赤字転落した定食店チェーンの大戸屋で、男性客の不審を招いた「接客オペレーション」

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 定食店チェーンの大戸屋が5日、業績が赤字に転落する見込みであることを発表。これが報じられると、ネットには一斉に大戸屋批判の声が渦巻いた。なぜ大戸屋は、一部のネットユーザーからこれほど忌み嫌われているのか?

 女性でも気軽に入れる定食屋として評価を得てきた大戸屋。しかし、ここ数年は迷走が続いている。5日の発表では、4~9月期の売上高見通しを、従来予想の130億円から123億円に下方修正。儲けを示す営業損益も、4,000万円の黒字予想から1億9,000万円の赤字になる見通しだと発表した。飲食業界に詳しい週刊誌の経済記者がいう。

「大戸屋はほんの数年前まで、“おひとりさま”と呼ばれる女子を取り込むことに成功し、経営は順調でした。店をガラス張りにして、女性でも気軽に入れるように努める一方、“一人ランチ”をしているところを見られないよう、2階や地下に店を構えるなど、きめ細かい戦略が実を結び、『定食屋=男性』という既成概念を破壊したのです。

 しかし、健康志向のメニューを採用したことで、ドカッとボリュームのある食事をしたい男性の足が徐々に遠のいたほか、今年2月にはバイトによる不適切動画の投稿事件も発生。還元率が良かったポイントカードの廃止、人気だった大戸屋ランチの廃止(その後復活)、一斉値上げなど、打ち出す策がことごとく外れ、ファンを一気に失いました。さらに秋の定番のサンマ焼き定食も、記録的不漁で思うように提供できず、こういったことの積み重なりが赤字転落に繋がったのでしょう」(経済記者)

 とはいえ、ただこれだけなら、いち企業のよくある失敗だ。バイトテロや一斉値上げなどは、どの企業でも起こり得る。そんななか、赤字転落のニュースに鋭く反応したのは男性たちだ。大戸屋を月に1回程度利用してきた40代の男性・Yさんはいう。

「オフィスの近くに店があるので、10年以上前から月に1~2回のペースで大戸屋を利用してきました。特にサンマ焼き定食は毎年楽しみにしていました。しかし、ある時に気づいたのですが、大戸屋って、男性の一人客はカウンター席に案内されますが、女性の一人客はテーブルに案内されるんですよ。男性にとっては面白くはないですよね」(Yさん)

 こういった感想を抱いているのはYさんだけではない。大戸屋の赤字転落を伝えるニュースに対し、ネットには、「女には1人でもテーブル席に通すのに、男だと大きな荷物を持ってても狭いカウンター席に通す」「1人で行くと、女は優先的に広いテーブル席に通すのに男は店内ガラガラでも狭い端っこのカウンター席に通されたりする」といった、男性からの怨嗟の声が次々と登場。女性客を取り込んで活路を見出した大戸屋だが、こういった疑問を解消できなければ、業績のV字回復は望めない。前出の経済記者がいう。

「大戸屋では2015年に創業者が急逝した後、会社側と創業家によるドラマさながらのお家騒動が起き、ついに先日、コロワイドが筆頭株主となる形で一応収束しました。コロワイドは居酒屋の『甘太郎』や『かっぱ寿司』『牛角』などを持つ会社です。このままでは大戸屋はジリ貧ですし、コロワイドの蔵人金男会長は豪腕で知られていますから、かなり大胆な方針転換も十分あり得るでしょう」(前出・経済記者)

 お家騒動は終わったが、今度は外食の超大手が乗り込んで来て、まさに“一難去ってまた一難”。女性陣が優雅なおひとりさまランチが楽しむ陰には、ドロドロの事情が渦巻いているようだ。

  • 11/11 12:12
  • サイゾー

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この記事のみんなのコメント

17
  • 自由競争社会だからお客様次第でしょうね(^^;

  • トリトン

    11/15 6:27

    先程見たけどとんかつコストカットかかつ屋よりしょぼくなってるね駄目だなこれは客はなれるかもな。

  • トリトン

    11/14 3:05

    いるよねまだ残ってるのに下げに来る店員まだまだそんな店あるんだな。

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