木村拓哉も思わず立つ!嵐・二宮和也のダントツ俳優「格違い」評価

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 嵐・二宮和也(37)主演の映画『浅田家!』が、映画賞レースのトップを飾る第45回報知映画賞で、最多8部門ノミネートを記録した。ノミネートされたのは、作品賞、監督賞(中野量太)、助演男優賞(菅田将暉・妻夫木聡・平田満)、助演女優賞(黒木華・風吹ジュン)、そして、二宮が主演男優賞のだ。

「ユニークすぎる家族写真で写真界の芥川賞・木村伊兵衛写真賞を受賞した主人公・浅田政志とその家族をモチーフにした映画です。役者として多くの作品に出ている二宮ですが、実は“実在の人物”は、初挑戦。無茶で自由奔放ながらどこか許せてしまう人間味溢れるキャラクターでしたが、見事に演じ切っていましたね」(女性誌記者)

 ちなみに『浅田家!』はワルシャワ国際映画祭で最優秀アジア映画賞も受賞しているが、これについて二宮は11月15日放送のラジオ『BAY STORM』(bayfm)で、「よかったですね。みんなのおかげで獲れました」と話している。

■二宮は卓越した演技の才を持っている

 二宮は今年9月28日に『newszero』(日本テレビ系)にVTR出演した際に、グループ活動休止後について「お仕事っていうのは全部、『嵐の二宮さん』に来ているものだと思っている」とシビアに考えたうえで、「この仕事(アイドル)がお休みになるから俳優で頑張りますなんて思ってないし、めちゃくちゃバラエティやりだすかもしれないし、コントやりだすかもしれないし」と、選択肢は多いという考えを話していた。

 俳優業も、「自分の技術だけでここまで来られたというのはあんまり感じたことはない」と、述べている。

「たしかに“嵐”の肩書は大きかったかもしれませんが、それを抜きにしても二宮の演技力は非凡。活動休止後も、役者の仕事は多く舞い込むのではないでしょうか。『浅田家!』の直前に出た映画は18年の『検察側の罪人』でしたが、『第43回 報知映画賞 助演男優賞』と『第42回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞』の二冠に輝いています」(映画ライター)

■キムタクに思わずアドリブをさせた憎々しい演技

 19年2月19日の『ムービーウォーカー』インタビューで、『検察側の罪人』のメガホンを取った原田眞人監督は二宮と主演の木村拓哉(48)の演技について、

「木村さんは考えに考え抜いて、そのなかで生まれたアドリブを出してくる。でも、二宮くんは違う。彼は感性が良くて天才肌。現場でぱっと思いついたことをやるので、何回もリハーサルをするよりも、現場でぽんと出てきたものを使うほうがいい」

「木村さんは常に最上(役)としてすごしていますが、二宮くんは本番直前までゲームをやっていて、本番になると、パッとそのキャラクターになれる。その切り替えには舌を巻きますし、柔軟性もすごい」

 と、理論派の木村と対比させて語っている。18年8月23日には『オリコン』インタビューで木村が「先撮りした二宮が容疑者から自供を引き出すシーンを聞きながら撮影する」という場面で、二宮があまりにも憎々しい演技をしたことから、

「思わず、イヤホンを外して席を立ってしまいました。台本とは違うけど、時系列的にはOKだし」

 と、二宮の演技に影響されてアドリブを入れたことを明かし、

「彼があのシーンを先に撮っておいてくれて、本当に助かりました。あの空気感は素晴らしかった。あとで“ありがとな”って連絡しました」

 と、二宮の演技力を絶賛していた。

■表情だけで演技ができる

「二宮は戦火に消えた伝説のレシピを追う天才料理人として17年に『ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~』で主演を務めていますが、同作の監督は『おくりびと』で知られる巨匠・滝田洋二郎監督。滝田監督も、17年の『シネマトゥデイ』インタビューで二宮の演技を絶賛していましたね」(前出の映画ライター)

 滝田監督は『ラストレシピ』でセリフが控えめで、逆に難しい「受けの演技」をこなした二宮を、

「彼の表情で物語を次の場面へと飛ばさなければならない。大袈裟な表現は避ける共通認識の中、出会う人々の想いを受け止め、それを表情……目なのか口なのか……で表現しなければならないなんて、実際には非常に難しい。それをよく演じ切れたなと思いますね」

 としたほか、最大の感動の波が押し寄せる、あるシーンの演技について、

「あの場面は、テストもせず、一発勝負で撮れた気持ち良さがありました。やっぱり彼は人を生かすのがうまい。ここぞという見せ場で、最高のパフォーマンスができる。あの表情で全てを持って行ってしまっていますよね。映画の核心であることを非常に良く理解している。それこそがスターですよ」

 と、表情の演技だけで多くの感情を生み出す二宮を熱く語っている。

■ドラマ畑では半沢Pが絶賛

「映画と比べると近年遠ざかっていますが、現状最新作のドラマ、18年の『ブラックペアン』(TBS系)では、皮肉屋で真意がつかめないが患者は必ず救うダークヒーローを好演しています。『半沢直樹』や『下町ロケット』、『陸王』などなど、TBSの超大ヒット作ばかり手がけてきた伊與田英徳(いよだ・ひでのり)プロデューサーは、二宮の演技に震え上がったそうですよ」(前出の映画ライター)

 18年4月20日の『ザテレビジョン』で伊與田プロデューサーは、

「二宮さんが演じると、なぜか“現実にいそう”って思ってしまうんです。台本を読み込み、ご自身の解釈で動かれていると思うのですが、威圧感が出てますよね(笑)」

「横山(岡田浩暉)にお金を渡すよう詰め寄るシーンでは、リハーサルでそのお芝居を見たときから想像以上の怖さで、“もう見られない”と思うほど、ゾクゾクしましたし、新鮮に感じました(笑)」

 と、話している。かつて10年の『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)で演技力の高さが本格的に話題となった二宮だが、あの『半沢』にも関わったプロデューサーからのお墨付きということで、ドラマ方面でも、仕事に困ることはないだろう。

■俳優として大切な2つを持っている

 そして、今回の『浅田家!』についても、中野量太監督は10月9日の『ムービーウォーカー』で、「二宮の演技に涙するAP(アシスタントプロデューサー)がいた」としていて、

「浅田さんは決して特別な人ではなく、とてもナチュラルな方でもある。常に僕らと同じ目線でいてくれる人。二宮さんもスーパーアイドルなのに、そういう方で。現場でいばることなんて絶対にないですし、みんなと同じ目線で映画作りに参加してくれる」

「俳優さんにとって必要なのは、脚本を理解して、自分がなにをしなければいけないかを察知する力。そしてそれを表現する力。二宮さんは、この2つをしっかりと持っている。なにをやらなければいけないのかを読み取って、ドンピシャの芝居をしてくれる。すごいですよ」

 と、やはり二宮の演技力と人間性を高く評価していた。

 今年いっぱいで、それぞれの道を行く嵐。二宮は「嵐の二宮」から「演技派俳優の二宮」となっても、今後の心配はなさそうだーー。

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  • 11/22 12:00
  • 日刊大衆

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