「タイ〜ヤマルゼン」のCMでタイヤを回していた従業員男性の今

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 3人の男性がタイヤを転がしながら、「タイ〜ヤマルゼン、タイヤマルゼン」と歌うCMをご存知だろうか。インパクト抜群のCMだが、ここ最近気になる話題が飛び込んできた。

◆「タイ〜ヤマルゼンの人が出世していた!」とネット騒然

 なんと、このCMで毎回センターに立ち、とびきりの笑顔を見せていた男性が社長に就任しているというのだ! 有名なCMというだけあってネット上は騒然。「今日イチびっくりした」「本当に予想を超えてる」などの反響が寄せられた。

 そこで、今回はCMでタイヤを回していた、株式会社カーポートマルゼンの現・代表取締役社長の米岡功二さんに直撃インタビュー。CMの歴史や社長になってからの変化などを伺った。

◆結果が伴わず、シンプルなメッセージに絞った

 創業40年を迎えたカーポートマルゼンは自動車の足回りパーツを販売する専門店。そんな同社を代表する例のタイヤを転がすCMだが、これはどのような経緯で誕生したのだろうか?

「おなじみのCMが生まれたのは、2009年の枚方店オープンの年です。それまでは店舗を紹介したり、芸人さんに出演してもらったりしたこともあるのですが……結果として、成功したとは言えませんでした。

 そこで企画されたのが、歌いながらタイヤを転がして登場するという現在のCMです。伝えたいことを『タイヤはマルゼン』というシンプルなメッセージに絞ったことで、今では、全国の子ども達が歌を真似した動画がSNSにアップするなど、ありがたい現象が起きています」(米岡さん、以下同)

 そんな同CMだが、実はそのバリエーションは「30パターンほどある」という。

「毎年夏と冬、新商品が出るタイミングで新CMを撮っていますね。今後は、一度行ったこともある視聴者を巻き込んだ参加型企画や、特別CMなどを社内で検討していきたいです」

◆米岡さん未出演のCMには視聴者から「あの人を出して!」の声

 同社のほとんどの歴代CMには米岡さんが出演している。そのことについて、自身ではどう感じているのだろうか。

「実は、過去には私が登場していない期間もあったんです。しかし、ありがたいことに、『あのセンターの人が消えた!』『もう一度あの人を出して欲しい』との声があり、半年後のCMですぐに復帰しました。

 そのとき自分が“CMの顔”になっていたのだと気がつき、大変うれしく思いました。それ以来、メディア露出はもちろん、野外イベントやスポンサー活動などには私が顔を出して、宣伝やアピールを行なっております」

 そんなCMの顔である米岡さんに、CM撮影中の秘話を伺うと意外な苦労が……。

「センターで転がしているので、後ろの2人のタイヤがゴンゴンとお尻に当たります。また、かかとを踏まれることもありますが、笑顔をキープしています!(笑)」

◆コロナ禍で代表取締役に就任「気を引き締めた」

 そんな米岡さんは、今回ネットで噂になった通り、現在はカーポートマルゼンの代表取締役社長になっている。

「私が社長に就任したのは、2020年1月のことでした。新型コロナウイルスの報道が出た頃で、これは大変な時代になるな、と気を引き締めたのが昨日のことのようです。私は、まだまだ未熟者ですので、素晴らしい仲間たちの支えに心から感謝しています」

 最後に今後の目標と、読者へのメッセージを伺った。

「いつもご利用いただき、ありがとうございます。これからは今まで以上に人材教育やレベルアップ研修に力を入れ、スタッフ一人ひとりの人間力を磨き、素晴らしいサービスを提供できるよう努めてまいります。

『ここで買ってよかった』、『君に相談してよかった』と一人でも多くのお客様に感じていただけるよう、社員と共に精進して参ります。今後もタイヤ、ホイールに関しては、我々カーポートマルゼンにご用命ください!」

 ——これほど人の興味を引き、多くのコミュニケーションを生んだ事実を鑑みるに、同社のCMはまさに会心の一撃だったのだろう。米岡さんが社長に就任し、今後はどんなCMが放映されるのか、今から楽しみだ。

<取材・文/福永全体(A4studio)>


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