幕府のガサ入れにもポジティブ! 阿部寛“蔦屋重三郎”の『HOKUSAI』本編映像

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孤高の絵師・葛飾北斎の生き様を初めて描く映画『HOKUSAI』より、阿部寛演じる耕書堂の店主・蔦屋重三郎が、逆境にも負けずに勝機を見据え、前へ進もうと力強い決意を見せる本編映像が公開された。



今月末公開となる本作は、その人生に関する資料がほとんど残されていない北斎の生涯を、歴史的資料から得た事実を繋ぎ合わせて描くオリジナルストーリー。これまでほとんど語られることのなかった青年時代の北斎をも映し出す。

今回公開された映像に登場する蔦屋重三郎は、北斎はもちろん、喜多川歌麿や東洲斎写楽など、世界中に名を轟かせる数々の絵師をこの世に輩出した江戸時代の名プロデューサーだ。


かつて日本独自の町人文化が栄えた頃、華やかな浮世絵は当時、庶民の間でも圧倒的な人気を誇っていたが、幕府の弾圧によりその状況は一転、版元や絵師は創作の自由を奪われていく。今回の映像では、幕府にいち早く目を付けられた耕書堂が荒らされ、作品もめちゃくちゃにされた場面が登場。

しかし重三郎は、汚されてもなお妖艶な魅力を纏う喜多川歌麿の作品に改めて感嘆。さらに「つまりうちが江戸で頭一つ抜けた版元だってお墨付きを貰えたってことだ」とこの非常事態にも動じず、「こいつは恵の雨ってもんよ。これで江戸中がうちの出方に目凝らしやがる。種を植えるには、またとねぇ折ってことよ」とピンチな時こそ勝機と捉え、堂々とした姿が伺える。


阿部さんは演じた重三郎について「いろいろな才能を集めて自分で育てていく、先見の明があったと思うんですよね。今で言うプロデューサー的な人。いろんな世界に入っていってどんどん新しいことを作り出していく、この人がいたから色んな才能が開花したのだと思います」と言い、演じるにあたり葛飾北斎や喜多川歌麿の絵が展示されている美術館を訪れたそうで「重三郎によるプロデュース後の北斎や歌麿が描いた作品の中にも、素晴らしい作品が多数あるんですよね。『あぁ、これを見ずして散っていったんだな』と思いました。それらの作品を目にした時に『きっとこういう才能のある人はすごく孤独だったんだろうな』と、今はそう思っています」と思いを馳せた。

『HOKUSAI』は5月28日(金)より全国にて公開。

(cinemacafe.net)


■関連作品:
HOKUSAI 2021年5月28日(金)より全国にて公開。
©2020 HOKUSAI MOVIE

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  • 5/5 10:00
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