【川崎Fvs鹿島プレビュー】対戦成績も完成度も川崎Fに分あり!? 鹿島はそれを跳ね返して“鬼門”を崩せるか

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■川崎フロンターレ 攻撃的な新システムを熟成し、隙を見せないサッカーを





【プラス材料】
 仕上がりは上々だ。全体練習再開から約1カ月のチームトレーニングを経て、フィジカル面は向上。トレーニングマッチで実戦勘を養いながら、開幕前から取り組んできた攻撃的な新システムの熟成を図った。無失点で終えた試合も多く、主将のDF谷口彰悟は十分な手応えを口にする。「だいぶ整理されてきたと思います。自分たちの強みと、こういう状況になったらピンチになるというのは共有できている」。

 戦術的な整備をどれだけできたのかはポイントになるが、それ以上に重要なのは、この再開初戦で勝点3を奪うこと。「掲げているサッカーに自信を持って、強気に戦い続けることが一番勝利に近づけると思っている」とMF大島僚太は語る。真っ向勝負で挑み、幸先良いリスタートを切りたい。

【マイナス材料】
 この中断期間中の離脱者は少なく、主力では6月15日に右膝関節内遊離体の手術を行ったFW小林悠のみと見られている。全治は3~4週間とのこと。すでにランニングを始めており、順調にいけば今月中に復帰できると見てよさそうだ。

 試合間隔が空いた中でのリーグ戦再開初戦ということで、体力的な問題がどう影響するかは懸念材料だろう。さらに夏場の一戦であることを考えると、消耗も激しいはず。交代枠が5人になったことで、攻守両面で活性化はしやすいが、それは相手も同じこと。終盤の猛攻を警戒するのは谷口だ。「大変になると思います。こっちが疲れ切っている時に、フレッシュな選手がどんどん入ってくる。ましてや5人になると、別のチームになるぐらいの感覚をもったほうがいい」。5人の交代枠を含め、いかに勝ち切るか。隙を見せないための試金石となる。

文=いしかわごう
 

■鹿島アントラーズ 鬼門の等々力を打破できるのか!? 采配と総合力が問われる





【プラス材料】
 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてJリーグが中断。茨城県の感染状況に併せて鹿島アントラーズも練習の中断やグループ練習などの段階的な措置を取って、再開の準備を進めてきた。

 昨季は天皇杯決勝まで進んだため、始動前に2週間のオフが取れない選手もいた。加えて、今季からザーゴ新監督が就任。誰もが望まない形での中断となったが、この期間を有効活用できるように努力してきた。ザーゴサッカー、コンディション面でのリセット、強化などを中心に取り組んできた。非公開練習や対面取材の規制などの影響で情報は多くないが、戦う準備は整ったと聞く。

 開幕戦のサンフレッチェ広島戦を落として迎える川崎F戦。仕切り直しの一戦とする意欲をチームから感じる。

【マイナス材料】
 川崎Fは通算対戦成績で負け越している相手。特に『等々力陸上競技場』での戦績は芳しくなく、苦手にしていると言っていいレベルだ。川崎Fの得意とする地上戦をしやすくする短く整えられた芝に、ファン・サポーターの後押し、鹿島に対して見せる気迫など、さまざまな要素が挙げられる。

 ただ、今季は3分の1近くの選手が入れ替わり、監督も代わった。サッカーも大きく変わった。サッカーの完成度で言えば、川崎Fに分があるものの、果たして鬼門は鬼門のままなのか。それとも打破できるか。再開初戦から実力が伯仲する注目の一戦になることは間違いない。

 中断期間に選手とコミュニケーションを取り、コンディションの把握は正確にできているか。5人の交代枠には采配力も問われる。長かった中断期間開けの初戦。クラブの総合力も問われることになる。

文=totoONE編集部
    

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