菅田将暉『コントが始まる』「出すぎ」懸念を吹き飛ばす“とぐろ巻くエネルギー”

拡大画像を見る

 4月17日にスタートする菅田将暉(28)主演のドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)。「人生とは、壮大なコント(喜劇)。20代後半、誰もが指さす『大敗』のド渦中にいる男女5人。だがそれは、煌めく未来への大いなる『前フリ』なのかもしれない!?」

 公式サイトのイントロダクションにある、この文章だけで早くも感動してしまった。良いドラマの予感しかない。見ながら「ああ、自分も20代後半、こんなドラマに出会っていたら」とハンカチを噛み悔しがる自分が、早くも想像できる。

 子どもの頃になりたかった自分と、「大人の自分」は全然違う。どこで間違っちゃったかなあ……と思うことは多々あるが、そもそも本当に間違っているのか? そんな問いかけと「ドタバタ幸福逆転」を、菅田を筆頭に仲野太賀(28)、神木隆之介(27)という芸達者がどう演じていくのか。ヒロインの有村架純(28)も含め、主要キャスト全員がトップランナー。そんな中、抜擢された古川琴音(24)がどう存在感を出し、伸びていくのかも見どころだ。

 予告を見ると、とにかく仲野太賀の圧がすごい。同年代の俳優の中でも、ちょっと特異な無骨さというか、重いエネルギーをグイグイ感じる役者である。トレンドではなく、オーソドックス。一度、道に乗れば、年を取っても長く愛されるタイプだろう。そして、今の彼にはまさに「軌道に乗った」感がある。

■菅田将暉が心配だったが…

 菅田将暉はここ数年「乱発」のイメージがある。映画やドラマ、そして歌と、各分野で活躍しすぎていて、正直摩耗していないか不安だった。しかし2020年6月に放送したドラマ『MIU404』(TBS系)の久住役で、そんな心配は余計なお世話だったと反省した。まだまだ恐ろしいほど、エネルギーがとぐろを巻いている。今回も楽しみだ。

 脚本は2019年、同じ土曜ドラマ枠で『俺の話は長い』(日本テレビ系)をヒットさせた金子茂樹。思い出してみれば、『俺の話は長い』で生田斗真(36)が演じた主人公・満も長い長いニート時期に培われた言い訳やヘリクツで周りを困らせたが、幸せにもしていった。今回も主人公たちは、不器用で空回りしつつも周りを幸せにし、たまらなく愛しいほうに向かっていくのだろう。

 失敗をきっかけに幸せの本編が始まることを描くこのドラマは、失敗を許さない風潮がある世の中に、呼吸が楽になるような風穴を空けてくれそうな気がする。(田中稲)

関連リンク

  • 4/16 9:00
  • 日刊大衆

スポンサーリンク

記事の無断転載を禁じます