コロナの「ホテル療養」持ち物は?期間は?意外な盲点って【40代夫婦のコロナ体験談】

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40代夫婦と小学生2人の4人家族が4月上旬から、予期せぬコロナ感染!その顛末をまとめました。全4話予定。

【40代、夫婦でコロナに感染しました#2】

軽症者は、ホテル療養・自宅療養を自分で選べる

【これまでの経緯】

日曜 夫が発熱

火曜 夫がコロナ陽性と診断

水曜 私も発熱、コロナ陽性と診断。子どもは陰性

金曜 ホテル療養の連絡が入る ←イマココ

 

夫がコロナを発症してから6日目、私が発症してから3日目で、ホテル療養へ。コロナにかかり、保健所の担当者が決まると、毎日午前中にお電話がきて体調を尋ねられます。熱も下がり、軽症だと判断されると、自宅で療養しますか?それともホテル療養にしますか?と、選べるのです。

 

ホテルに行けば、常駐する看護士さんもいるし、食事の用意に困ることもないし、何より誰にもうつす心配がない、というメリットが。

 

あとから発症した私は、自宅療養を続ける夫を残し、両親に子どもたちを預けたまま、ホテル療養をチョイス。さまざまな心配が頭をよぎりつつ自宅をあとにします。

 

ホテル療養は「全て現地調達できない長旅」と思って用意すべし

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【金曜 朝】

私の自宅は東京郊外の住宅地。東京都が指定する療養先のホテルのリストを見ると、全て山手線のターミナル駅周辺のホテルばかり。同じ東京なのに、いずれにしても遠い。

 

手続きとしては、保健所担当者にホテル療養したいと伝えると、東京都へバトンタッチ。東京都福祉保健局から連絡が入るようになります。

 

「ホテルが決定しました。新宿のホテルに明日から入っていただけます!」

 

地元の保健所が言うより早く、明日土曜に迎えが来ることになり、ノロノロと用意を始めました。

 

幸い、熱は下がってきていて、37度台前半で夜を切り抜け、ホテル移送当日は久々に36度台に。ここまで下がっていると、体を動かすのも多少ラクになりました。

 

ホテル療養は、発症から順調によくなっていっても、最低7泊8日。費用は無料とはいえ、7泊なんて学生以来の長旅です。

 

東京都福祉保健局のサイトにあるホテル療養マニュアルを見ると、ネット通販も出前もNG。洗濯もできない。

 

そうか、全て持ち込みの長旅か。濃厚接触者として外出できない家族に頼ることもできません。Twitterで#ホテル療養 と検索してヒットした、女子大生の療養者のアカウントで、持っていったらいいものなんかを眺めながら、私はこれを入れました。

 

【ホテル療養持ち物リスト】

・1週間分の衣服、インナー類、タオル類、アメニティ類もボトルで。ホテルは寒いかもしれず、薄手のダウンも。

⇨食事は自分でとりに行くため、人目についてもいい服。

・ルームシューズ (思ったより頻繁に部屋を出るから脱ぎ履きしやすい靴)

・水とお茶は支給されるから、コーヒー、紅茶、ハーブティとか好きな飲み物、食べ物。インスタント味噌汁とか、チョコなど甘いもの。

・携帯、P C、充電器類。

・帰りは自力で移動なので、貴重品や交通ICカード。あと帽子!

 

タオルもかさばるし、このコロナ禍で増えまくったカットソーやスエット、食料品も入れると、スーツケースはパンパン。しかも重い。行き帰りの服は1パターンでいいし、髪もスタイリングする元気はないから、帽子はマストでした。

 

“謎タクシー”に相乗りしていざ新宿のホテルへ

【土曜 朝】

コロナ陽性でどうやってホテルへ移動するかというと、東京都が用意した車が自宅まで迎えにくるのです。とある体験動画で「謎タクシー」と呼ばれていたので、通称謎タクシーとします。

 

