贈ってはいけない「怖い花」20選

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贈り物やお礼に花を添えると華やかになりますよね。

直感や相手のイメージで選ぶのもいいですが、その花にネガティブなイメージの花言葉があるのを後から知ると、「相手にどう思われたかな」と気になってしまいます。

実は私も、友人に黄色いバラを贈って、後から「嫉妬」の意味を持つことを知り後悔したことがあるんです。

今回は、そんな渡す時に意味を知らないと怖い花言葉を集めたので、選ぶ際の参考にしてみてください。

■クロユリ「呪い」

初夏に独特の香りを放ちながら、ユリに似た黒にも見える紫色の花を咲かせるクロユリ。

武将・佐々成政に殺された愛人が「立山にクロユリが咲く頃に、佐々家は滅ぶ」という言葉を残し、その後実際に佐々家は滅んだという伝説もあります。

色も見た目も、伝説までもが全部ゾッとする怖い花ですが、北海道ではよく見られ、アイヌでは「クロユリを好きな人のそばに置いて、相手が気付いて花を取ると必ず結ばれる」というジンクスもあります。

オトギリソウ「恨み」

オトギリソウ(弟切草)の別名はヒペリカムで、開花後は花と同格の美しさを誇る赤い実を持つことから、アレンジメントでもよく利用されます。

弟切草という名前や「恨み」「復讐」「秘密」などの花言葉になったのは、平安中期のあるエピソードから。

優秀な鷹匠だった男は、鷹が負傷すると、ある薬草で傷を治していました。その薬草の名前は他の鷹匠たちに教えようとしませんでしたが、ある時、男の弟がうっかり他人に話してしまったことで、男は怒りのあまり弟を斬り殺してしまったのです。

その薬草こそがヒペリカム。この話にちなんで、「オトギリソウ(弟切草)」という名前となりました。

薬草でもあるのに不吉な名前がついたヒペリカムも、殺された弟も不憫です。

クリスマスローズ「発狂」

寒さに強い冬に咲くシックな色の花で、うつむいて咲く姿が奥ゆかしいクリスマスローズ。

イエス・キリストが誕生した時に「自分は何も捧げるものがない」と泣いている羊飼いの少女のもとにこの花が咲き、捧げたという言い伝えがあります。

花には香りがあり、ヨーロッパでは古くから病人の悪霊を取り除き、病に効くと信じられてきたことから「慰め」や「私の不安を慰めて」という花言葉が。

同時に、口に入れると死に至る強い毒性があることから、「発狂」の花言葉も持ち併せています。

タマリスク「犯罪」

薄桃色の花を春と秋に二度咲かせ、薬草としても知られるタマリスク。

花言葉「犯罪」は、古代ペルシアで罪人に付ける花輪や魔術に用いられていたことや、泥棒が足音を消すために、タマリスクの柔らかい枝を足裏に付けていたという話が由来しているといわれています。

白くかわいい花で、薬草として役に立ちながらも「犯罪」なんて花言葉を付けられているのは、なんだか冤罪のようにも思えます。

トリカブト「復讐」

猛毒を持っていることで有名なトリカブト。

秋に紫花を咲かせるその被り物をしたような花姿から、名前や花言葉が付きました。

「復讐」という毒から連想できる花言葉以外にも、「修道僧の帽子」や「騎士の兜」など、その見た目にまつわるものもあります。

赤いユリ「虚栄心」

世界で愛され、ヨーロッパでも古くから紋章や装飾のモチーフに使われているユリ。

ユリ自体の花言葉は「純粋」や「威厳」という、聖母マリアや堂々とした花のイメージからきていますが、色が変わると意味合いがころっと変わります。

赤いユリの「虚栄心」という花言葉は、キリストが十字架に架けられる時、他の花が首をもたげたのに対して、ユリだけが頭を上げてしまい、キリストに見つめられたことで自分が思い上がっていたことに気付き赤くなったという逸話から。

