注文して出てくるまで13秒?!福岡県久留米市のハンバーグ「ミスタージョージ」はスピードスター!

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食べ物がおいしいと言われる福岡県。チェーン店にもおいしいと人気のお店が群雄割拠している。びっくり亭のキャベツ満載の焼肉、激安価格なのにおいしい天ぷらひらお、そしてうどんを食べたい時にそこらじゅうにあるウエストと、おいしいチェーン店だらけだ。

そんな福岡県のチェーン店の中でもハンバーグ専門「ミスター・ジョージ」は見逃せない。久留米市を中心に県内6店舗を展開している。

久留米のママ友たちに聞くと「あー!ハンバーグジョージ!好き好き!」「久留米のハンバーグって言ったらジョージ」とハイテンションになって言う。そしておいしいだけではないらしい。

「注文してめっちゃ速く出てきます」「座りました、注文しました、ハイ来ました!」と、出てくるスピードも魅力のようなのだ。「働く人がお昼ごはん食べに行ったら、帰ったらすぐ仕事でしょ?ジョージなら昼寝30分できます」ってホントかよ。「速いしうまいしお腹いっぱいになるし、最高す!」出てくるスピードをここまで褒めるなんて、よほどの速さなんだろう。

そこでさっそく、ミスタージョージのお店に行ってタイムを計測してみた。サラリーマンが二人、お店に入って席に着いた。店員さんが注文をとる。「ハンバーグセット2つ。」「ソースは何にしますか?」「スタミナソースで」さあ、ここから計測開始!どこまで速いのか?果たして3分か?いや1分か?ひょっとして30秒?と計測を始めたと思ったら「お待たせしました!」なんと!13秒で持ってきた!ちっともお待たせされてないじゃないか!

いったいどうやったらこんなに速くできるのか?お店に人に聞くと「お客様の車が駐車場に入ってきた時点で人数を確認してハンバーグを焼き始める。」のだそうだ。へえー!でもどうやって人数を把握するんだ?何か最新のテクノロジーを駆使するのか?「スタッフ全員の眼力で」なんだと!眼力って、なんてアナログ!

どう人数を把握するのか観察してみた。駐車場にお客さんの車がやってくると、「一台入りまーす」と報告。そしてお店の正面を車が通過する、たった2秒で人数を把握してしまう。「お二人様でーす」す、すごい!

人数を聞いたら、あらかじめ仮焼済みのハンバーグをオーブンに入れるのだ。ランチのメニューがハンバーグのみだからできる技。人数がわかればその数のハンバーグを焼けばいいわけだ。そして注文を聞く頃にはごはんや味噌汁をスタンバイしておき、オーダーつまりソースの種類を聞くや否やフライパンにハンバーグを入れソースを注ぐ。そのままお盆にフライパンを乗せてフィニッシュ!なんと合理的な、でも熟練されたスタイルだろう!

ただ気になるのが、味はどうなのか。お客さんに聞くとベタ褒めだ。今月もう3回目だという女子は、「めちゃ柔らかい。外はカリッと、中はふわふわ」とうっとり語る。別のサラリーマンは「このハンバーグは柔らかくて飲めます。ジョージのハンバーグは、飲み物」と無茶苦茶なことを言い出す。まあそれくらい柔らかいのだろう。

ポイントは、食材。粗挽きミンチではなく細挽きミンチを使い、九州産の新玉ねぎを1時間以上ソテーしてとろとろなペースト状にして混ぜる。だからみんながベタ褒めするほど柔らかいのだ。そしてミスタージョージの魅力は、ソースの種類が豊富で味がそれぞれ違うこと。中でも一番人気のサワヤカソースは、玉ねぎと醤油を加熱せず一週間熟成している。焼くのは速いが、ソースには時間をかけているのだ!

はやい、うまいのミスタージョージの社長・古賀譲二さんに誕生の経緯を聞いてみた。「昭和51年にフランス料理店を開業したが当時の久留米ではなかなか受け入れてもらえず2年で閉店しました。そこで誰でも気軽に食べられるハンバーグに着目して昭和56年に始めたのがミスタージョージです。お腹をすかせたお客さんにちょっとでも速く提供するために3年間の試行錯誤の末、現在のような自称“日本一の速さ”が実現しました」

少しでもはやく少しでもおいしいハンバーグを食べてもらいたい。古賀さんの思いの結実が、13秒のスピード提供なのだろう。それはきっと、他のレストランも同じはず。外食しにくい今だからこそ、少人数で近くのお店を支援する意味で行ってみてはどうだろう。みなさんおいしくはやく、料理を提供しようと頑張ってくれるに違いない。万全の準備と心構えは忘れずに、訪れてみよう。

【文:境 治】

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