ホテルチェックインの15時到着を目指し、迎えは12時半ごろと言われました。朝一に来るわけではないので、荷物の用意を急がずとも大丈夫。運転手さんから直接連絡がきて、具体的にどこに車を止めるといいか、など聞かれました。ご近所の目もありますからと…。

 

実際は遅れて車は到着。

 

「あともう1人乗りますんで、後ろのシートに。あ、あと、こういう状態なんで荷物、その、手伝えず、すみません」

と恐縮する運転手さん。運転席と後部座席の間は、びっちりビニールシートで遮断されています。陽性者とは触れ合うわけにいかないもんね。しかも相乗りだ。

 

自分でリアゲートを開けて荷物を積みました。噂に聞いていた謎タクシー、私のは黒の日産セレナ、確かに車体にロゴも何もなく、なんの車かなっていう感じでした。陽性者を運ぶ仕事って、なかなか危険な仕事。どこで募集してるんだろうなんて思いながら車内を眺めていました。

 

同じエリアでもう1人拾うため、運転手さんも不慣れな住宅街で迷いながら移動すること小一時間。これじゃ、都心までどんだけかかるのか、気が遠くなりました。乗り込んできたのは、20代後半の男性。サラリーマンかな。スーツケース、色違いですねと思いつつ、お互い会話もせず気配を消しながらの移動は、結局3時間半。キツかった!

 

しかも換気のためか、冷房?送風?で車内が激寒。ただでさえ季節外れに寒かった雨の週末、渋滞する一般道をノロノロと都心へ向かいます。みなさんも、謎タクシー車内は寒いという前提で、念の為1枚多く持って乗ってくださいね。

 

運転手さんが、途中都の担当者?と連絡をとるため路肩に数回一時停止します。居眠りすることもできず、道路沿いのお店ウォッチをしながら、都庁脇に到着したのは3時すぎ。え、また路駐?

 

「あ、あの、4時にチェックインするので、時間を調整します」。

 

その後も、じわじわ新宿の繁華街に移動、停車、を繰り返し、ホスト街の真ん中にあるホテルへついたのが4時でした。

 

ホテルの車寄せには白い無地の揃いのウィンドブレーカーを着て、トランシーバーを持った職員さんたちがいます。私たちの車の周りを人払いしているようでした。陽性者のチェックインを重ならないように、時間調整をしていたんでしょうね。

 

それに人払いかー…。これ、メンタルにもくるよなぁと思いながら、ヘビーなスーツケースをおろし、ホテルの中へ。

 

ホテル療養の1日のスケジュール

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チェックインするための小窓。この右後方ブルーシート部分がすべて、お弁当用のゴミ箱と、退所時に捨てるためのリネン類用のゴミ箱がずらり…

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入り口に設置されたお弁当棚。入所当初はきっと60食くらいあったのが、出る頃には80食くらい。陽性者の激増を体感。

ホテルのエントランスは、オフィスにありそうな地味な衝立で目隠しされ、中が窺い知れないようになっていました。

 

衝立の脇から中に入ると、床から壁から全て養生された異世界が広がっていました。最初に飛び込んできたのは、フロントのスペースのほとんどを占める大量のゴミ箱の列、積み重なった電子レンジとアメニティ類の棚。きらびやかなはずのフロントはどこへやら!

 

簡易的に作られた壁に小窓があり、そこに立って職員さんに窓越しに名乗ってチェックイン。テーブルに名前が書かれた封筒がずらりと並べてあって、その中に滞在マニュアルと、ルームキーもついていて、サッと部屋へ行ける形になっていました。

 

【ホテル療養の1日】

7時 体温、酸素飽和度、脈拍を測る Webにデータを記録

8―9時 朝食を1階へ取りに行く

10時ごろ 看護士さんから内線で体調を聞かれる

12―13時 昼食を1階へ取りに行く

18―19時 夕食を1階に取りに行く

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体温も大事ですが、これも大事な血中の酸素飽和度と心拍を測るパルスオキシメーター。上の数値が血液の中の酸素量。94を切ると危険って。。。心拍が80とずっと高かったです…

部屋は新しいビジネスホテルでしたから、文句なくきれいだったのでほっとしました。1日のスケジュールは上記で全てなのですが、なんとなく慣れない場所でくつろげず、朝はそんな食べたくもない。でもすぐ内線が鳴ってビクッとするし、意外にすぐご飯タイムがきちゃうので、ちょっとどうしていいかわかんない……そんなふわふわした感じでした。

 

ですが、これで誰にもうつす心配がないと感じられた安心感はとっても強かった。発症から3日、ようやくこの部屋でほっとできたので、ゆっくり寝られるかも!