他にも、黄色のユリには「偽り」、オレンジのユリには「軽率」の花言葉もあるので、花言葉を添えて贈りたい時には「純潔」のシンボルである白が無難です。

■黄色い薔薇「嫉妬」

「友情」という花言葉も持っている黄色い薔薇だけに、プレゼントされると親しみを込めたのか、焼きもちなのか勘繰ってしまいそうです。

黄色い花に否定的な花言葉が付いているのは、ヨーロッパの歴史的背景にあります。

キリスト教が迫害されていたローマ帝王時代、黄色は皇帝の色でした。

キリスト教が広まったヨーロッパでは、その弾圧時代を連想させる黄色ことから、黄の花に否定的な花言葉を付ける傾向にあったんだそう。

ちょっとしたとばっちりですね。花の女王とされる美しい薔薇なので、嫉妬するくらい美しい女友達なんかには、逆に贈りやすいかもしれません。

スイセン「うぬぼれ」

ナルシストを連想する花言葉は、まさにギリシャ神話の美少年、ナルキッソスが由来しています。

高慢になっていたナルキッソスに、復讐の神ネメシスが呪文をかけ、ナルキッソスは水面に映った自分の姿に恋をしてしまいます。

水面に映る自分への恋はかなうことなく、ナルキッソスは憔悴し、死んでしまうのですが、その体が水面を見つめて咲くスイセンになったそうです。

同じ由来から「自己愛」の花言葉もあります。

色で花言葉は変わり、黄色は「私の元へ帰って」、ピンクは「上品な女性」などもありますが、少しでも花言葉に詳しいとナルシストのイメージが先行してしまいそうですね。

アジサイ「移り気」

日本原産の植物で、梅雨の時期を彩る花として有名なアジサイ。

浮気者ともとれる「移り気」という花言葉は、咲き始めから花の色がどんとん変化する特性が由来しているとされています。

他にも花色のクールな印象から「冷酷」、花期の長さから「辛抱強さ」という花言葉も。

雨に濡れてもなお美しく、梅雨の時期を彩ってくれる花でもありますが、誤解されやすい美人のような立ち位置でなんだかかわいそうです。

ホオズキ「ごまかし」

子どもの頃に音を鳴らした記憶がある人であれば、もらうとテンションが上がりそうなホウズキ。

花言葉の「ごまかし」は、大きな袋の割に実が小さいことから。他にも「偽り」「私を誘ってください」や「半信半疑」という小悪魔的な花言葉もあります。

日本の夏の風物詩ともされる花ですが、人へ意味を持たせて贈る際には少し気を付けた方が良いかもしれません。

ちなみに、日本のホオズキは食用ではないので食べられませんが、ヨーロッパでは食用ホウズキを「ストロベリートマト」ともいい、よく食べられているそう。肝心の味は青リンゴのようなのだとか。

ムスカリ「失意」

高貴な香りのするムスカリですが、上司や先輩からもらうとショックを受けそうな花言葉を持っています。

ヨーロッパでは、紫色は高貴さと悲しみを表すカラーとされていることから、「失意」という花言葉が付けられたようです。

他にも「寛大な愛」や「通じ合う心」など前向きな花言葉もあります。

ムスクのようないい香りのするこの花は、世界最古の埋葬花といわれ、6万年前の遺跡にはこの花が手向けられていたそうです。

■テッセン「縛り付ける」

つるをぐんぐん伸ばし、鮮やかな青、紫、白、赤、黄色などの花を次々と咲かせる花で、別名はクレマチス。

「縛り付ける」の花言葉は、「鉄線(テッセン)」と呼ばれるほど細く強靭なつるを持つことから。初夏に花を咲かせますが、つるは冬になっても枯れません。

ヨーロッパでは玄関先によく植えられ、旅人の疲れを癒やしたことから「旅人の喜び」という花言葉も。

束縛の強い元彼や彼氏から贈られると、思わずゾッとしてしまいますね。

キンギョソウ「おせっかい」

和名は尾ひれを広げた金魚のような花を咲かせることから付きました。

英名は“Antirrhinum(スナップドラゴン)”で、噛みつき龍に見えることから付いています。

ドイツでは独特の香りが魔除けになると、玄関などにつるされているそうです。

口をパクパクさせて話すようなその姿から、花言葉は他にも「おしゃべり」「でしゃばり」「大胆不敵」など。もはやどれも悪口で、人からもらうとつらいですね!

