17年かかった私の婚活。発達障害も原因?「相手の顔が覚えられない」

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 元婚活ブロガーのRikakoです。私は25歳で婚活をスタートして、結婚したのは42歳の時。なんと17年も婚活に費やしてしまいました! 最近になって、私が発達障害のグレーゾーンであることが判明し、もしかすると婚活が長引いた最大の原因なのかもしれないと思っています。私と同じような性質で悩んでいる方のために、今後は発達障害と婚活をテーマに記事を執筆していきたいと思います。

◆家事がまともにできず、検査でADHDのグレー判定が!

 私は婚活ブロガー時代、婚活の現状について赤裸々にブログに綴っていました。その時、読者から私が発達障害なのでは? と指摘するコメントを頂いたことがあります。

 私は片付けが大の苦手で長年汚部屋暮らしをしていました。私は一昨年、15年住み続けた汚部屋を引き払い、新居に引越しました。そしたら半年後に彼ができ、トントン拍子で結婚できました。だから、汚部屋暮らしで婚活が上手くいっていない人は、まず部屋を片付ける、できれば思い切って引っ越すと、良縁を引き寄せることができるかもしれません!

 私は片づけられないこと以外にもいろいろな問題点があり、それについては今後の記事で掘り下げていくつもりです。

 はじめのうちは、ブログの読者から発達障害を疑われても、そんなはずないと突っぱねて、聞く耳を持ちませんでした。しかし、結婚後に考えが変わり、発達障害の検査を受けてみようと思い立ちました。なぜなら、私はお風呂のお湯を出しっぱなしにしたり、洗濯物を干し忘れたり、家事を途中で忘れてしまうことが多かったから。このままでは夫に迷惑をかけてしまうと思い、試しに検査を受けてみることにしたのです。

 検査の結果、私は発達障害の中でADHD(注意欠如・多動症)のグレーゾーンであることがわかりました。確定診断は受けてないですが、医師曰く限りなくブラックに近いグレーなんだそうです。

◆お見合い相手に興味が持てず、会話がかみ合わなかった

 私にADHD傾向があると知り、とてもショックを受けましたが、ずっと婚活が上手くいかなかったのはこのせいだったのか! と合点がいきました。そこで、私の婚活の傾向とADHDの関連性について、記事にしてみます。

 まず、私は他人に興味が持てない性質です。自分好みのイケメンや、言動がスマートで女性慣れしているなど、いかにもモテそうな男性のことはすぐ好きになるけど、特にこれといった特徴のない男性に興味を持つことができませんでした

 アラサー期は主に合コンやネットで婚活をしていたので、自分好みの男性に出会えていましたが、アラフォーになり結婚相談所など本気度の高い婚活市場で活動するようになるにつれ、いいなと思える男性に出会うことがなくなりました。結婚相談所にいる男性の大半が第一印象ではピンとこなかったのです。プロフィールを見ても、特に魅力を感じない。写真を見ても、特にタイプではない。そういう男性はプロフィールの内容や顔を覚えられませんでした。特にメガネをかけている男性は全員同じに見えていました

 見た目やプロフィールが印象に残らなくても、会話が面白い相手だと興味を持てたのですが、会話もつまらないと感じてしまうと、もう頭に入ってこなくなりました。その結果、会話が全然かみ合わなくなったり、さっきと同じ質問を繰り返してしまったり。だから、イマイチお見合いが盛り上がらなかった相手は、なんとなく仮交際希望を出しても成立しないことが多かったです。

◆好きでない相手からアプローチされると一気に引いた

 一般的に「女性はすぐには相手を好きになれず、何度も会うにつれ好意が芽生えてくる」なんて言われていますよね。しかし、私の場合、初対面でピンとこなかった相手とは平行線で、その後すぐ好きになることができませんでした

 お見合い時、それなりに会話が持ち上がった相手とは仮交際に進めましたが、何度か会っても好きという気持ちは芽生えずに、会うにつれ相手のアラばかりが目に付くようになりました。そのうち、デートをしたり、連絡を取り合うのが苦痛になって、交際終了させるパターンでした。自分に好きな気持ちがないのに、相手がグイグイくると引いてしまい、心のシャッターを閉ざしてしまうことも多かったです。

 私が今の夫に出会ったのは20代前半の頃ですが、その頃は夫からアプローチされても引いていました。その後、友達として約20年間、関係を温めてきたことで、夫のことを信用できるようになり、好きになることができました。

 私は人に心を許せるようになるまで時間がかかるタイプなので、短期間で結果を出す婚活は向いていなかったのだと思います。

◆「発達障がいは見方を変えると強みにもなり得る」と医師

 Rikakoさんのように、発達障がいや発達障がいグレーゾーンの人は婚活で苦労をすることも多いのでしょうか。本連載では、精神科専門医・児童精神科医で虹の森クリニック院長の坂野真理先生に毎回解説をお願いします(以下、坂野先生のコメント)。

 発達障がいは、どんな人も多少は持っている性格の一部で、その特性の一部が一定の基準を超えると診断します。Rikakoさんは「ADHDグレー」と伝えられたとのことですので、診断には至らない程度であったと思われます。また、「他人に興味が持てない」とのことですが、こちらは「ASD(自閉スペクトラム症)」によくあてはまる特徴です。もしかしたらRikakoさんの発達障がいの傾向は、診断に至らない程度の特性が複数にわたっているのかもしれません。

 発達障がいは見方を変えると、決して悪いものではなく、強みにもなり得ます。「他人に興味が持てない」というASDタイプの方の中には、他人を意識することが少ないからこそ、人前で自分を取り繕うことがなく、素直にありのままの自分でいられる方がいます。そのような方は、婚活では多くの方とは合わないかもしれません。ただ、自分にとってただ1人の伴侶を見つけるための婚活では、もしありのままの性格を受け入れてくれる方が見つかれば、生涯を寄り添うための本当に良きパートナーになる可能性もあるでしょう。

【坂野 真理(さかのまり)】
日本医科大学医学部卒。英国キングスカレッジロンドンの精神医学・心理学・神経科学研究所にて修士号取得。2018年より鳥取県倉吉市に虹の森クリニック開業。2020年より英国に虹の森センターロンドン設立。日本精神神経学会認定精神科専門医・指導医、精神保健指定医、日本児童青年精神医学会認定児童精神科医、子どものこころ専門医、日本医師会認定産業医。

―婚活に17年かかった原因は発達障害!?―

<文/Rikako>

【Rikako】
25歳から42歳まで、婚活歴17年の元婚活ブロガー。結婚相談所から婚活アプリまで、ありとあらゆる婚活を経験した後、2020年に長年の男友達と結婚。

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