知ってた⁉意外や古典&おとぎ話をベースにしたおススメ映画6選

拡大画像を見る

ハリウッドでは小説を映像化した作品が数多く製作されていますが、なかには密かに古典やおとぎ話をベースにした映画も存在しています。そこで今回は、そんな万人に親しみがある物語にインスパイアされた「おススメ映画6選」を紹介してみたいと思います!

『シーズ・オール・ザット』=「ピグマリオン」

1999年に公開された青春ラブコメ映画『シーズ・オール・ザット』の主人公は、学校いちダサイ女子レイニー・ボグス。まったく冴えない彼女をプロム・クイーンに磨き上げられるか…という賭けにモテ男のザック・シラーが乗り、レイニーが華麗に変身を遂げていく姿が描かれます。

そして、その過程でザックがレイニーに恋に落ちていく…というお決まりの展開となるのですが、どこかで聞いたことがあるようなストーリー…だと思った人は、クラシック映画に詳しい人かもしれません。

『マイ・フェア・レディ』のリブート版!?

シーズ・オール・ザット

シーズ・オール・ザット

1999年/アメリカ/96分

作品情報 / レビューはこちら

この映画は、オードリー・ヘップバーンが主演した傑作映画『マイ・フェア・レディ』(1964年)の原作となった、ジョージ・バーナード・ショーによる戯曲「ピグマリオン」にインスパイアされているのです。

よって『シーズ・オール・ザット』は、『マイ・フェア・レディ』の舞台を高校に置き換えたリブート版だとも言えるかもしれません。レイニーを演じたレイチェル・リー・クックとザック役のフレディ・プリンゼ・Jrが放つケミストリーに非の打ちどころがなく、ノスタルジアを感じさせる物語をフレッシュな感覚で仕上げて良質の学園ラブコメディとなっています。

ちなみに、『シーズ・オール・ザット』はドラマ版の製作が発表されており、主演したレイチェルがカムバックする予定です。

『愛しのロクサーヌ』=「シラノ・ド・ベルジュラック」

1987年の公開作『愛しのロクサーヌ』の主人公は、まるでピノキオのように大きな鼻を持つC・D。消防士として活躍しながらも鼻がコンプレックスとなっている彼は恋に消極的で、美しきロクサーヌに恋をしながらも行動に移せないまま…。

そんな彼が、同じくロクサーヌに想いを寄せる男性に恋路を譲り、さらにはラブレターの代筆を買って出て協力する…という展開に。

ハリウッド版らしくラストはハッピーエンド!

愛しのロクサーヌ

愛しのロクサーヌ

1987年/アメリカ/107分

作品情報 / レビューはこちら

ここまで紹介したら、『愛しのロクサーヌ』のもとになっている作品が、エドモン・ロスタンによる戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」だと分かるのではないでしょうか。

フランスの古典劇をリメイクしたアメリカ版『愛しのロクサーヌ』は原作とは異なり、いかにもハリウッド的なハッピーエンドとなっており、単純にポジティブなバージョンを楽しみたい人におススメです。

本作は、C・D役を演じたコメディ俳優スティーヴ・マーティンが得意とする自虐パフォーマンスが控えめで、コンプレックスを抱える男の悩みをユーモアで包みながらハートウォーミングに仕立て、そんな見応えあるスティーヴの演技も見どころの一つといなっています。

『メイド・イン・マンハッタン』=「シンデレラ」

女優&歌手として大活躍しているジェニファー・ロペス主演の『メイド・イン・マンハッタン』(2002年)は、一流ホテルのメイド(客室係)として働くシングル・マザー、マリサのシンデレラ・ストーリーが描かれます。

ひょんなことから、社交界で注目されているキャロラインという女性に間違われたマリサが彼女になりすまし、未来の大統領候補として名が挙がっている上院議員クリストファー・マーシャルに見初められます。

