治験バイトで年間500万円稼いだ男性が、アスリート並のストイック生活を送るワケ

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ウィズコロナ時代、突然の失職や休職を余儀なくされるリスクが顕在化。いきなり無一文になってしまったら、一体どうやって生き延びればいいのか――。今回は治験のボランティアの報酬のみで暮らしているという男性に話を聞いた。

◆実は全然ラクじゃない!? 治験バイトの実態

 治験とは、新薬が国の承認を得るために安全性や有効性を確認するために行う臨床試験のこと。

 今回取材したのは、その治験ボランティアの報酬のみで暮らしているという「プロ治験プレーヤー」のチプロー氏(20代)。治験だけで生計を立てることは、果たして可能なのだろうか。

「昨年の年収は約200万円、治験で入院中は食費もかからないので十分生活できています。例年ならもっと稼げていたんですが、新型コロナの影響で海外渡航が制限され、報酬の高い海外の治験を受けることができなかったため、収入が激減。

 治験一泊の相場は日本が約2万円、海外が約4万円なのでこの差は大きいです。ただ、海外は『治験の影響で失明したのに補償ナシ』という話もあったりと、そのぶんリスクも高いですね」

◆プロ治験プレーヤーのアスリート生活

 過去には年間500万円の報酬を手にしたこともあるというチプロー氏は、治験のために普段から相当ストイックな体調管理が必要だと続ける。

「投薬者に選ばれないことには報酬が発生しないので、そのために日常生活にはかなり気を使っています。投薬者に選ばれる倍率は低くて3倍、高くて10倍以上。大きな病歴がなく、平均的な体形や人一倍良好な健康状態が求められるので不摂生は禁物なんです。

 なので、治験一本で暮らすようになってからはお酒もほとんど断ち、食事にも人一倍気を使ってます。さまざまなサプリメントを飲み、体形維持のための運動も欠かしません」

◆治験プレーヤーの選手生命は長くない

 これだけの健康管理をしても、治験プレーヤーの選手生命は長くないという。

「中年向けの治験もありますが、案件の数は40歳以降からグッと減ります。続けられる限りはやっていきたいですけどね」

 ここまでストイックになれる人なら、ちゃんと働いても立派な成果が出せるような気がしないでもないが……。

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[無職男のサバイバル術]―


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  • 5/7 15:52
  • 日刊SPA!

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