坂上忍「恩知らず」フジ離れでも「日テレ本格進出は絶望」2つの理由!

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 7月26日放送の『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に、東野幸治(53)の代役として坂上忍(53)が出演したことが話題を呼んでいる。

 東野が出演したネット番組のスタッフが発熱し、PCR検査を行ったため、日本テレビのガイドラインに従い、その結果が出るまでは東野の同局への出演が見送られた。そこで、坂上に代役としてのオファーが舞い込んだという。

 坂上は、8月6日発売の『週刊新潮』(新潮社)の連載『スジ論』の中でも、そのときのことを振り返っている。

 普段、坂上は月曜日から生放送に立て続けに出演することになるため、基本的に日曜日の夜は仕事を入れないようにしているが、急なオファーにもかかわらず、「ありがたく引き受けさせていただいた」とつづっている。

 さらに「結局、我々のような仕事は緊急時のことも含めて、誰かが自分の名前、存在を思い浮かべてくれることでオファーがかかる。そう考えるとオファーが来るのは無条件でありがたい」とも明かしている。

「特に今、坂上は自分にオファーが来ることのありがたみを噛みしめているのではないでしょうか。坂上は2014年にスタートした『バイキング』(フジテレビ系)を軌道に乗せ、人気番組に成長させました。にもかかわらず、今まさにその『バイキング』が“骨抜き”にされようとしているわけですからね」(芸能記者)

■『新バイキング』での立場は?

 9月末をもって、安藤優子(61)がMCを務める『直撃LIVE グッディ』(フジテレビ系)が終了し、『バイキング』が放送枠を1時間延長し、『新バイキング(仮)』としてリニューアルすることが明らかになっている。

 7月31日の『スポニチアネックス』によると、10月のリニューアル以降は現在MCを務めている坂上忍とともに、フジテレビの伊藤利尋アナウンサー(48)が“ダブルMC”に就任し、番組を引っ張っていくことになるという。

「さらに、これまで『バイキング』を担当していたバラエティ番組を制作する編成制作局制作センター第二制作室が外れ、ニュースや情報番組などを手掛ける情報制作局が番組制作を手掛けることになるといいます。番組をリニューアルするのは、『バイキング』の内容が行き過ぎ、偏りすぎていて、バランスが取れていないことが要因の1つだともっぱらです。

 これまでの『バイキング』はバラエティ班が作っているからこそ、良い意味の軽さや過激さがあり、それが番組の魅力でもありました。しかし、あまりに安倍政権批判を繰り返したり、激しい言い方をしたことにフジテレビ上層部が問題視。

 坂上や『バイキング』に出演するコメンテーターの発言をコントロールするために、制作を情報制作局に移管し、バランス感覚に優れた伊藤アナを番組に送り込むことが決まったといいます。そうなると坂上も今までのような振る舞いはできなくなり、『バイキング』は骨抜きになるとささやかれているんです」(前出の芸能記者)

■『シンソウ坂上』も打ち切り

 坂上の冠番組『直撃!シンソウ坂上』も9月いっぱいで終了し、10月からは千鳥の冠番組『千鳥のクセがスゴいネタGP』がレギュラー放送されることも明らかになっている。

「『シンソウ坂上』もフジテレビの番組ですよね。同番組は多くの番組が視聴率低迷にあえぐフジテレビにあって、特番では13%台を記録するなど、好調を維持していました。

 それでもこのタイミングで番組の打ち切りが決まったのは、フジテレビの方針転換が要因だといいます」(制作会社関係者)

 フジテレビの遠藤龍之介社長は、5月29日に「フジテレビでは4月より『13歳~49歳の男女(弊社ではキー特性と呼びます)』の視聴率をより重視していく方針で臨んでおります」とコメントを発表している。

「日本テレビでは10年以上前から、広告スポンサーがCMを出稿してくれる10~50代までの若年層を対象とする番組作りを進めてきました。フジテレビもここにきて日本テレビとほぼ同じ層に訴求するための番組作りを行う方針に切り替えたんです。

 ただ、『シンソウ坂上』のメイン視聴者層はシニア層が中心で、世帯視聴率が良くてもキー特性の個人視聴率が良くなく、広告出稿が期待できないんです。そのため、『シンソウ坂上』を打ち切って、若者への訴求力が抜群の千鳥の番組をスタートすることに決めたと言われています」(前出の制作会社関係者)

■『志村どうぶつ園』のノウハウを『坂上どうぶつ王国』へ!?

 民放キー局ディレクターは話す。

「ここ数年、坂上さんは頑張ってフジテレビを支えてきたといえます。『バイキング』のスタート時から一緒にやってきたプロデューサーは番組を軌道に乗せたことで編成のトップに出世しています。にもかかわらず、今、坂上さん自身はフジテレビからないがしろにされている。

 坂上さんも今のフジテレビのやり方辟易しているのは間違いないでしょう。そのため、東野さんの代役といった形でも『行列のできる法律相談所』にも快く出演し、日本テレビでの露出を増やそうとしているのかもしれないですね。ただ、坂上さんが“フジのタレント”から“日テレのタレント”に簡単に転身することはなかなか難しいでしょうね」

 坂上は、現在でも日本テレビ系のバラエティ番組『有吉ゼミ』ににレギュラー出演しているが、日テレのタレントへの転身がなぜ難しいのだろうか。

 前出の民放キー局ディレクターは続ける。

「もともと坂上さんは『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)に準レギュラーとして出演していたんです。にもかかわらず、同番組出演後ほどなく、2018年10月からは、ライバル局のフジテレビで類似の冠番組『坂上どうぶつ王国』をスタートさせました。

 噂の域は出ませんが、坂上さんが『志村どうぶつ園』のノウハウを『坂上どうぶつ王国』に持って行ったり、『志村どうぶつ園』の一部スタッフが『坂上どうぶつ王国』のほうに携わっているともささやかれていま。また、土曜日が放送日の『志村どうぶつ園』の前日のゴールデンに『坂上どうぶつ王国』をもってこられたことで、視聴者が既視感を覚え、『志村どうぶつ園』の視聴率が落ちた、という分析もありました。

 こうしたことに、『志村どうぶつ園』の関係者は怒り心頭で、“坂上は出入り禁止”と話しているといいます。ただ、『有吉ゼミ』に出演しているように、日テレ全体で出禁ということではなく、『志村どうぶつ園』に近い関係者から怒りを買っている状態だということのようですが……」

■若者の数字は持っていない

 坂上が日本テレビに本格進出することが難しいもう1つの理由を、同局で仕事をする放送作家はこう話す。

「極端に言えば、日本テレビは10年以上前から若者向けの番組しか作らないという方針です。坂上さんは毒舌キャラでブレイクしましたが、若者は“坂上さんだから”番組を見ているわけではない。坂上さんは“過激なみのもんた”のような立ち位置で、シニア層から支持されていますよね。

 そうなると若者の視聴率を重視する日本テレビとしても、坂上さんを特別、起用する理由はありません。フジテレビでは長寿番組『笑っていいとも!』の後を上手く引き継ぎ、“お台場の帝王”と称されるようになりましたが、日本テレビで冠番組を持つことは無理でしょうね。『有吉ゼミ』や『行列のできる法律相談所』のように、パネラーやコメンテーターとして出演するにとどまるのではないでしょうか」

“お台場の帝王”として君臨した坂上だが、約10キロ移動して、“汐留の帝王”となるのは難しいようだ。

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  • 8/10 8:30
  • 日刊大衆

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