USJでクルーが感染…東京ディズニーランド&シー、USJの最新動向

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 新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けているテーマパーク業界。営業再開から1か月以上にわたって感染を防止してきたユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、USJ)では7月30日にクルー1名の感染が確認された。クラスター発生などには至っておらず、営業は継続する予定だが、今後の運営方針に影響を及ぼしそうだ。国内の2大テーマパークの最新動向をまとめた。

●東京ディズニーランド&シーは9月1日から営業時間を変更


 まず、7月1日に営業を再開した東京ディズニーランド&シーは入園時の検温、マスク着用の呼びかけなどに加えて、入園人数を絞るなどして感染防止策をとっている。7月28日には8~20時としていた営業時間を、9月1日から9~21時に変更すると発表。しばらくは最新状況に合わせて、細かい調整が続くものとみられる。
 なお、現在入園できるのは東京ディズニーリゾート・オンライン予約・購入サイトで日付指定券を購入した人のみとなっている。販売しているチケットの種類も1デーパスポート・入園時間指定パスポート(11時~/14時~)のみで、マルチデーパスポートなどの販売は停止している。
 チケットは入手困難な状況が続いているが、売り切れとなった券種が予告なく再販売される可能性もあるようだ。なお、次回は8月5日16時から、9月5日~11日のチケットを販売する予定だ。

●USJは「大阪コロナ追跡システム」を導入


 東京ディズニーランド&シーより早く6月19日に再開に踏み切ったユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、現在9時~19時もしくは20時で営業を行っている。入場できるのは各種スタジオ・パス、年間パスの所有者。チケットはオンラインサイトのほか、通常の販売窓口でも購入できる。
 当日券も用意しているが枚数には限りがあり、一定数を超えた場合はエントランスで入場制限をかけている。また、特徴的なのは大阪府が独自に展開している「大阪コロナ追跡システム」を導入していることだ。感染者が発生した際に経路や接触者を割り出し、クラスターの早期発見・防止する狙いがある。
 すでに購入済みのチケットについては、入場予定日の翌日から90日目まで日付を変更できる特別ルールを適用。7月20日に居住地域制限を解除したが、大阪府以外の都道府県、特に東京都からの来場者には時期を慎重に判断するよう呼び掛けている。
 USJで感染者が出たことで他のテーマパークでも一層の感染防止対策が求められることになりそうだが、短縮営業や入場制限による経営への影響も無視できない。東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは7月30日に発表した2020年4~6月期の決算発表で95%の減収を発表。赤字は過去最大の248億円にのぼる見通しだ。業界は事業継続と感染防止の間で難しいかじ取りを迫られることになりそうだ。(BCN・大蔵大輔)

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  • 7/30 19:00
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