとしてもうひとつ購入していたものがあった。「超難解パズル 白の挑戦」(税込110円)である。ポストカードサイズの小さなジグソーパズルなのだが、すべてのピースが白一色で絵柄がない。ピースの形だけを手がかりにして組み立てなくてはならないので、その難易度は「超難解」なのである。

 まずは外枠から組み立てる。外枠のピースは1辺または2辺が平らになっているので、それをすべて見つけ出して他のピースと分けていく。そして約2時間もかけてなんとか外枠を完成させることはできた。が、そこから先はさらに遅々として進まなくなった。

◆努力、我慢、忍耐、なにも報われず

 ピースは残りまだ約80個もあった。その中から形だけを頼りにはまるものを探していかなくてはならないのだ。これも違う。これも違う。これも違う……。地獄のように地道な作業。1ピースはめるだけでも途方もない時間を要する。その上、すべて白一色なので、少しずつ絵が出来あがっていくという楽しみもない。努力、我慢、忍耐。そしてなにも報われず……。

 なんだよ、これ! 人生かよ!

 僕はブチギレてジグソーパズルを滅茶苦茶にしていた。ただ、おうち時間を満喫したいだけだった。それなのに、いったいどうして自分の報われない人生を追体験させられなくてはならないのか。

 というわけで、このパズル、ただ苦しみを味わってみたいというドMな人にしかおすすめすることのできない商品なのである。<取材・文/小林ていじ>

―[借り暮らし40代日雇い男の「100円ショップ」生活]―

【小林ていじ】
バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeで「ていじの世界散歩」を検索。

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