こうして、何度か会ううちに二人の関係が恋へ発展していくのですが、マリサは自分の本性を明かすべきなのかどうか選択を迫られることに…。

メイド・イン・マンハッタン

メイド・イン・マンハッタン

2002年/アメリカ/105分

作品情報 / レビューはこちら

先ほど本作を“シンデレラ・ストーリー”だと表現しましたが、まさにインスピレーションの源はグリム童話「シンデレラ」なのだそう。

映画は賛否両論のレビューとなっていましたが、ハッピーエンドの王道を行くような物語は、この手のロマコメ作品が好きな人ならば間違いなく楽しめる映画ではないでしょうか。

『恋のからさわぎ』=「じゃじゃ馬ならし」

1999年に公開された『恋のからさわぎ』は、故ヒース・レジャーが本格的にハリウッド進出を果たした記念すべき作品としても知られている青春ラブコメ映画。

転校生のキャメロンは高校で人気者のビアンカに一目惚れしてデートに誘おうとしたのですが、ビアンカは変わり者の姉キャットに相手が現れるまで父親からデートを禁止されている…という事実が明らかに。

そこでキャメロンはビアンカとのデートを実現させるために、学校のはみ出し者パトリック(ヒース)を買収。こうして、パトリックがキャットをデートに誘い出そうとするのですが、男嫌いの彼女は期待したようには動いてくれず、キャメロンもパトリックもキャットに振り回されてしまいます。

本作は、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲「じゃじゃ馬ならし」が下敷きになっており、同年の同週末に公開されたSF映画『マトリックス』に次ぐオープニング週末興行収益を上げるスマッシュヒットに!

ヒースが出演した代表作の一つというだけでなく、捻りの効いたストーリーでグイグイと魅せてくれる青春映画となっているのでおススメです!

『ウエスト・サイド物語』=「ロミオとジュリエット」

1961年に公開された『ウエスト・サイド物語』はニューヨークの下町を舞台に、イタリア系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団が繰り広げる抗争と、その中で芽生えた愛と悲劇的な結末を描くミュージカル映画。

本作は、ウィリアム・シェイクスピアによる戯曲「ロミオとジュリエット」の設定を1960年代のニューヨークに甦らせた作品となり、原作におけるジュリエットのキャピュレット家とロミオのモンタギュー家が、ジェット団とシャーク団に置き換えられたという訳ですね。

『ウエスト・サイド物語』はお馴じみの戯曲がベースになっているため展開に予想がつくものの、ミュージカル映画の醍醐味となるダイナミックなダンスやキャッチーなナンバーの数々で彩られ、万人が楽しめる映画として今も多くのファンに親しまれています。

そして、『ウエスト・サイド物語』といえば、スティーヴン・スピルバーグがメガホンを取った『West Side Story』が2021年12月10日に全米公開予定で、こちらも期待が掛かります!

『シザーハンズ』=「フランケンシュタイン」

鬼才ティム・バートンが監督した感動のファンタジー映画『シザーハンズ』(1990年)の主人公は、ハサミの手を持つ人造人間のエドワード。

発明家の博士がエドワードを完成させる前に亡くなってしまったため、傷だらけの顔とハサミの手のまま遺されてしまった彼は、丘にある古屋敷で孤独に暮らしていました。そんな彼の元を訪れた心優しいセールスウーマンのペグの家に迎えられ、いつしかエドワードはペグの心優しい娘キムに恋するようになる…というストーリー。

本作は、英小説家メアリー・シェリーによるゴシック小説「フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス」を、ファンタジックかつロマンチックにリイマジンした映画。

シザーハンズ

シザーハンズ

1990年/アメリカ/0分

作品情報 / レビューはこちら

そして、子どもの頃から周りに変わり者扱いされて孤独だったというバートン監督が、エドワードに自身を投影した私的な作品だとも言われています。

また、容姿が魅力的とは言えない男性と美女の恋愛を描いた点では、ディズニーによる古典アニメ映画『美女と野獣』へのオマージュも感じさせ、誰をもの心を打つハートウォーミングな『シザーハンズ』は、洋画ファンならば必見の一本ではないでしょうか。

関連リンク

  • 4/29 20:00
  • 映画board

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます