人気ラッパー、“一切加工なし”ヌードを投稿「美の基準を変えたい」

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「どんな体形でも私はイケてる」というポジティブなメッセージを発信し、絶大な支持を受けているリゾ(32)。ラッパーとして高い評価を受けると同時に、ボディ・ポジティブを発信する活動家としても知られるようになったが、ときには世間から好奇の目で見られたり、SNSで中傷の的にされることも少なくないという。そんなリゾがこのたび、一切加工していないヌード写真をSNSに投稿し、話題になっている。

◆いつもはお腹を修整して、肌も滑らかにするけど……

 このたび、パーソナルビューティーケアブランド「Dove(ダヴ)」のブランドアンバサダーとして、「ザ・セルフィー・トーク」キャンペーンに参加することになったリゾ。インスタグラムで活動に参加することを表明するとともに、自身の裸のセルフィーを投稿し、自分たちのナチュラルな美しさを受け入れるよう呼びかけている。

「牡牛座のシーズンを迎えるにあたって、みなさんに加工していないセルフィーをお見せするわ。いつもはお腹を修正して、肌も滑らかにするけれど、今回は私のナチュラルな姿を見せるわね。ダヴとのパートナーシップにワクワクしているし、このキャンペーンによって、ソーシャルメディアのネガティブな側面や、美しさの基準についての会話が変わるきっかけになればと思っているの。みなさん、現実に目を向けましょう」

 SNS上で施される加工技術が、若い世代の自己肯定感にとっていかに危険なものかを訴える今回のキャンペーン。この活動に熱心に取り組む理由をリゾはこう説明する。

「いまの世代が、とてもクリエィティブな方法で自己表現しているのは素晴しいことだと思う。自分のアイデンティティや美しさを自ら創り出すことも刺激的だと思う。けど、人々はかつてないほど、自己イメージや自信というものに葛藤していると思う。

 デジタルで変形された自分を見せなければというプレッシャー、リアルな自分は全然キレイじゃなくて、『いいね』の価値もない。そうした考えがさらに悩みを増幅させる。だから、ダヴの『セルフエスティーム(自尊心)・プロジェクト』と私からのお願い。みなさんの周りにいる若者たちとセルフィーについて話をして欲しい。世界中の若者に起こりつつあることだから。さあ話し合いましょう」

◆大胆な水着姿で体形批判にやんわり反論

 下積み時代は、家も仕事も失い、車中泊を余儀なくされていたというリゾ。しかし、圧倒的なパフォーマンスとポジティブな曲調が人々の心をとらえ、いつしか人気ラッパーに。2020年の第62回グラミー賞では、最多8部門にノミネートされ3部門を受賞するなど、名実ともに米音楽界を代表するスター歌手になった。

 その一方で、ありのままの自分を受け入れるボディ・ポジティブを訴え続けてきた。あるときには大胆な水着姿をSNSに投稿し、体形批判にやんわり異議を唱えたことも。

「私はあなたを愛している。あなたは美しい。あなたは、どんなことだってできるのよ」

 この投稿のなかで、リゾはこうコメントを記した。

 実はこの投稿をする数日前、有名なパーソナルトレーナーがインタビューのなかで、「人々はどうしてリゾの体形を称賛するのかしら。それってそんなに重要なこと? どうして彼女の音楽を称賛しないの? だって彼女が糖尿病にでもなったら大変よ」などと発言。ボディ・ポジティブを支持する社会の風潮に水を差した。

 けれども、リゾはそんなネガティブな声に動じることなく、自分自身を愛する大切さを明るくさわやかに訴えた。

◆「あなたとても勇敢ね」と褒められるのは不愉快

 そんなリゾも、最近は複雑な思いを抱いていると明かす。

「ずっと悩んでいるのは、誰もが私のサイズに興味を持ち、話していること。自分のサイズについて人からとやかく言われたくないし、逆に私の体を見て『あなたとても勇敢ね』と称賛されるのも神経を逆なでされる感じ」

「私が“悪びれていない”と褒められたこともある。けど私からすれば、『一体私が何を悪びれなきゃいけないの?』って感じだわ」

 自分の音楽や信条よりも、その体型で世間に認識されているのではないかと感じているという。また、自分の体型や肌の色を理由に、活動家と呼ばれることへの違和感も打ち明ける。

「私が活動家になりたい理由は、自分が賢く、問題について真剣に考え、良い音楽を作って、世界を助けたいと思っているから。私はボディ・ノーマティブ(標準)になりたいの。自分の身体を標準化したい。世間に『このムーブメントは最高だ。太っていることはボディ・ポジティブだ』とは思って欲しくない。ちがうわ、太っているのは普通のことよ

 そんなリゾは、ボディ・ポジティブについて、こんな考えを語っている。

「どんな体型の人でも、心から幸せを感じ、ありのままで生きられる世の中にすること。それこそが、真のボディポジティブだわ」

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>


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