【実話だからグッとくる】オススメの雪山映画8選

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サバイバル映画の中でも特に雪山遭難を扱った作品には、自然の脅威に圧倒されつつ、飢えと寒さが痛いほど伝わってきて臨場感があります。もしそれが実話だったら、生還までの奇跡的な物語が大きな感動を呼ぶことでしょう。そこで今回は、実話に基づいた雪山映画をご紹介します。

『エベレスト 3D』(2015)

世界最高峰のエベレスト登頂を目指し、世界各地から集まった登山家たちは、度重なるトラブルや天候悪化によって遭難してしまう。

1996年に起きた遭難事故の映画化。2度目の映画化となるこの作品は3Dということから、臨場感あふれるリアルな映像が迫力満点だ。

様々な想いを抱えたベテラン登山家たちが、デス・ゾーンで離散してしまうという悲劇。ちなみに難波康子を演じたのは、イギリス在住の日本人女優だという。彼らは極限状態でどのようにサバイバルしたのか、実話だけに最後まで目が離せない。

『マイナス21℃』(2017)

元プロアイスホッケー選手エリック・ルマルクは、シエラネバダ山脈でスノーボードをしている最中に道に迷い、遭難してしまう。

実話をベースに映画化。極寒の雪山で身動きがとれなくなった彼は、餓えや凍傷だけでなくオオカミにも悩まされ、離脱症状による幻覚が起きるほど追い詰められる。

息子の異変に気付いた母親が捜索を依頼したものの、限界と戦っている彼には時間がない。何しろスノーボードをしていただけの彼は、特別な装備は何もしていないのだ。8日間にわたる壮絶なサバイバルに身も心も凍りつく。

『剣岳 点の記』(2009)

1906年参謀本部陸地測量部の測量官が、日本地図最後の空白地帯を埋める任務として、まだ誰も登頂したことのない剣岳を測量せよという命令を受ける。

それは、実際に行われていた山岳測量プロジェクト。この無茶ぶりにより、重い測量機材をかかえての登山は、さぞかし困難を極めたであろう。ちなみにこの映画では日本山岳会との登頂争いが描かれているが、実際にそのようなことはなかったらしい。

名カメラマン木村大作の初監督作品なだけに、こだわり抜いた映像は息を呑むような美しさ。その裏で命がけの演技をしている俳優たち。壮大な風景は一見の価値ありだ。

『八甲田山』(1977)

1901年来るべく対ロシア戦に備えるため、寒地装備対策と雪中行軍訓練として、軍部は厳冬の八甲田山を越える演習を行うことを決める。

青森の連隊が雪中行軍の演習中に遭難し、210名中199名が死亡したというショッキングな事件をモチーフに、組織と人間のあり方を鋭く問いかけた問題作。

それは、マイナス40℃でも平気なロシア軍と戦うための訓練であり、八甲田が冬でも物資輸送経路として使えるかどうかを試す実験でもあった。極限状態で組織と個人のどちらを優先すべきなのか。過去の出来事だと済ませられない気持ちになる作品だ。


『ディアトロフ・インシデント』(2013)

心理学を専攻するアメリカ人学生は、「遭難被害者の心理の究明」という研究テーマのため、ウラル山脈で起きた遭難現場で取材を始める。

1959年ウラル山脈で登山家9人の遺体が発見されたディアトロフ峠事件をモチーフにしたホラー映画。フェイクドキュメンタリー形式で撮影しているため、5人の学生たちが遭遇する恐怖体験がリアルに描かれる。

同じ手法の映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を彷彿とさせるが、当時にタイムスリップして謎に迫るという展開はSFに近い。旧ソ連軍の実験施設や機密文書などが登場するあたりから政治的な匂いが…結局雪山より人間が怖いという話。

『生きてこそ』(1993)

アンデス山脈に墜落した飛行機墜落事故の生存者たちが、その後、極寒の雪山で想像を絶するサバイバルを乗り越えて生還するまでを描く。

1972年に起きた旅客機墜落事故を基にしたドキュメンタリー・タッチの作品で、サバイバル映画の傑作。同じ題材を扱ったドキュメンタリー映画『人肉で生き残った16人の若者/アンデスの聖餐』とあわせて鑑賞してみてほしい。

飛行機事故で助かっただけでも奇跡なのに、そこからさらにこんな壮絶なサバイバルが…生き延びるために遺体を食べるべきかどうか、そのすさまじい葛藤が身に迫る。もし自分だったらどうする?と思わずにはいられないヒューマンドラマ。


『アイガー北壁』(2008)

1936年ベルリンオリンピック前に国威発揚を行うため、ナチスはアイガー北壁に初登頂したドイツ人にオリンピック金メダルを与えることを約束する。

アイガー北壁の初登頂競争をめぐる実話。金メダル欲しさに各国から集まってきた登山家たちが3,970mの絶壁に挑戦するものの、「殺人の壁」と呼ばれる壁で死者や負傷者が続々と…ちなみに初登頂が実現したのは、この2年後だったそうだ。

歴史的瞬間を見ようと新聞記者や見物客たちも押し寄せて、参加者たちはオリンピック並みのプレッシャーである。それにしても、悪天候の恐ろしさよ。自分の命か友人の命かという究極の選択を迫られる瞬間が身につまされる。

『運命を分けたザイル』(2003)

アンデス山脈の雪山でザイルに繋がれたまま遭難した2人の登山家が、奇跡の生還を果たしたという驚くべき実話を基にしたドキュメンタリー。

原作は、ベストセラーになったノンフィクション作品『死のクレバス アンデス氷壁の遭難』。当事者たちのインタビューと再現映像を駆使し、2人の間に起きた様々な出来事についてリアルに迫る。

ドキュメンタリー監督が手掛けただけに、ほとんどのシーンをわざわざ遭難現場に行って撮影したという。その再現度の高さが素晴らしい。記録映画としても価値あり。

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  • 4/30 20:48
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