怒涛の絶好調!阪神タイガース「16年ぶり優勝」のマル秘根拠

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 5年ぶりのオープン戦で優勝し、開幕を迎えた阪神の勢いが止まらない。どこよりも早く「10敗」した昨季からは一転、今季は最速で「10勝」へ到達。15試合を終え、対戦カードも一巡したが、15日の時点で、2位巨人に3差をつけて堂々の首位に立っている。

「星野仙一監督が指揮を執って以来、弱小球団のイメージは消えたが、リーグVは2005年以降ありません。3年目の矢野燿大監督としても、16年ぶりの優勝を果たして、“優勝監督”の肩書きは欲しいはず。今年は東京五輪開催の年ですが、前回の東京五輪イヤーである1964年も阪神は優勝していますから、チャンスはありますよ」(全国紙運動部記者)

 そんな好調の阪神を支える強さの秘密は? 優勝の二文字が現実味を帯びる、背景を探っていきたい。

「なんと言っても一番は投手力。先発陣も15試合中、12試合でQS(6回3失点以内)を達成していますし、それがチームの勝利に直結している。QS投手に負けがつく、いわゆる“タフ・ロス”が最小限に抑えられているのも大きいです」

 阪神OBで野球評論家の藪恵壹氏がこう指摘するように、強い阪神の屋台骨となっているのが投手陣だ。

 チーム防御率は4月15日の時点でリーグトップ。さらに、こと先発投手に限れば、驚異の1点台と、その安定感はセ・パ12球団を見渡しても群を抜く。

「しかも今年の9回打ち切りルールは、後ろが盤石なチームほど断然有利。その点でも、岩崎優、スアレスという絶対的な存在がいる阪神には分があります。長年くすぶってきた藤浪
晋太郎に早々と勝ちがついたのもチームにとっては朗報でしょう」(スポーツ紙阪神担当記者)

■フレッシュな顔ぶれがいい影響を与えている

 目下の阪神では、実績十分のチェンでさえ“控え”に回らざるをえない、うれしい悲鳴が上がっている。

 ここに新助っ人のアルカンタラまで合流。先発の頭数に四苦八苦する他球団と比べても、差は歴然だ。

「欲を言えば、左の中継ぎが、もう一枚欲しいところですが、アルカンタラにメドが立つなら、新人の伊藤将司を後ろに回すオプションも考えられる。藤浪の危なっかしさに目をつぶっていられるというのも、それだけチームに余裕がある証拠でしょう」(前出の藪氏)

 ちなみに、開幕投手への藤浪起用は、ローテの“裏表”を入れ替える意図があってのこと。だが、そこには矢野監督なりの“親心”もあったという。

「ある程度の四死球は折り込み済み。矢野さん的には、とにかく球威で押して、本塁さえ踏ませなければOKという判断でしょう。しかも昨季唯一の白星も、球場は神宮。相性の良さも考慮しての起用だったはずです」(スポーツ紙デスク)

 では、大物ルーキーの佐藤輝明が、これまで話題を独占してきた野手陣はどうか。藪氏の評価は、こうだ。

「佐藤や中野拓夢といったフレッシュな顔ぶれが、チーム全体にいい影響を与えている。打線では、統計的にも得点効率がよいとされる2番の糸原健斗がキーマン。現状は、ここがしっかり機能しているから、続くクリーンアップも、より活性化している印象です」

 実際、レギュラー陣では近本光司や木浪聖也らの調子が、いま一つ。規格外の“場外弾”などでメディアをにぎわす佐藤も、バットが空を切る場面も目立つ。

「好調の糸原や梅野隆太郎は、逆方向を意識したシュアな打撃でヒットを量産していますし、新人・中野の活躍は木浪らにもいい刺激になっている。マルテが不調でも、ロハスJr.が控えていますから、佐藤を外すというカードは、まだ当分は切る必要もないでしょう。昨季はマルテと大山悠輔で迷って、後手を踏んだ。優柔不断な矢野さんも、さすがに同じ過ちはしませんよ」(専門誌記者)

 4月19日発売の『週刊大衆』5月3日号では、阪神の好調の裏で、巨人が“逆襲”する可能性についても言及している。

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  • 4/18 18:00
  • 日刊大衆

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