コロナ禍で重視される「現有戦力の底上げ」その秘訣とは?

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やる気が感じられない。
仕事に意欲的ではない。
当然、成果も出ない。

そんな「残念な部下」を育てて戦力にするにはどうすればいいのか。
新型コロナウイルスの影響で、人件費に予算をかけられないため、新しい人材を採用するよりも、今いる人材のスキルや能力の底上げを図りたい企業も増えている。現状あまり戦力になっていない部下を戦力にするために、知っておきたいのが「スティッキー・ラーニング」というメソッドだ。

■最強学習メソッド「スティッキー・ラーニング」の5つのエッセンス

『残念な部下を戦力にする方法』(坂井伸一郎著、フォレスト出版刊)では、「学び」を定着させて、行動変容につなげる最強学習メソッド「スティッキー・ラーニング」の重要エッセンス&実践法を解説する。

「スティッキー・ラーニング」は、スポーツ科学、心理学、NLP、行動分析学に基づいて開発されたもの。スティッキー・ラーニングのコンセプトは、新しい知識は過去の経験と結び付けながら繰り返して体得できるよう絞って伝えて反復させること。
このコンセプトから導き出されたエッセンスは5つある。

・私たちは五感を通して情報を受け取る
・新しい情報は、既存の知識と結びつくことで記憶される
・感情を伴う記憶は、長く持続する
・伝えるエッセンスは絞り込む
・繰り返し脳に刺激を与えることで、記憶が定着していく

このスティッキー・ラーニングで部下を指導・教育する際に上司に必要な心掛けは、部下を退屈させないこと。さまざまな仕掛けを用意し、部下の五感や感情を刺激し、興味を引きつけるようにする。

そのためにも、一方的に講義するのではなく、映像やグループ・ディスカッションをさせたりして、講義にメリハリをつける方法が取られることが多い。指導の終わりには、内容の要約を行い、重要点を再度繰り返す。

この重要点は、コア・メッセージなどを使用し、項目を分けて短い言葉に置き換える。また、一度の指導や指示に、たくさんの内容を詰め込みすぎないようにすること。伝えたいことの3分の1だけを伝えるといい。そして、部下に学んだことをまとめる時間を与え、実践するように仕向けるという。上司、リーダーはこれらのことに注意しながら、部下を教育することを心がけるようにしたい。

残念だと思っていた部下は、実はあなたの指導が合わないから成長できなかっただけかもしれない。彼らが重要な戦力になる可能性を見逃したり、切り捨ててしまうのは、あまりにももったいない。指導する力、教育する力はデキる上司になるための要素の一つ。残念な部下を大事な戦力するためにも、本書のスティッキー・ラーニングのメソッドを実践してみてはどうだろう。

(T・N/新刊JP編集部)

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  • 11/22 19:00
  • 新刊JP

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この記事のみんなのコメント

1
  • マリン

    11/22 19:39

    伝えたい事の1/3だけ伝えるという意図、とても理解できます。なんでも伝えると、手取り足取り教えないとダメになってしまう人間に育ってしまうんですよね。

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