15年間一度も出勤しなかった男、不正に支払われた給料は総額7千万円以上に(伊)

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イタリア南部のカタンツァーロにあるプリエーセ・チャッチョ病院(Pugliese Ciaccio hospital)で、15年にわたり不正に給与が支払われていた事実が発覚した。

容疑者のサルバトーレ・スカマーチ(Salvatore Scumace、67)は2005年、同病院に緊急の消防職員として雇われたが欠勤が続いていたという。しかも警察によると、サルバトーレは一度も出勤したことが無かったそうだ。

そんな状態をサルバトーレ本人も危惧していたようで、懲戒処分を逃れようと当時の院長に記録を偽造するように脅していた。本人が出勤しておらず不正行為はすぐに明るみに出ると思われたが、脅された院長自身が退職する時に人事部や後任の院長にこの件を伝えなかったため、サルバトーレは出勤扱いのままだった。

時は流れ2016年、警察の調査で公的機関での欠勤が横行していたことが明らかとなり、これがきっかけで欠勤者に対する法律が厳しくなった。そして4年後の2020年、ついにサルバトーレの長く続いた欠勤が明らかとなり、解雇された。

不正が発覚するまでの15年間、サルバトーレには給与が支払われ続けており、その金額は合計で538,000ユーロ(約7千万円)に達していた。そんなサルバトーレは今後、職権乱用や偽造、加重恐喝など多くの罪に問われる可能性があるという。

今回の件について、弁護士のルカ・デ・ムンダさん(Luca de Munda)は「サルバトーレとまだ詳しい話し合いをしていませんが、本人は『今回の件はとても複雑で、まだ初期の段階なのでコメントを出すには早すぎる』と話しています」と明かした。

サルバトーレは欠勤している間、ほとんどの時間を自宅でリラックスして過ごしていたと言い、近所の人や友人には「仕事を辞めた」と伝えていたそうだ。

なお今回、罪に問われたのはサルバトーレだけではなかった。6人の管理職がサルバトーレの欠勤を助長したとして、現在も調査が続けられている。

同病院の最高責任者であるフランチェスコ・プロコーピオさん(Francesco Procopio)は、今回の件についてこのように語った。

「報道された内容は容認しがたいものです。近年、私たちは欠勤を減らすための対策に取り組んでいました。しかし奇妙なことに、管理している勤務者情報の中にサルバトーレの名前が無かったのです。」

「病院の職員は、新型コロナウイルスやその他の病気と毎日闘っています。サルバトーレの行いはそうした人を侮辱する、大変無礼な行為だと思いますね。」

ちなみに警察による別件の調査で、ある公的機関でタイムカードに打刻する場所を監視カメラで撮影したところ、35人が他人に打刻させたりして勤務時間を偽造していたという。本人たちはその間に買い物やゲームに興じていたとの情報もあがっている。

画像は『HRD America 2021年4月23日付「‘King of absentees’ still earned after skipping work for 15 years」』『Teller Report 2021年4月22日付「The “King of Absentees” ... an Italian who has been absent from work for 15 years」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 4/25 21:50
  • Techinsight japan

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この記事のみんなのコメント

1
  • トリトン

    4/25 22:50

    韓国人しかやらないと思ったけどイタリア人もそうだったのか?女の尻を追いかけるのよ同じだから変わらんか。

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