 

と思ったら、夜になって夫から驚愕の連絡がきたのでした。

 

子どもが発熱! そもそも子どもだけをどうやって検査させればいいの?

【土曜 夜】

「上の子が熱出たって。どうしよう?」

うわぁ、最悪の事態きた。しかも土日に熱。

 

 

我が家はいろいろな条件を考え合わせて、

・2人の子どもは自宅近所に住む両親に預ける

・私はホテル療養

・夫は自宅療養

を選んでいました。

 

ホテル療養に来てしまった私はここからもう外に出ることはできません。夫に遠隔で指示するしかない、とってももどかしい。「とにかく、一刻も早くじじばばのところから家に戻して!!」と頼むことしかできませんでした。

 

そもそも、外出できない陽性の夫がどうやって子どもを診察、P C R検査をさせるか。これ、夫婦どちらが自宅に残っていても、または両方残っていたとしても、どのみちムリゲーでは? 

 

陽性にせよ濃厚接触者にせよ外出できなくなります。後から発熱した子どもをどう受診させるかはどのご家庭でも起きる問題だと実感。発熱している人を検査してくれる病院とともに、事前リサーチ必須です。

 

さて、ここからが大変でした。陽性かもしれない子の検査つきそいなんて、リスクの高い両親に頼むことはできません。まずは、近所の往診をやっているかかりつけ医に電話で聞いてみましたが、案の定濃厚接触者には往診できないとのこと。

 

そんなときはやっぱり頼れる仕事仲間や、ママ友たちの情報です。仕事仲間で情報通の友人からは往診専門の「ファストドクター」を教えてもらいました。

 

サイトを見ると我が家は往診エリア内で、P C R検査もやってくれそう。(夜間・休日に特化した同様の往診専門サービスは東京・大阪エリアにはいくつかあるので、「往診専門医」で検索してみてください。料金も掲載されています)

 

とにかく夫に問い合わせてもらうと、今日土曜の夜22時に往診可能、しかもP C R検査もO Kとのこと。神! ただ、混雑しているのか週末だからか、結果連絡は翌日ではなく週明けになりました。

 

この土曜から週明けまで、生きた心地がしなかった! 私の脈拍も70―80とずっと高めの数値。もしかして私の心臓にも異常がある?なんてことも心配だし、もし両親が感染していたらどうすればいいんだろう? 子ども陽性パターン、陰性パターンといろいろ考えて1日過ごしました。

 

こんなにホッとしたことは人生何度目か…子ども、陰性!

【月曜 朝】

週明け、待ちに待った子どもの検査結果が。「陰性」と判明。めちゃくちゃホッとしました。

 

もう、本当にすべて結果でしかありませんが……夫がホテルに行くか、私が行くか、よく相談し、いろいろなパターンをシミュレーションしていたものの、とにかく想定外の連続。ですが、案外夫は発熱した上の子の面倒をよく見てくれました。夫が自宅療養でよかった。

 

子どもが両親へうつす心配も薄れ、本当にホッとしました。とにかく全てが綱渡りでした。子どもの身体が思ったより丈夫だったという一点のみに救われた形でした。このタイミングで発熱なんて、きっと、慣れない環境で過ごして体調を崩したのでしょう。そういうこともあるんですね。ちなみに下の子は完全に、ジジババとの生活を満喫して楽しんでいたようです。私もいよいよ自分の療養に専念を始めました。

 

>>>次回は、次々襲ってくる、後遺症という名の体調不良。(5月2週更新予定)

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  • 5/6 10:30
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