シレネ「落とし穴」

和名は「虫取撫子(ムシトリナデシコ)」や「虫取花(ムシトリバナ)」。

ギリシャ神話では、酒の神バッカスの義父シレネが酔って泡を吹いた姿に例えてシレネの名前が付いたとされています。

シレネは葉の節のあたりから粘着質の分泌液を出すので、ネバネバした液で虫が動けなくなる様子や、虫がその液に寄り付くことから「落とし穴」という花言葉が付きました。

虫目線とはいえ、他にも「わな」「いつわりの愛」「未練」「しつこさ」などのネガティブなイメージの花言葉もあります。

花の名前の由来が酔っ払いで、花言葉が「落とし穴」なので、贈られると飲み会で「私何かミスしたっけ?」と焦りそうです。

オダマキ「愚か」

静御前が源義経を思いながらオダマキを題材にした歌を歌い、舞ったこともあるとされる日本原産の花です。

英名は“Columbine(鳩のような)”とされ、ヨーロッパの道化芝居に登場する娘と同じ名前と言われています。

花言葉の「愚か」もその娘のイメージから付いたとされていますが、葉を手にこすりつけると勇気が出るというヨーロッパの言い伝えから「勝利」という花言葉も。

勝ったら「勝利」、負けたら「愚か」という言葉が胸に刺さりそうなので、応援したい時に贈るなら他の花が無難かもしれません。

ホウセンカ「私に触れないで」

「短気」という花言葉もあり、花が咲いた後の実を触るとパン! とはじけて実が飛び出す性質が由来しています。

ギリシャ神話では、宮殿で開催された宴会でリンゴが1つなくなり、無実の罪をかぶせられた女神が悔しさから死を選んでホウセンカになったそう。

実がはじけ飛んで中身をさらけ出すのは、何も持ってないことを示すためと言われています。切ない伝説から来ている花言葉なんですね。

とはいえ、相手を拒絶するような印象の花言葉を持つので、贈る際には気を付けたいところです。

■ツルバキア「小さな背信」

アレンジメントなどにも使いやすいエレガントな花火のような花ですが、花言葉を考えると「何か隠してることがあるの?」と勘繰ってしまいそう。

花言葉の由来は、甘い匂いの花なのに、茎を切るとかすかなニンニク臭がすることからきています。そのギャップが花言葉になったんですね。他には、「落ち着きある魅力」という褒め花言葉も持っています。

由来を聞くと餃子を食べた美人みたいでちょっと親近感がわきました。

ヘクソカズラ「人嫌い」

かわいい花ですが、「屁糞葛(ヘクソカズラ)だよ」と渡されると、そのインパクトある名前に困惑しそうです。さらに、触ると独特のにおいが……。

見た目とは裏腹のにおいを持つその性質から、花言葉は他にも「意外性」「誤解を解きたい」など、切ないものばかり。

しかし、乾燥するとにおわなくなるので、ツルの部分をリースとして利用することもあるそうです。

「人嫌い」とされながらも、最終的にリースという人の暮らしのそばで使われる用途もあるなんて、ちょっとほっとしますよね。

クマガイソウ「見かけ倒し」

日本原産の花で、袋状の花姿が平敦盛を追っていた熊谷直実の母衣(矢を防ぐ防具)に似ているとこからこの名前が付きました。

花言葉「見かけ倒し」は、扇の形の大きな葉が敵を威嚇しているように見えるところから。

また、花姿が気取った貴婦人に見えることから「気まぐれな貴婦人」という花言葉もあります。

少しショックな花言葉ではありますが、原生のものが少なくなっていて、絶滅危惧種に指定されるほど貴重な花だそうです。

マツバギク「怠惰」

「怠惰」という花言葉の由来は、日が照ると花を開きますが、夜はもちろん曇天でも花を閉じてしまうことから。同じ理由から「怠け者」という花言葉もあります。

多肉質の葉で、キクのような小型でかわいい花。花びらに光沢があり、太陽の光を浴びると輝くのだとか。

晴れた時にだけ咲くという頑張り過ぎない姿には、親近感を覚えます。

そのため、「怠惰」という花言葉ではありますが、息つく間もなく働いている友人に、「頑張り過ぎずにたまには休んで」というメッセージを込めて贈るのも良いかもしれません。

贈りたい気持ちは花言葉できちんと伝えよう

花には誕生花や、花言葉、色などで持つ意味が変わる花があります。

前向きな意味と、困惑するような意味を持ち合わせているような花を贈りたい時などは、どうしようか悩みますよね。

そういう場合は、渡す時に「花言葉は○○だよ」とあえて伝えたり、手紙で一言花言葉を添えてみたりしてはどうでしょう。

あなたの伝えたかった気持ちがきっと伝わるはずですよ。

(さかもとみき)

※画像はイメージです

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  • 10/13 19:10
  • マイナビウーマン

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この記事のみんなのコメント

3
  • かずきよ

    10/15 21:21

    虫取撫子ってシレネって呼ばれていたのね。虫取って名前にあるけど、ハエトリソウや モウセンゴケと違って虫を捕まえても消化はしない。

  • 毒を持っている植物が多いから(少量なら薬になるものでも)生花のプレゼントには気を配らなくてはならない。

  • ポッキー

    10/15 14:02

    見にくい記事。花の名前、行間空けるとか、前に●付けるとか出来んか?

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