年収240万円から副業年収4000万円に。サラリーマン向けの副業をプロが紹介

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 サラリーマンという言葉が生まれて以来、これほどまでに将来不安が膨らむ時代があっただろうか。「老後2000万円問題」に象徴されるように、定年後など悪夢しか描けないような状況だ。漠然とした将来不安を解消するタネは、会社でなく自分のなかにこそある。副業を通じて「1社に依存しない」というキャリアを実践している人々は年々増えている。これからの時代に求められる生き方を考えてみよう。

◆副業年収4000万円を稼ぐ「次世代型サラリーマン」の哲学

 終身雇用が崩壊し、大企業では40代半ばでの早期退職募集が続出。さらに「老後2000万円問題」に象徴されるように、定年後など悪夢しか描けないような状況だ。

「これからは会社も組織も安定を保証してくれません。自分の身は自分で守るしかない。まずは『会社にキャリアを用意してもらう』とか『給料はもらうもの』という従来の考え方を捨てることです。令和時代は『キャリアを自分で取りにいく』『副業を通じて自分でお金を稼ぐ』といった考え方が必要。そうして“個人で稼ぐ力”を得ることが、サラリーマンにとって本当の安定に繫がると思います」

 そう話すのは、SNSを中心に独自のキャリア論で人気を博し、著書『転職と副業のかけ算』がヒット中のmoto氏だ。新卒で地方のホームセンターに年収240万円で就職してから、32歳までに4度の転職を経験。そのたびに年収を上げ続け、現在は本業年収1250万円を得るだけでなく、自身のサラリーマン経験を生かしたブログなどの副業でも年収4000万円を達成。その尋常ではない稼ぎぶりで注目を集めている。

 まさに「新時代の会社員像」を体現している存在だが、彼の根底にあるのは、「自分株式会社」という思考だという。

「僕は常に『株式会社motoの売り上げはどうしたら伸びるか?』という視点で仕事をしています。自分を企業に見立てれば、取引先(収入源)が本業の1社だけでは得られる額に限界があるし、もし仮にその取引先に切られたら倒産するしかありません。だったら自分が倒産しないために、もっと売り上げが見込める会社と契約(転職)したり、副業で取引先を増やすのは当然のリスクヘッジです」

 パーソル総合研究所の調査(’19年2月)によれば、副業をしている会社員は全体の10.9%。副業解禁が叫ばれるなかでもまだまだ少ない。しかし今後の世情を考えれば、副収入を得てサバイブする能力はさらに重要になるはずだ。

◆自分の社会人経験にこそお金を稼ぐタネがある

 また、副業をするうえでは終業後にバイトに励むなどではなく、あくまで「サラリーマンに向いた副業を選ぶことが重要」だと、moto氏は続ける。

「ただでさえ本業で忙しいのに、副業でも疲弊していたら絶対に長続きしません。だからこそサラリーマンの副業は時間を切り売りする“労働集約型”にしてはいけない。僕はサラリーマン向けの副業は大きく4種類あると思ってます。①転売 ②イベント運営 ③投資 ④コンテンツ配信。なかでも最も労働集約型ではなく、元手がいらないのが④です。だから僕はブログなどをメインにしています」

 そのうえでmoto氏は、自分がサラリーマンとして働くなかで得た知見にこそ、お金を生み出すタネが潜んでいると話す。

「ブログを副業にするというと、毎日コツコツ記事を書き続けてようやくお金が生まれる……というイメージを抱く人が多いです。しかし、本質はそこじゃありません。大切なのは『人の困りごとを解決する』ことです。僕は転職や営業術に関する情報をブログにして年収4000万円を得ていますが、記事は約1年でたったの19本です。

 しかし、これは本業のサラリーマン生活で得たリアルな知見だからこそ支持され、結果、お金になっています。『自分には記事にできる経験なんてない』と思うかもしれませんが、サラリーマン生活を送っている人なら絶対に何かしらほかのサラリーマンに役立つ情報を持っているはずなんです」

 漠然とした将来不安を解消するタネは、会社でなく自分のなかにこそある。moto氏だけでなく、副業を通じて「1社に依存しない」というキャリア構築を実践している人は年々増えているようだ。

【moto氏】
長野県出身の32歳。4度の転職と副業を駆使して年収を上げるという独自のキャリア論を発信。大きな支持を得ている。ツイッター「@moto_recruit」

※週刊SPA!8月20日発売号「脱・会社[副業リーマン]の野望」特集より
<取材・文/週刊SPA!編集部>


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