浜辺美波演じる“腹黒ぶり”はアイドルの現状を風刺? 『ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~』

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公開中の映画『アルキメデスの大戦』でヒロインのお嬢様・尾崎鏡子役を務める浜辺美波。その役柄と対極をなすようなキャラで魅了したドラマ『崖っぷちホテル!』(2018年4月期)の天真爛漫なパティシエ・鳳来ハル役が思い出される。

彼女が『ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~』で演じる腹黒いアイドル・黒薔薇純子は、ファンや一般市民の前では“ぶりっ子”だがマネージャーや刑事・東堂周作が相手だとふてくされた態度でタメ口を叩く。その表と裏を使い分ける豹変ぶりを、浜辺美波は水を得た魚のように好演しているのだ。

涙なしには観られないと言われる主演映画『君の膵臓をたべたい』(2017年7月28日公開)や『アルキメデスの大戦』でしか浜辺美波を知らない人は、そのギャップに驚いたことだろう。

そんな『ピュア!』で、黒薔薇純子がSNSやLINEを駆使して他のアイドルを蹴落とそうとするところに注目したい。アイドル仲間と連絡をとりながら、そのLINEのやりとりを捏造して相手を陥れようとするなどなかなか手慣れている。

アイドルの青葉れなが引退を表明すれば「へっへっへっ これで目障りなやつが一人減ったな~」とほくそ笑む純子だが、そんなやり口が災いして青葉れなのファンから狙われてしまう。

そのように『ピュア!』第1話では、昨今のアイドル事情をパロディーにしたとも思える内容が随所で見受けられたのだ。

思えばAKB48で他のメンバーをディスったインスタの裏垢(裏アカウント)が流出したこともある。最近では、NGT48メンバーが暴行被害問題を巡り卒業した山口真帆への不満を投稿したInstagramストーリーが流出して炎上した。

純真で明るいはずのアイドルが、SNSの裏垢で叩き合っている。ごく一部ながらそのような現状が分かっており、ファンから狙われるというのも絵空事ではない。『ピュア!』では黒薔薇純子がそれを体現した形だ。

ただ、ともすればドロドロしてしまいがちなところを、浜辺美波が明るくさらりと演じて嫌味を感じさせないのはさすがである。このあとも『ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~』が第2話、第3話と続くなかどのような事件が起き、黒薔薇純子と刑事・東堂周作がどのように解決するのか注目したい。

画像は『浜辺美波 2019年8月13日付Twitter「今夜夜22時からーー!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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