「ダイソー」550円のVRゴーグルがスゴい、YouTubeでホラー動画を見てみたら

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 いまや衣食住にまつわる商品がなんでもそろう「100円ショップ」。安かろう悪かろうと言われていたのは昔の話だ。

◆ダイソーで手に入るVRゴーグル

 業界最大手の「ダイソー」でスマホ対応のVRゴーグルが売られているという情報を入手した。スマホをセットするだけで3D映像の仮想現実(バーチャルリアリティー)を楽しめるゴーグルである。価格は550円(税込)とダイソーにおいてはかなり高額だ。が、他のところだとどんなに安くても2000円以上することを考えれば、非常にお買い得といえる。買わない手はないだろう。

 しかし、いざダイソーに行ってみると置いてない。人気商品で品切れになっているようなのだ。それでも諦めずに都内の店舗を5、6軒ほどまわり、なんとかゲットすることができた。泊まっているゲストハウスに帰り、早速、試してみることにした。

◆頭の動きに合わせて視界が動く

 VR動画はYouTubeで「VR」と検索するといくつも出てくる。その中から視聴したい動画を選んで再生し、スマホをVRゴーグルにセットする。そしてゴムバンドで頭に固定し、イヤホンを耳に装着。レンズの回りにはクッションが付いているので付け心地は悪くなかった。

 何本も視聴してみて、僕がいちばん気に入ったのはホラー系のVR動画である。通常の画面で観るのとはその怖さがまったくの段違いなのだ。そのうちのひとつ、『【360°VRホラー】「トンネル」失踪した少年の恐怖を追体験』という動画を簡単に紹介しよう。

「これは失踪した少年の追体験VRである」というテロップでそれは始まる。雨の降る夜。少年は雨宿りのためにトンネルに入り、それに合わせて視点も移動する。すると、その奥のほうから「助けて……」という女の声。よせばいいのに、彼はその声に誘われてトンネルの奥にズンズンと進んでいく。

 しばらくするとまた声が聞こえてくる。

「後ろ……。あなたの後ろ……」

 視点は勝手にトンネルの奥に進んでいくのだが、視界は頭の動きに合わせて360度動くようになっている。そのため、頭を後ろに振り向かせれば後ろを確認することはできる。が、僕は絶対に振り返らないことにした。後ろになにかとてつもなく恐ろしいものがいることはわかりきっていた。僕にはそれを見る勇気がなかった。

 さらに奥へと進んでいった。すると、そこで待っていたのは……。

「おおッ!」

 僕は思わず悲鳴をあげ、VRゴーグルを取り外して放り投げていた。

◆立体音響でさらなる恐怖を

 立体音響のVR動画ならさらにワンランク上の恐怖を楽しむことができる。映像だけでなく音も立体的になることにより、その相乗効果でさらなる臨場感が生み出されるのだ。おすすめは『【VR ホラー】 監禁刑場  【立体音響】』という動画である。

 薄暗い部屋。そして目の前にひとりの若い女。

「私のこと覚えてる?」

 彼女はそう朗らかに話しかけてくるのだが、徐々にその口調に狂気が滲んでいく。やがて背後にまわりこみ、耳元でハサミをちょきちょきと鳴らしながらこう囁く。

「ねえ、これでさ、左耳切ってみる?」

 本当にハサミの刃が耳元に迫っているかのような圧倒的臨場感。もしかして本当に耳を切られてしまうのではないか……。これがVRだとわかっていても、そんな恐怖に凍り付いてしまった。

◆YouTubeには多数のVR動画が

 YouTubeにはここで紹介したホラー系以外にも海底探検、ジェットコースター、空中飛行……などさまざまなVR動画がアップロードされている。そしてそのどれもがクオリティーの高いものばかり。それらすべてを550円のVRゴーグルを購入するだけで楽しめてしまうのだから嬉しい限りだ。

 ちなみに、VR動画には有料のものもあり、YouTubeにはないジャンルのものを楽しむことができる。ホラーといえば夜のお供だが、別の夜のお供といえば……。これ以上言うのはやめておこう。

<取材・文/小林ていじ>

―[借り暮らし40代日雇い男の「100円ショップ」生活]―

【小林ていじ】
バイオレンスものや歴史ものの小説を書いてます。詳しくはTwitterのアカウント@kobayashiteijiで。趣味でYouTuberもやってます。YouTubeで「ていじの世界散歩」を検索。

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