「両親との同居婚」を望んだ32歳男…想像以上に婚活に苦戦したワケ

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―[結婚につながる恋のはじめ方]―

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。

◆コロナ禍に様変わりした婚活市場

 この連載でも何度もお伝えしているように、昨年の新型コロナが流行し始めた頃から婚活市場は大きく変化しました。

 まずは婚活アプリのニーズがグッと上がり、利用者が増加。

 さらに結婚相談所のニーズも上がり、今まで結婚相談所を利用しようと考えていなかった40代モテ系男性や、まだまだ自力でも相手が見つかりそうな20代から30代前半の美人女性などが一気に増えました。

 今までは自力で相手を探していたため、婚活市場には出回らなかった人たちが集まってきているわけです。

 しかし、そんな恋愛強者まで婚活市場でアプリや結婚相談所を利用して婚活をするようになったのだから、かなりライバルが増えたといってもいいでしょう。

 現に私の結婚相談所でも、ナンパで成功しなかった事例は数少ないというコミュ力の持つ40歳経営者や、数億円規模の会社経営をする39歳、大手企業勤務の37歳イケメン、30歳CA美女、33歳元モデルさんなどがコロナ禍で出会いを求めて入会しました。

◆婚活で重要なのは「選んでもらえるのか?」

「そんな優良男子がいるなら婚活市場で婚活したい」「そんな美人がいるなら婚活アプリや結婚相談所利用したい!」と思った方。ぜひ使った方がいいですよ……と、そんなシンプルにお伝えするほど簡単ではないのです。

「誰がいるか?」よりも「選んでもらえるのか?」が重要だということを忘れてはいけません。

 最近、入会した恋愛に長けた方たちもいれば、何年も婚活市場で婚活をしている人たちももちろんいます。

 何年も婚活している人の中には、「相手と何を話せばいいかわからない」という悩みを持つ人は多くいます。

 今回は相手との会話、特に「伝わる力」についてお伝えします。

◆「価値観の違い」はなぜ生まれるのか?

 婚活をしている人たちが、せっかく交際したのに結果的に振られる理由に「価値観の違い」が頻繁にあります。

 フラれる本人からしたら、価値観の違いをいつどこで感じたのか? よくわからず、なぜそのような理由でフラれるのか? もやもやした経験もあるのではないでしょうか?

 そもそも価値観が同じ人なんていないのに「違う」というだけでフラれる人は、「伝わること」が苦手なのかもしれません。

◆親との同居を希望する32歳男性の婚活

 相手に何かを「伝える」というのは、自分の伝えたいように伝え、受け手側のことまで考えられていない状態。「伝わる」というのは、自分の伝えたい意図を意図した通り、相手に届けるということです。

 私の結婚相談所の会員でもあったタケシさん(仮名・32歳)は、「結婚後に両親との同居をできればしてくれる人がいいな」と婚活をスタートする際に言っていました。

 詳しく聞いてみるとお父さまが体を悪くしており、お母様が面倒は見ているものの、お母さまも高齢で足腰が悪く、弟は先に結婚して家を出ているので、自分ができれば面倒を見てあげたいとのことでした。

 家族を大切に思うことは素晴らしいことですし、「できればそうしたい」という相手次第の柔軟な考えも持ってることから、そこまで大きな問題ではないだろうと私は考えていました。

◆「同居は難しい」と次々フラれる

 しかし、彼が婚活をスタートすると、思ってる以上に価値観の違いでフラれていきました。

 お相手となる女性から言われるのは、「同居は難しい」ということ。

 絶対的条件として彼が上げていたわけでもなく、話し合いの余地を彼は持っていたにもかかわらず、相手は絶対条件だと思い込みお断りしてきていたのです。

 これはタケシさんの伝えたい意図とズレている……そう感じ、私はタケシさんからお話を聞くことにしました。

◆重要なことを伝えるべきタイミング

 ポイントは3つです。

・いつ同居の話や両親の話をしているのか?
・どのような意図を持って伝えているのか?
・タケシさんが本当に求めてるものは何か?

 まず「いつ同居の話や両親の話をしているのか?」については、「初デート」とのこと。なぜなら大事なことだから早く伝えるべきだと考えたからだそうです。

「どのような意図を持って伝えているのか?」については、「意図はなかったが、相手に対する誠意が大事だと思っている」とのことでした。

 最後に「タケシさんが本当に求めてるものは何か?」。タケシさんは、「お互いの家族をお互い大切に思い合うこと」が本当の希望であって、「自分の親の面倒を見てほしい」とか、「同居してほしい」とかではないということがわかりました。

◆「家族を大切にしたい」が伝わる方法

 一番、伝わるべきことは「お互いの家族をお互い大切に思い合おう」ということです。

 それならばまずやるべきは「相手の家族の話について聞くこと」だと気がついたタケシさんは、その後、交際する相手の家族の話をまずはたくさん傾聴することを心掛けました。

 そして、タケシさんが、相手の家族のことも大切に思いたいという人だということを理解してもらったあとに、自分の家族の現状、そこから考えていることなどを伝えるだけにとどめるようにアドバイスをしました。

「できれば同居してほしい」ではなく、女性側から、「同居した方がいいんじゃない?」という言葉や「それなら実家に帰りやすい距離に住んだ方がいいね」という考えになれば、価値観の違いでフラれることはなくなります。

 アドバイス通り実践したタケシさんは、その後数人の女性とお会いした結果、1人の女性と成婚退会しました。

◆「人生の深さ」が問わる局面

 伝わる力を持ってる人とそうでない人の違いは、「人生の深さ」だと聞いたことがあります。

 それでは「人生の深さ」とは何か? それは、どれだけチャレンジをしているかということではないかと私は思います。

 チャレンジをすれば、当然、失敗することもあります。しかし、その失敗こそ、成長するきっかけなのです。

◆「相手の立場」に立つことができない理由

 失敗をしたり、傷ついたりすることで学び、成長した際には相手の立場に立つことや相手の葛藤や苦悩に共感することができるようになります。

 伝えたいようにしか相手に伝えられない人は、シンプルに相手の立場に立つことができない人です。

 なぜならその視野を持つほどの失敗や経験を積んでないから。これは人生の中で挑戦しなければ得られないのです。

◆なぜ婚活は「人生の縮図」なのか?

 タケシさんは、伝わるということに対しての技術がなかっただけで、アドバイスひとつで変化をできたのは、相手の立場に立つというスキルを実は持っていました。

 婚活は人生の縮図です。自分が「どんな人生を歩んできて、どんな考え方を持ち、どんな行動をしてきたか?」がすべて結果として出てきます。

 ぜひ今から、一歩踏み出して、何かに挑戦することを選択してみてくださいね。

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。メルマガ「結婚につながる恋のコンサルタント山本早織があなたの恋のお悩み解決し、最高の結婚生活の作り方も教えます」が配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_)

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