「Jの田代まさし」山口達也が陥った酒依存!専門家が語る「スリップ」

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 9月22日、元TOKIOの山口達也(48)が酒気帯び運転の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。

 各メディアの報道によると、山口は22日9時30分頃、東京・練馬区内の交差点で山口が運転するバイクが信号待ちをしていた車に追突。運転手が110番に通報し、かけつけた警察官が山口からアルコールの臭いがしたため、現場で呼気を検査。その結果、基準値の5倍近く、1リットルあたり0.7ミリグラム前後のアルコールが検出されたため、逮捕にいたった。

 山口は「お酒を飲んでバイクを運転し、事故を起こしたことは間違いありません」と容疑を認め、「一晩中酒を飲んでいた」「量はわからない」とも話しているという。

「事故直前までの山口の運転を捉えたドライブレコーダーの映像もテレビで放送されましたが、何度も前方の車に接近したり、対向車スレスレのすれすれの位置を走った直後に大きく左に蛇行したり、とても正常とは思えない運転でした」(芸能記者)

■松岡が「正直あなたは病気です」

 山口は、2018年にも女子高生を自宅に招き、酒に酔った状態で無理やりキスをするなどして強制わいせつ容疑で書類送検されている。

 この一件を受けて、同年4月26日に行われた会見で山口は、「ちょっとお酒の関係で、ちょっと体を壊しまして」と同年1月15日くらいから2月12日まで、1か月程度入院していたことを告白。退院当日に「退院もしたし、お酒をちょっと飲もうかな」と飲酒し、被害にあった女性を自宅に呼んで、事件になってしまったと説明した。

「この会見で山口は、アルコール依存症について記者から質問を受けたのですが、“依存といったものはないと自分では思っています”と話していました。この後、5月2日に山口以外のTOKIOメンバーが会見を行いましたが、松岡昌宏(43)が“正直あなたは病気です”と、厳しい言葉を山口に投げたことを明かしました。山口はその後、すぐジャニーズ事務所に退社を申し出て、ほどなく契約解除となりました」(前出の芸能記者)

■「ジャニーズの田代まさし」…

 ジャニーズ事務所退所から1年以上経った2019年夏、『女性セブン』(小学館/8月29日発売)が行った直撃インタビューで山口は、「アルコール依存症や躁うつ病の治療のため、通院するのは数か月に1回程度」「治療といっても医師に話を聞いてもらう程度」と話していた。

「山口が順調に回復をしているような様子も報じられていましたため、復帰を望む声も見られました。しかし、今回の酒気帯び運転での逮捕で、ネット上では“もう芸能界復帰は無理かな 悲しいけど”“もう復帰無理やんけちょっとだけ期待してたのに”など、復帰を絶望視する声も出ています」(前出の芸能記者)

 ツイッター上では他にも「ジャニーズ界の田代まさし」「二代目田代まさし枠」「山口達也と田代まさしがダブってくる」との反応も上がっている。

「元ラッツ&スターの田代まさし(64)は、これまでに覚せい剤取締法違反容疑で4度の逮捕歴があり、それ以外にも銃刀法違反といった数々の不祥事を起こしています。田代はもう更生したと思われていた昨年11月に、また覚せい剤取締法違反で逮捕されました。

 山口と田代とは別な話でもありますが、2018年と同じく、お酒に絡んだ事件だったこともあり、“懲りない人”という意味で田代と重ねているのでしょうね」(前同)

■アルコール依存症は「高い飲酒欲求に負けている」

 山口を田代と重ねる人の中には「山口達也のアルコール依存が、田代まさしの薬物依存と重なる」「田代まさしの再逮捕見て、薬物から抜け出すのは難しいと判ったのと同時に、アル中から抜け出すのも相当難しいってことを思い知らされるわ」との意見もある。

「山口に対して呆れる声もある一方で、彼の置かれている状況が深刻なのではないか、と心配する声も少なくないんです」(女性誌記者)

 山口の現状はどれほど深刻なのか――。アルコール依存症の治療にもあたる新宿OP廣瀬クリニックの理事長で精神科医の廣瀬久益氏に話を聞いた。

 廣瀬氏は山口のアルコール問題について、このように解説する。

「山口さんに限らず、誰だってお酒を飲んで運転することは問題です。これを飲酒問題と言います。アルコール依存症はあくまで、“高い飲酒欲求”に負けてアルコールをコントロールできない病気です」(廣瀬医師=以下同)

■会見の発言にも問題が

 廣瀬医師は「依存症にはいろんな形がある。診療していないので、山口さんがアルコール依存症か判断するのは難しい」としつつ、

「アルコール依存症を判断するとき、一般的な節度のある飲み方をしているかもチェックポイントになります。今回、山口さんは朝から酔っていて、“一晩中酒を飲んでいた”との報道がありますが、普通、そんな飲み方はしません。これは飲酒欲求に負けてしまっている。朝から酔っていて、追突してしまったというのは、飲酒問題と同時に、アルコール依存症と判断するのには、十分な状況かもしれません」

 また、2018年4月の会見で「今は飲まないと決めています」と山口が話したことにも、廣瀬医師は注目しているという。

「山口さんはあれだけの騒ぎに発展した事件があったにもかかわらず、“今は”と話しているんです。一般的に、お酒で何かしでかしてしまったときは、深く反省して“二度と飲みません”と言うでしょう。会見の場で、“今は”と後に飲酒する余地を残していたのは、依存症の傾向があると言えるでしょう」

■“スリップ”で元の状態に戻ってしまう人も

 山口は、2019年8月の『女性セブン』の取材で順調に回復しているかのような発言もしていたが……。

「アルコール依存症というのは、強い飲酒欲求との戦いです。治療をいくら頑張っても、一度でも飲んでしまったら、アウトです。こうした状況を“スリップ”といって、再飲酒をして元の状態に戻ってしまう人も多いのです」

 一生、飲酒を断ち続けないといけない病気ではあるが、欲求と戦い続けるのは難しい。

「根性だけでこの病気と戦っていくのは難しいです。飲酒欲求に勝つためには、アルコール依存症に関して勉強して、さらに、その知識を積み重ねていくことが重要です。

 アルコール依存症は、ある一定のラインを超えると脳がやられてしまい、正しい判断ができなくなってくるのです。病気の深刻さを受け止められるだけの脳の力があるのかどうか、判断力が曖昧になっている可能性もありますから、ちゃんとした知識を身につけて、“自分は飲んではいけない”という意識を持つことが重要です」

■口約束だけでは絶対にダメ

 廣瀬医師は最後に、アルコール依存症の治療についてこう訴えた。

「先も話したように、アルコール依存症になると判断力が曖昧になっている可能性があり、本人も気づいていない場合があります。飲み方に関する周囲のクレームで問題飲酒を自覚する糸口をつかむ人もいますが、そのときに口約束や口頭での注意だけで済ませては絶対にいけません。きちんと周囲が受診を勧めて、病院に行かせましょう。脳がまいっていて、自分が病気であるとの自覚が希薄で、診療に至るのが難しい。だからこそ、周りが病院に連れて行ってあげるといったサポートが大切です」

 一部でささやかれた芸能界復帰が、完全に消えてしまったと思われる今回の事件。山口は今後も、“酒の欲求”と戦い続けていかなくてはならないようだ……。

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  • 9/24 7:10
  • 日刊大衆

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